「おと・な・り」みた。
ちょっと壁が薄すぎな気がするんだけどぉー・・というのはともかく、涙のラブストーリーではなく、にっこりとほほえましく思えるラブストーリーって好き。
相変わらずイマイチ幸せに縁遠い役どころがよく似合う麻生さん。そしてどんどん男っぷりを上げている岡田准一君がいいねーって映画だった。
同じアパートのお隣さんでも、生活サイクルがずれていたら何年住んでいたって名前どころか顔すら知らないことって実際にあると思う。だけど(音が筒抜けにも近い壁の薄さでは)お隣さんの在不在・外出や帰宅がわかっちゃう程度に認識しちゃうような、関係なき関係ってのもあると思う。この映画のお隣さんはまさしくそんな関係。いつの間にかお隣さん特有の”音”に安心しちゃうような、ちょっと「いい関係」っていうのかな?(現実的には”音”と”匂い”はトラブルの元になることが多いから、すごく稀なパターンだと思うけど)。
最終的に(一応)面識のない、仕事もプライベートもなんら関わりのない、”音”だけで存在を確認するような”ただお隣さん”の2人が、どのようにして出会い、どのようにして心を通わせるのか・・が描かれているのだけど、最後の最後まで引っ張ってくれる演出がとてももどかしいような、でもそれこそが狙いで大成功のような、微妙なすれ違いの見せ方がとても巧かったと思う。また、それぞれの夢であり、苦悩やトラブルなどが身に沁みるエピソードで纏めらていることから、あっちにもこっちにも共感しちゃう感じがとても良かった。
結構運命的で(ありえねぇ)ドラマチックな物語なんだけど、なんとなくリアル感をも伴う”等身大のラブストーリー”。EDではその後が音声だけで伝えられているのが良いね(^^)
観終わって、ニコニコしながら席を立てる作品って文句なしで好きだなぁ。
総評:★★★★☆ 好き度:★★★★☆+ オススメ度:★★★★☆
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» 映画 【おと・な・り】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「おと・な・り」
『ニライカナイからの手紙』の熊澤尚人監督によるラブストーリー。
おはなし: カメラマンの聡(岡田准一)と花屋に勤める七緒(麻生久美子)は、古びたアパートの面識の無い隣人だった・・・。
これってジェイ・ストームっていうジャニーズ事務所の関連会社が製作した作品だったんですね。OPが始まってすぐそのことに気付いてヤバイかも〜と思ったのですが、なかなか好みの作品でした。
聡はカメラマン。友人で人気モデルのシンゴの写真集で一躍有名になりました。本当は風景写真が撮りたいのだ... [続きを読む]
受信: 2009/07/09 23:13
» おと・な・り [LOVE Cinemas 調布]
「木更津キャッツアイ」シリーズ、『陰日向に咲く』の岡田准一が主演。ヒロインに麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、池内博之、市川実日子と若手実力俳優が揃います。ベテラン勢に平田満、森本レオ、とよた真帆といったこれまた個性派を配したキャスティングは中々魅力的。監督は『ダイブ!!』の熊澤尚人。私は岡田准一の演技を高く買っているので、ずっと楽しみにしていた一作です。... [続きを読む]
受信: 2009/07/09 23:14
» 【おと・な・り】 [日々のつぶやき]
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監督:熊澤尚人
出演:岡田准一、麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、市川実日子、池内博之、とよた真帆、平田満、森本レオ
初めて好きになったのは、あなたが生きている音でした。
「聡はトップモデルシンゴの専属カメラマン、でも本当に撮りたいのは風景写... [続きを読む]
受信: 2009/07/15 18:22
コメント
涙のラブストーリーって私も苦手なの。
これはちょっと上手く出来すぎの展開ではあったけれど、ヤキモキして好きな流れでしたよ~。
なーんだ同○生じゃん!ってことなんだけどね(笑)
カメラマンだけに、好きな人はとってもキレイに撮ってましたね。
シンゴ(池内博之)が売れっ子モデルっていうのだけはちょっと納得いかなかったゾ(好みの問題?)
