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2009/11/10

「ゼロの焦点」(試写会)みた。

Zero 松本清張生誕100年を記念した映画ということで、原作はかれこれ50年も前に発表されているもの。社会派推理小説の作風が特徴である松本作品だが、この作品も”当時”の社会情勢が反映された内容となっている。
公式HPでは、「犯人を(直感で)特定せよ」と犯人あての【ミステリークイズ】の応募をしているが、映画を”ミステリー”だと思って期待すると、思わぬ肩透かしを食らい兼ねないのでご注意を。(以下、内容には触れているが、核心をつくネタバレはなし)

お見合いから即結婚。そして1週間後、出張で金沢へ向かった夫はそのまま失踪。残された新妻は何一つとして思い当たるものが無く、夫となった男の素顔をまるで知らない自分だったことに愕然とする。夫の行方を追って金沢を訪れる妻。ここで夫の交友関係や過去の経歴をはじめて知った妻は、改めて夫が何者であるかすら知らなかったことを思い知る。そんな中、夫の兄と同僚が殺害されるといった不可解な殺人事件が連続して起こる。連続殺人事件と夫の失踪が無関係でないことが明らかとなり、全てのカギは夫が隠していた過去の経歴に深く関係があることを突き止め、やがて真相にたどり着く妻だった。

強いて言うならば妻が探偵役なのだが、この物語は妻が積極的に推理するようなものではなく、夫(の素顔)を探しているうちに辿りついてしまった真実、という感じだろう。(原作は知らないが)少なくとも映画での「犯人当て」は”そのまんま”というつくりになっていて、それほど重要ではないようにも思える。だからそれを期待して観に行くと「失敗した」と感じてしまう可能性があると思う。
この物語のポイントは、失踪した夫の謎の解明によって見えてくる”この時代の女たち”のそれぞれの立場と想いであり、そのような女たちを作り出した社会であり、希望としての初の婦人市長誕生までの選挙選エピソードだと私は思う。(主に、中谷演じる佐知子の発言にこれらが凝縮されている)。
もはや戦後ではなくなった昭和30年前半の物語。けれど戦後の名残が発端になっている話であり、現代とはあまりにかけ離れた(古臭い)思考と行動に共感しにくい話だと思うが、とにかく複雑怪奇には捉えず、「当時の日本とは」という視点で見るとそれなりに伝わってくるものがあるんじゃないかと思う映画だった。

総評:★★★☆☆++   好き度:★★★☆☆++  オススメ度:★★★☆☆++

3女優の共(競)演がクローズアップされているけれど、私としては中谷美紀の貫禄勝ちに1票かなぁ。作中の勝者無き女たちの闘いはなかなかと思うが。

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コメント

こんばんは。

この映画、意図的に「古臭さ」をやろうとしている。
そんな感じさえしました。
あまりにも大時代的。
特に、クライマックスの崖。
あれはヒッチコックを意識したデ・パルマ。

しかし、「真相にたどり着く」は言い得て妙ですね。

投稿: えい | 2009/11/11 23:27

■えいさん、こんにちは
>意図的に「古臭さ」
私も感じました。
横溝作品の金田一シリーズに近い雰囲気もありましたし。
でもこっちが斬新かな?「ヒッチコックを意識したデ・パルマ」とは気が回りませんでしたが、赤と白と、色使いが見事と思いました!

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/12 16:57

未見ですが(公開がまだだから。笑)、原作は読みました。サスペンス(推理)ではなく、社会派ドラマというのかな。松本清張の小説は、深い と思います。日本人が、得意な「(都合の悪いことは忘れる)天性」のようなものがあって、「現在は、これまでの過去からの延長」であることを意識しなくなっているような気がしてます。大仰なキャッチフレーズ等に振り回されず、映画そのものを楽しんでこようと思います。

投稿: あかん隊 | 2009/11/13 15:10

■あかん隊さん、こんにちは
帝王ですし、さすがに読書済みですね。
私は、実家には松本清張の小説がズラ~っと揃っているのだけど、ほとんど手つかずのまま嫁に行ってしまいました(笑)子供だったから「深さ」が理解できなかったんですね、きっと。

>「現在は、これまでの過去からの延長」
ああ、ソレをすっかり忘れているなって感じるこの頃かもしれません。

この映画の宣伝の仕方はズレてる気がしました。ミスリードしているつもりなのかもしれないけれど。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/14 00:03

婦人市長当確の会見の席で「マリ」という声を聞いた瞬間のあの表情の変わり具合。
あれを見た瞬間に、私もこの映画の3女優対決は中谷さんの勝利だと思いました。

「貫録勝ち」というのも納得でした。

投稿: にゃむばなな | 2009/11/14 14:56

こんにちは。

いやはや、中谷さんの演技が素晴らしかったです。
目の演技がとてつもなく・・・。

作品はミステリーというよりは人間ドラマ的要素が多いと思いました。
なかなか見応えある作品でした。

投稿: BROOK | 2009/11/14 15:07

■にゃむばななさん、こんにちは
3大アカデミー女優とかおおげさに宣伝しているけど、ヒロスエの米アカデミーは作品に与えられたもので、日本でも最優秀主演女優を取っているお二方のほうが女優としては、って思います。
エミVSマリもなかなかだったけれど、やっぱりマリですねー。
役柄もあるけどアッパレなマリでした(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/14 20:42

