「真夏のオリオン」みた。
観ない予定だったのだけど、招待券を貰ったので早々に鑑賞。
一応千秋先輩贔屓の私なのだが、玉木君演じる倉本艦長から「昔は音楽を志し、オーケストラの指揮者のなるのが夢だった」・・なんてセリフが吐かれた時は、笑うどころかゲンナリしてしまったけどー(^^;
一言でいうならば、のほほんとした戦争映画。思ったよりは悪くない、けど、かな?
「イ-77」という潜水艦が舞台にした終戦までの2週間が描かれた物語。既に物資も人材も逼迫した頃だからなのか、玉木君レベルが一潜水艦の艦長を任されているところからして、もはや日本もこれまでという印象をまず持ってしまう。玉木君ではどっから見てもケツの青い頼りなき若き艦長にしか見えないないのだが、倉本は1年半ほど前から艦長に任につき、13隻もの敵艦を撃沈させているというのだからなかなかのやり手のようだ。それでも奢ることなく穏やかで飄々とした性格から、年上の機関長はじめ多くの部下からの信頼も厚い男で、それゆえの玉木君の起用がアタリなのかハズレなのか微妙に思うところ。正直言えば、「メシ」が活力という若さを見せながら、のらりくらりと部下のハイテンションをかわすようなベテラン艦長のごとき采配をする倉本って人物像がどうも噛み合っていない。玉木君が悪いわけではないが、何故しかるべき年齢のそうした采配が似合う役者さんにしなかったのか疑問が残る。
タイトルの「真夏のオリオン」は、音楽学校に通っていた倉本の親友の妹(後の妻)からお守りに貰った楽譜(曲のタイトル)と、夏には夜明けのひと時にしか見ることが出来ないオリオン座(船乗りにとっては吉兆の印らしい)を絡めた、Wで「癒し」や「戦争の虚しさ」を演出するアイテムである。都合よくも、恋人の生還を願うメッセージが込められた”真夏のオリオン”の楽譜が米軍に渡ることで、万国共通である音楽と星の輝きに「希望」を見出すといった定番でクサイ演出であり、よくぞそれだけで最後まで引っ張ったなーと別の部分で感心するところ。(福井さんが絡んでるのがわかるから観られた感じ?)
とはいえ、戦いの中で、倉本と執拗に「イ-77」を追跡する敵駆逐艦の艦長スチュワートとの間に生まれるちょっとしたライバル関係には、『宇宙戦艦ヤマト』の古代進とデスラー総統を彷彿(ほんのちょっぴりだけど)。倉本とスチュワートによる、相手の人となりを確信した作戦の読みあいと取舵と面舵から1番魚雷の不具合といった一連のシーンにはちょっと燃えた♪
全体的に緊迫感のカケラもない戦争映画で、その分嫌みも痛みも薄く、印象として何も残らない作品。なぜか溜息も突っ込みも出ないことから、「良くはないけど、悪くはない」という感想になってしまう私だ。
総評:★★★☆☆+ 好き度:★★★☆☆+ オススメ度:★★★☆☆+
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1945年夏、沖縄南東海域。日本海軍所属潜水艦イ−77は米海軍の侵攻を防ぐべく、倉本艦長の指揮の下、防衛任務に就いていた。イ−77は倉本の的確な読みによって米軍の輸送艦を撃沈。しかし同じく防衛任務に当っていたイ−81は米海軍の駆逐艦パーシバルに葬られて... [続きを読む]
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コメント
倉本艦長若すぎますよね~~(苦笑)
艦長はもっと重圧感のある人がふさわしいかと・・・
古代くんとデスラー総統!!
わたしもこの二人を思い出しましたよ。
おなじくちょっと萌えました♪
投稿: えふ | 2009/06/13 23:14
■えふさん、こんにちは
>古代くんとデスラー総統!
お仲間ですねー♪
救助優先を見逃すなど、フェアな戦い方って見ていて気持ちが良いですよね。
リアリティがあるのかないのか微妙なのだけど、「軽い戦争映画もたまにはアリなのかしらね?」って思わせてくれる映画でした。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/14 09:32
こんにちわ!