投稿: ミチ | 2009/07/09 23:18
七緒に「風を忘れて」の鼻歌を歌ってあげる聡のシーンが大好きなんです。時に言葉よりも癒されるってことあるよなぁって。
ラストの展開はありえないぐらいドラマチックだけど、多分観てた人みんなが2人に結ばれて欲しいって思ってたと思うんですよね。で、良かったぁ~って思ったらあのエンディング。ホント私も凄く嬉しくてニコニコしながら席を立ちました。
大好きな作品です。
投稿: KLY | 2009/07/09 23:39
ちょっとおじゃまします。きんどーです。
麻生久美子ちゃんがハジケてる「インスタント沼」ってのを見てきました。
面白かったですよ。
うっかりよそ見できないくらいに小ネタ満載で。
監督は三木 聡。
「時効警察」とかで、ちょっと笑えない・・・と思ってた方も
たぶん大丈夫です。
笹野、松重、岩松と、ディアドクで見た顔3人も登場。
(売れっ子さん、なんですねえ)
機会があればご覧ください。
投稿: きんどー | 2009/07/10 11:44
あまりにもプライバシーなさすぎて、
うちはよう住みません。(笑)
間違ってもギターガチャガチャできませんやん。鼻歌で聞こえてたら
何もできないよぉ~。
と、散々ツッコミしといてかなり胸キュンでした。
エンドロールの演出も
ナイス♪
出来すぎな気はしますが微笑ましい作品でした。
投稿: Ageha | 2009/07/10 21:03
■ミチさん、こんにちは
すれ違いのドが過ぎるとイライラしちゃうのだけど、ほどよくすれ違っうって「ヤキモキ」どまりは私も好きな路線です。
でも同●生に見えなかったんだけどーーー・
私の中の岡田君は、ずっとV6の末っ子ってイメージだからかな?
私が30代中ばから年をとるのをやめた(笑)から、彼らも年をとらないんだわー(爆)
池内くんは私も好みじゃないデス(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/10 21:52
■KLYさん、こんにちは
七緒・・というか、麻生さんの鼻歌って、いつも
何を歌っているのかちっとも分らなくって・・・(^^;
壁ごしに鼻歌で癒しってロマンチックですねー。電話が来なかったらどうだったんだろう?ってちょっと思ったりも(^^)
心地よい映画でしたね♪
投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/10 21:55
■きんどーさん、こんにちは
>「インスタント沼」
映画の存在は知っていますが、残念ながら地元では公開がないんですよ。
私は「時効警察」のゆるい笑いは嫌いじゃないですし、三木聡監督作品って好きですよ。
機会があればみたいと思います。おすすめありがとうございます(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/10 22:04
■Agehaさん、こんにちは
私もあの壁の薄さは我慢できませんよー。
聞こえるのも不愉快だし、聞かれているのもイヤですよね?(^^;
でも、胸キュン♪もわかるんです(^^)
嬉しくなるラブラブなEDが良かったですねー。
ちゃんと互いは互いの旅に出ているし、その後ってトコが凄くイイ!
出来過ぎでも許す!ってねw
投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/10 22:18
こちらにも~
ほんわかしていてとても好きな映画です♪
壁はちょっと薄すぎですよね~生活音丸聞こえって(泣)あれじゃあ私なら引っ越す・・多分。
ちょっと出来すぎですけどラストまでとても気持ちよく観賞できました!
最後の岡田くんの笑顔があまりにもキュート♪
投稿: hito | 2009/07/15 18:22
■hitoさん、こんにちは
ほわほわ~なのは、ひとえに麻生さんのせい?とか思ったり(笑)
心地よい映画は良いですよねー(^^)
岡田君はV6の中でも一番だったし、だだのアイドルから脱皮してどんどん良くなっているのでいつも注目しています!
投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/15 19:34