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2009/09/07

ダ・ヴィンチ10月号(小説版:東のエデン)

連載第6回目となる小説版『東のエデン』は、パンツこと板津の登場から8話と9話をざっくりとまとめたものだった。そして「ダ・ヴィンチ」での連載はこれにて最終回。それは9/18に大幅に書下ろしを加えた『小説版・東のエデン』(メディアファクトリー/1470円税込)が発売されるからで、なんだか半年間のこの連載に意味があったのかなかったのか・・・。
それに、2部作の劇場版公開前での発売では単行本といえども「どれ程のモノになるか?」という疑問もある。とはいえ未公開エピソードも満載というからまんざら捨てたものでも無かろうと、当然のように買ってしまうのはファンの弱みだろうか。

アニメ2話分がざっくりまとめてあるだけで、平澤と板津の出逢いとセレソン№10:結城がノブレス携帯を手にした詳しい経緯以外はこれという新情報はなし。
平澤と板津の意気投合については数行でしかないし、引きこもりとなった板津の葛藤らしきものも”神童”と言われていた過去を思えば、想像がつかないほど特異なものではない。(そうそう、板津がみっちょんに買ってきて欲しいと頼んだ雑誌が『ダ・ヴィンチ』と固有名詞となってサービスされていたことは付け加えておこうか)。
結城にしても、両親が借金だけを残して過労死したことで、残された結城は世の中からすべてを搾取され、以来ずっと底辺から這いあがれずにあがくことになったくらいなもので、あとは10話や11話でもキーワードとなってた”自己責任”がどーのという感じ。

連載終了が決定しており、単行本として続きが既に出来上がっているからアニメをなぞっただけの今回になったのかもしれないが、それにしても残念な最終回だったように思う。その分、期待に応えた単行本になっていることを願いたい。

***

折角なので、「ダ・ビンチ10月号」からも少し。
今回は「松山ケンイチ」大特集で”ポストカード”の付録も付いていた。『カムイ外伝』の公開を間近に控えての大特集と思うが、まぁとにかく”松山ケンイチ大絶賛”という感じで、関連で20Pほど割かれているので見応えも読み応えもある。ファンならコレだけのために買っても損はないかなぁと思う内容かもしれない。
中でも特に(私が)面白いと思った記事は、読者アンケートで《松ケンにこのキャラを演じて欲しい!》という記事。
大庭葉蔵(『人間失格』/太宰治)、先輩(『夜は短し歩けよ乙女』/森見登美彦)、ブラック・ジャック(『ブラック・ジャック』/手塚治)、斉藤八雲(『心霊探偵 八雲』/神永 学)、イエスorブッダ(『聖☆おにいさん』/中村 光)などが多数意見として上げられていた。多種多様なタイプのキャラクターであることは一目でわかるが、どれも「あぁー」って思っちゃうところが”松ケン”のスゴイところと思う。
私としては、この中では「イエスorブッダ」に大笑い。どっちも演じる姿が目に浮かぶというか、スゲーしっくりハマりそう。
複数意見(私の知っているところ)には、セバスチャン(『黒執事』)、チャーリィ・ゴードン(『アルジャーノンに花束を』)、桐山零(『3月のライオン』)、流川楓(『スラムダンク』)、キャプテンハーロック(『宇宙海賊キャプテンハーロック』)、中禅寺明彦/榎木津礼次郎(『百鬼夜行シリーズ』)、金田一一(『金田一少年の事件簿』)などなどがあり、やはりどれにも頷いてしまう感じ。(ただし、零くんについては松ケン君ではデカ過ぎだから却下と思い、京極堂よりは榎木津だなって思う)。
コミックの陰あるヒーロー役や文芸作品の複雑な内面を持った難解な役への期待が高そうだ、というアンケートの総評には私も同意見。とにかくどんな役でもこなしてくれるだろうと、過去から現在に至る作品からも期待してしまう感じだろう。

***

これで来月から「ダ・ヴィンチ」を買わなくても大丈夫かな?って思っていたら、11月号では『東のエデン』特集があるとのことで、なかなか掴まれた手を離してもらえない模様。他に気になる特集もないし、付録もないから立ち読みでなんとかしたいものだけど・・・coldsweats01

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コメント

冬公開の劇場版、
ハチクロの羽海野チカさんのキャラデザインで
ポスター見かけたのは
テレビ放映が始まる前だったのにすっかり見そびれて凹んでたとこへ
文字通り救世主現るで(笑)
やっと鑑賞。
うわ~こんなとこで終わってたらすごい消化不良で悶々と待ちそうですね。

録画してくれてんねんしいつでもいいですよ~って言うてくれたのに
一枚4話分のDVDで寝るつもりだったのに
10時前から見はじめて結局ラストまで見てしまいました。
かなり面白い。でも絵の可愛らしさの割に
ヘビーな話ですね。

完全版でノベルズなら
ほしいけど
公開前だしテレビ版の
補足…でしょうね。

ダヴィンチは
休憩室でタダ見~(笑)
社員さんが買ってる。
仕事柄、これは本の情報誌なので知識として
読みなさいっていう思いのようです。

投稿: Ageha | 2009/09/08 19:33

■Agehaさん、こんにちはsun
うぉ~。11話連続ですか!お疲れ様でした(^^)
あ、でも、私も4話×3をぺロリと見ちゃったりしますし、面白いものは途中でなんかやめられませんよねw
絵と内容のギャップを受け入れらるひとと、そうでない人がいるようです。
確かに「攻殻」のようなキャラだったら、滅茶苦茶シリアスなドラマになるんだろうなって思い、それはそれで見てみたい気もしますが、結構あの滝沢君を気に入っているので、私はOKです♪

現時点での小説は微妙だと私も思います。内容的には見送っても良さそうだけど、いずれ完結編が出るだろうし、TVで足りない分の補完をしてから映画をみるのも良いかと購入決定です!(ってか、実は監督のサイン会に参加できることになったので、絶対買いデス!)

それから、私もこの連載が無かったら「ダ・ヴィンチ」を読むことはなかったのだけど、読み始めると意外に面白い特集してたり、書籍(漫画・アニメ含む)の情報が満載で好みでした。
そっか、書店の店員さんにも有効な情報が満載ってことですねw

投稿: たいむ(管理人) | 2009/09/08 20:52

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