たいむさんはオーケストラネタひいちゃいました?(笑)
試写会場だと大爆笑でしたよぉ~
私は笑ってイイトコなのか迷っちゃいましたけど(笑)
戦争映画苦手な私が観ようと思った理由が「福井氏がらみ」だったので、
エンタメでなきゃあ困るってことで(笑)
これはエンタメと思って楽しめました!^^;
艦長が若いのは「実際と同じに」あえて若いらしんですが
なんで玉木宏かは・・^^;
彼の声って低くていい声なんだけどちょっと聞き取りにくくて・・
って、千秋先輩でも思ってるんですけど(笑)
投稿: かいこ | 2009/06/14 17:12
こんばんは。
私も倉本艦長の言った台詞・・・
指揮者になりたかったって・・・
劇場内は笑っていなかったのですが、自分は思わずニヤリとしてしまいました。
作品は、爽やかな戦争映画という感じでした。
投稿: BROOK | 2009/06/14 18:13
■かいこさん、こんにちは
うーん、私は「ベートーベン」のところで嫌な予感がしていただけに、「ああ、やっちゃった?」って思って苦笑いでしたよ。劇場は高齢者が多くてシンとしてましたし(笑)
かいこさん、戦争映画苦手なのに「福井氏」は好きなの?
彼の作品はほとんど戦争とかテロとか絡みばかりでは???
私は戦争映画は良く見るほうで、でも今回は如何にもな狙いが感じられたのでやめようと思っていたんです。でも、「福井氏」絡みだったので、観てもいいかな?って思ったわけで、それはそれで正解だったかなって思ってます。
玉木くんって滑舌があまり良くないというか、モゴモゴですよね。はぐらかす時の発声はアホっぽくも聞こえたりしますし(おぃおぃ)
でもツンデレ千秋はハマリ役と思います。「ムウ」ではクールな役どころっぽいけれど、そのあとは「のだめ」2連発。邦画では暫く玉木が続きそうですw
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/14 19:12
■BROOKさん、こんにちは
私もベートーベンの時はニヤリとしたのだけどね。
「指揮ネタ」は、アドリブだったら面白かったかもしれないけど、いかにも仕込んだネタっぽくおもっちゃったので、「ベートーベン」は前ふりだったのねって、そこでやめとけばよかったのになーって思いました。
テレ朝関係なのに、フジの「のだめ」をネタにするところは時代を感じましたが、笑えなかったなぁ。
なんだか爽やかな戦争映画でしたね。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/14 19:17
オーケストラネタは思わず「なんだそれ!」って口にでちゃいまして…。ちと顰蹙かっちゃいました^^;全く笑えないし、この手の作品でああいうネタは遊びにもなっていないと思ってます。
たいむさん同様、玉木くんが悪いと言うより、どうにも軽すぎるのが気になって…。しかもあの華奢な体はいくらなんでも軍人じゃないですよ。きつく締めすぎたベルトのせいでズボンブカブカでボーイスカウトみたいになっちゃってるし…。せめて衣装に関しては周りがもっと気を遣ってあげるべきだったと思いました。
>全体的に緊迫感のカケラもない戦争映画で、その分嫌みも痛みも薄く、印象として何も残らない作品。
正しく私も同じことが言いたいです。^^;
投稿: KLY | 2009/06/14 21:14
■KLYさん、こんにちは
倉本艦長には実在のモデルがいるとのことで、年齢的なモノだったり、閉鎖された空間でのお山の大将としてアットホームな雰囲気を艦長自らが演出していたとしても不思議はありませんが、もう少し艦長という別格的な存在感を醸し出してほしかったです。
とっても軽い戦争映画。たまには悪くないと思うけど、やっぱり悲惨でしかない戦争を描く以上ある程度の重さはあった方が良いのかもしれませんね。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/14 22:32
現実では、当時の潜水艦艦長は若手が大半だったらしく、鑑賞後に調べて知ったので、自分も意外でした。
投稿: まりっぺ | 2009/06/15 11:56
■まりっぺさん、こんにちは
鑑賞後に調べられるとは素晴らしいですね。
でも、やっぱり人材不足だったからなのかしらね?(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/15 19:30
たいむさん、こんばんわ。
いつもどうもです^^
>よくぞそれだけで最後まで引っ張ったなーと別の部分で感心するところ。
そうそう。
草食系男子の癒し映画(笑)
戦中派に聞くと、海軍学校に入れたのはいいとこのボンとか、賢いこだったそう。卒業したら即戦力だったから若造艦長は結構いたそうです。
しかもベテランは陸に上がって(安全なとこ)いるか、すでに玉砕しちゃってるかのどっちかで、終戦は若い人ばかりだったみたいですね。
私も戦争映画は苦手ですが、これは軽い感じで大丈夫でした。
投稿: 紫(むらさき) | 2009/06/16 23:57
期待していなかったせいか,
意外に感動してしまいました。^^;
もう少し重さが加わっていたら,
秀作に化けていたかも。
そんな気もします。
潜水艦の操舵や,
深度計などの細かい美術は凝っていましたね。
投稿: AKIRA | 2009/06/17 10:55
■紫さん、こんにちは
>草食系男子の癒し映画(笑)
まったくですね~。
イイトコのボンは、優秀かヘタレが2極化なのかもしれませんね(^^;品行方正で慈悲深くて学があれば、そこそこの傑物も生まれるかもしれません。
安全地帯か玉砕かってのもその表れでしょうかw。ヘタレはそういうとこだけ鼻が利いて、悪知恵だけはいっぱしなんだもんなぁ。
・・・と話が脱線気味ですが、軽い戦争映画ってものたまには悪くない、そんな映画でしたねw
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/17 19:47
■AKIRAさん、こんにちは
もう少しガツンと胸に迫る何かがあれば、結構良い作品だったかもしれませんが、結局最初から最後までフワフワ~とした雰囲気で終わっちゃった感じです。
潜水艦モノって私も結構好きです。狭い空間にミッシリと計器類ってなんかよいですよねw
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/17 19:50
たいむさん、こんばんは!
