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2009/06/24

『xxxHOLiC15巻』より。

Holic15 もはや途中で投げ出すことは許されず、しっかりDVD付き初回限定版を購入。結局14巻も売り捌くことなく別で保管しているが、やっぱり一緒に本棚に収納できないのは見場が悪くなりそう。物語はカナリ終わりが近くなっているようには思うけれど、そう言い始めてから何年たった?でもあり、結局15巻でも結末を見ることはなかった。だから16巻が発売されたら14・15巻は欠番みたいになっちゃうんだよね。
(以下、ネタばれしているのでご注意を)

久しぶりに侑子さんの店に客が訪れ、四月一日がその客に料理を教えることになるという話の途中で終わっていた14巻。その客は料理を習いたいと言いながら、自分で作った料理は「気持ち悪いから」といって決して食べようとしない奇妙な客だった。そんな悲しい事を言う彼女に、四月一日は意を決して正面からぶつかることにする。それは「何故食べられないのか」について、四月一日は自分の自分が何者であるかが分からない事実とその恐怖、でも信じられる友人たちの存在が自分に勇気を与えてくれることを彼女に告げることで、彼女にも自分を知り、心を開いて欲しいと願ってのことだった。とはいえ、そう簡単に上手くいくはずもなく、見事に拒絶されてしまう四月一日。でも、そんな四月一日を気遣う仲間たちは、やはり四月一日の周りに揃っていて、彼を支えてくれる。だから四月一日は想いが届くまでやれるだけのことをやってみようと、毎日毎日門前払いを食らいながらも、それでも彼女の元へ”おむすび”を届けるのだった。四月一日の真摯な想いはやがては彼女に届き、自分を見つけるためにも正式に四月一日から料理を習い始める事になる。
侑子さんが、あえて四月一日にこの仕事をふった理由は、彼女が抱えているものについては、四月一日の方が良くわかると判断したから。四月一日は様々な出会いと体験で漸く答えにたどり着き、今は自信を持って迷いと希望の両方を口にすることができるようになった。つまりは「もう大丈夫」ということなのかもしれない。
そんなことを暗示させるかのように、突然プッツリと姿を現さなくなる侑子さん。モコナもマルモロも現れない。なんとか「侑子さんの願いを叶える為にも、自分に出来ることをして待つ」と気丈にふるまう四月一日だったが、実際は不安でたらない。そんな四月一日を案じつつも、侑子さんに託された卵を胸にしまい、時が近い事を感じて自分の役割を思案する百目鬼。そしてついに世界が変わり始めたことを知る四月一日となる。侑子さんの存在は初めから無かったかのように変化しはじめ、店も幻のように霞み始めた。そんな店に踏み込んでみれば、一瞬のうちに闇に包まれる四月一日。闇の中で侑子さんと再会はするが、今にも闇に吸収されようとしている侑子さんをどうすることもできない四月一日。そこではじめて侑子自身についてを四月一日に明かす侑子さんだった。

侑子は四月一日が生まれる以前から既に亡くなっている存在であること、ある人の強い想いから刻が止められ、消えずに留まっていただけの存在であること、止められていた刻が進み始めたことで消えてしまう定めにあることなどが明かされた。(このあたりは「ツバサ」との絡みなんだろうなぁ。二人のさくらと二人の小狼も登場したし)。更にこれは「夢」ではなく「現実」で「現在」であり、自分が消えることで四月一日の願い(アヤカシを見なくなる)も叶えられることが告げられた。そしてもう一つ、侑子の願いは「ただ、四月一日が存在してくれること」だった。
当然そんな説明で納得がいくはずもないのだが、消えゆく侑子を止める術もなく、結局最後は「侑子の願いを叶える」という約束としても自分は必ず存在し続け、「自分に出来ること」として、「夢も強く願えば叶う」と信じて、「侑子と再会できる日をこの店で待つ」という四月一日だった。

crying・・ひまわりちゃんの正体のあたりから、毎巻涙なしでは読めない『xxxHOLiC』だけど今回も涙涙で読み進むことになった。いい加減この鬱々な展開は終わらせて欲しい感じなのだけど、あっさり終わってもらってもツマラナイし、微妙に葛藤するところではある。

今回も思わず長くなってしまったのでアニメ『春夢記』(後編)の感想へ後ほどとする。宝探しゲームのような展開はテンポ良く、雨童女や座敷童子も登場!四月一日のサービス?カットもあるぞ。

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