■BROOKさん、こんにちは
中谷さんの目ぢからはすさまじいものがありましたねw

松本清張っていうとミステリ作家として有名だけど、その内容は社会派なものが多く、人間を良く描いてますよね。でも、今読むにはちと古いかなー。
本が実家にあるけどやっぱり読む予定はないです(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/14 20:45

こんばんは♪
これは犯人さがしをするというより、なぜそこまでしたのかというのが重要に思いました。
さすがに時代が古いので共感はしにくかったですね。
チラシでもドーンと3人の女性陣がいますが、やはり中谷美紀が断トツでしたねぇ。ほんと貫禄ある~。

投稿: yukarin | 2009/11/14 23:32

こんばんわ。
時代背景のおかげで中谷美紀の涙にくるものがあったと思います。他はグダグダでしたが・・・。

投稿: さとうれお | 2009/11/14 23:55

■yukarinさん、こんにちは
チラシには皆に「赤」を着せてソレっぽく見せてますけど、結局のところ存在感がそのままま、といった感じになってましたね。

「沈まぬ・・」といい、これといい、戦後の混乱に乗じた日本の黒歴史を扱った作品ですが、映画としてはあくまでも「参考」みたいに感じちゃうところがあります。外国人から見れば、「チェンジリング」みたいに感じられるのかな?とか思ったり(^^;あちらは傑作でしたが。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/15 08:51

■さとうれおさん、こんにちは
中谷さんの助演賞ですねw
あの気迫ある演技は見応えありました!

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/15 08:54

ミステリーという観点からすると、期待はずれでしたね。私も観ていて「あらら?いつの間にか全部解っちゃったわけ?」って思いましたから。まあ、一つ一つの情報を結びつければ推測は可能ですけど、今回の場合推測=正解で映像が展開しちゃいましたんで…。
しかし、広末さんは今回私はいつもより合ってると思ってみていたんです。しかし中谷さんと2ショットになった瞬間、見ていて可哀想でした。あまりに女優としての力量差が明白過ぎて…。その点木村さんは流石ですね。地味ですが決して負けてません。

投稿: KLY | 2009/11/15 21:05

■KLYさん、こんにちは
宣伝の煽りはミステリ路線でしたしね、最近これほどまでにバレバレなミステリってないだけに、「えー」に思う人は多いかもしれませんね。

>広末さんは今回私はいつもより合ってると思ってみていたんです
うん、そうですね。お嬢様な役はあっていると思うけれど、抑えた演技が私にはわざとらしく感じられちゃってね。誰の目にも差が歴然となる競演になったかと(^^;

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/15 22:12

こんばんは!
マリの知られたくない!という思いは
今となっては理解するのは難しいと思えたのですが
それを見事に感じさせてくれた美紀さんは、やっぱすごい人だな!!と思いました。
ドラマJINの花魁役もはまってるんですよね~。
それだけに広末さんの妻には、しだいにわかる夫の姿への葛藤が心にこずじまいでがっくりしちゃいました。

投稿: くろねこ | 2009/11/16 22:30

■くろねこさん、こんにちは
主人公ではなくて、主役はマリでしたね(^^)
中谷さんがマリに起用された理由が分かる気がします。
禎子は誰でも良さそうだけど、マリは演技力とパワーが必要ですもんね。

古き日本の実情を知ることのできる作品として良い作品でした。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/17 19:28

こんにちは。
まさにミステリアスな内容でした。
確かに中谷美紀、木村多江と比べると、広末涼子は見劣りしてしまいますねw
特に中谷美紀の鬼気迫る演技に目を奪われました。
木村多江の出番が少ないのは、ちょっぴり残念でした。

投稿: FREE TIME | 2009/11/21 10:10

■FREE TIMEさん、こんにちは
木村さんは身を隠さなくちゃでしたしね。
でも中谷VS木村は見応えありましたね(^^)

女ってコワイですねー(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2009/11/21 15:12

たいむさん
今晩は☆彡
TB&コメントありがとうざいました。
確かに古典的推理小説ですね(笑)
意図的にそういう雰囲気に見せているという
のも一理ありますね。それにしてもそんなに
ミステリアスな感じはしませんでした。
中谷美紀さんはパワー全開で凄かったですね。

投稿: mezzotint | 2009/12/05 23:27

■mezzotintさん、こんにちは
火サスに土曜ワイド他もろもろと、散々見てきた番組の元祖といった感じになっちゃってますよね。
慣れ、なのかもしれません。

中谷さんは凄かった。
今思い出すのはそればかり。この映画はそういうことですかねぇ。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/12/06 08:40

( ゚皿゚)キーッ!!元凶は、夫にあるような・・・・
可哀想なのは田沼久子。
彼女の愛を踏みにじって捨てて何が生まれ変わりたいだよ!

投稿: カモミール | 2009/12/10 10:36

■カモミールさん、こんにちは
>元凶は、夫
まぁ確かに。
とはいえ、戦争で1人生き残ってしまった人ですし、心を病んでいたともいえそうだし、一方的に攻めるのもなーとおもわせる西島さんかな?(^^;

投稿: たいむ(管理人) | 2009/12/12 08:31

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