僕も若い艦長さんだなあと思ったのですが、あの頃は実際に20代の方もいらっしゃったようですね。
戦中の話を描いていますが、倉本艦長のリーダー像というのは、現代にも求められる姿のような気がしました。
「ローレライ」よりはおもしろかったです。
投稿: はらやん | 2009/06/17 21:11
■はらやんさん、こんにちは
「艦長」というとまず沖田艦長のような人物を彷彿しちゃうからかもしれませんが、玉木君が艦長?ってってのはビックリでした。やっぱり日本が戦争に負けたのは必然みたいなものなのですね。
リーダー像という意味では、最近では「ハゲタカ」もそうでしたよね。
現在、日本にはリーダーが不在なことからこういう作品がバシバシでてくるのかなーって思うところです。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/18 19:17
若きエリートの筈の艦長ですが、日ごろの言動からは感じられないですよね。
ただし、戦闘シーンでの的確な指示、瞬時の判断に優秀さが感じられ、それで艦長対艦長の知力ゲームのイメージが強くなったのかなぁ。
いやぁ、緊迫感の無い戦いでした。
投稿: バラサ☆バラサ | 2009/06/23 23:52
■バラサ☆バラサさん、こんにちは
軽ーい若者艦長って雰囲気でしたしね。
>艦長対艦長の知力ゲームのイメージ
そうそう、ここだけはなんだか燃えました(笑)
たまにはこういう戦争映画もアリなのかな?って思う映画でした。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/24 23:02
日本の戦争映画は、「暗いお涙ちょうだい映画」が多いけど、この映画は違う。日本軍とアメリカ軍の激戦を見事に表現して、日本軍とアメリカ軍双方が、「特攻に対する評価」を出している。見終わって、すがすがしい気分になりました。
投稿: 真冬のオリオン | 2010/08/17 17:52
■真冬のオリオンさん、こんにちは
悲惨さを強調して反戦を訴えるばかりが戦争映画ではない、と言うところでしょうか。
私としては、感想にも書いていますがどことなく「宇宙戦艦ヤマト」を彷彿するところがあり、エンタメ性の強い戦争映画といった印象です。
世間の評価はともかく、私も嫌いじゃないです、こういう感じの作品はw
投稿: たいむ(管理人) | 2010/08/17 21:49
管理人さん、ありがとうございます。映画の中の、「艦長が、死を覚悟した回天搭乗員を説得する場面」とアメリカ駆逐艦艦長と部下の「特攻隊への意見」には、感動しました。私は、この映画を推薦します。「男たちの大和」の中の「敗れて目覚める」というセリフに、感動しました。
投稿: 真冬のオリオン | 2010/08/26 00:58
■真冬のオリオンさん、こんにちは
さすがに1年以上も前にみた映画なので、台詞の一つ一つまでは覚えていませんし、良いシーンだったなぁとおぼろげに思い出す程度です。
だけど、言われてみればそんな感じだったと思いますし、この作品の肝なのだと思います。
現実にも、小説にも、名将のぐっと来る台詞はたくさんありますし、ひとつひとつを心に留めておきたいものですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/08/29 12:26