« 『xxxHOLiC 春夢記』 後編 | トップページ | 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」みた。 »

2009/06/26

『おおきく振りかぶって(12)』を読んで。

Oofuri12 8か月ぶりの新刊。「まだ」というか、「もう」とういうか、埼玉県大会も5回戦に突入。(予定通り?)勝ち進んできた伏兵:西浦高校だったが、優勝候補の一角を担う美丞大狭山高校には大苦戦の予感。早くも一回表で3点を失う西浦バッテリー。無名校と侮っていた桐青とは異なり、そうとう「西浦」を研究しきた美丞大狭山。選手層は段違いで、個々の実力の差だって歴然。この5回戦が正念場か?!
三橋・阿部のバッテリーに暗雲??? 5回戦:1回裏から5回表ツーアウトまでが描かれている12巻だ。

3点ビハインドで迎えた1回裏の西浦の攻撃は栄口・田島にヒットがでるが、走塁ミス(というより相手の肩を褒めるべき)で無得点。2回表もいつもどおりの采配をする阿部だったが、不思議なくらいに”ヨミ”がはずれてあっけなく4点目を献上してしまう。
相手が「西浦バッテリー」、つまりは、三橋の正確なコントロールを踏まえた”阿部のリード”を研究し尽くされているとは夢にも思っていなかった阿部くんってことなんだけど、美丞大狭山のヨミがツバツバ当ってボコボコに打たれちゃうのは見るに忍びないし、それに気がつくまでがもどかしいったらない。でも、そんな妙な現象打開の糸口を見つけていたのが三橋くんってところに何だか嬉しくなる。どこまでも「阿部依存」の三橋くんだけど、マウンドからの感覚はやはりピッチャーが一番よくわかるもの。勇気を振り絞って「発言」した三橋くんに拍手!だ。
ゲンミツに研究されていたのはバッテリーだけではなく、攻撃面でも抜かりはなかった。「西浦シフト」どころか「個人シフト」まで行う徹底ぶり。たった10人しか居ないチームでは個人データ分析及び対策なんて簡単に出来ちゃうんだろうね。残念ながら西浦で瞬時に状況判断し対応まで出来るのは田島くんのみ。攻守どちらもテンパイという西浦ナインだ。
ひとりひとりが意識して裏をかく、あるいは実力(以上)を発揮しなければ乗り越えられない壁。美丞大狭山の守備シフトは、すなわちそのまま打者への評価。自分の実力を自覚させられるって結構ツライこと。特に泉くんが痛感していたが逆に気持ち奮起させている事からこの先どうなるか期待したいところ。その中でラッキーボーイになってるのが水谷くん。開眼というよりは、単に”幸運”の連続なのだけど、野球での”今日のラッキーボーイ”って侮れないんだよね。最終的にチームに最大のラッキーを齎してくれることを期待したい。そして花井くん。田島くんのライバルになるべく精進する花井くんだが、まだまだ野球神童:田島の的確なアドバイス(意図)を即座に理解できないところは普通の高校1年生。一度失敗すれば気がつく頭の良い花井くんだなけに、はやく田島くんの思考に対応できるようになって欲しいものだ。
三橋くんの助言により、微妙にリードを変えることで、なんとか美丞大狭山の攻撃をしのぎ始めはするものの、これでやっと5分というところで4失点が重くのしかかる。リードを変えてはみるものの、結局「阿部リード」に変わりないのでは限界があるというもの。折角2点返した西浦だったが、5回表に5点目を取られてしまう阿部くん。阿部くんの自信過剰であり、「阿部依存」になんの疑問も持たない三橋くんも良くないのだが、それがこのバッテリー納得の”契約”だから(今のところは)どうしようもないんだよね。(・・ってことは、まさかほころび始めたバッテリーの窮地を救うのがネタばれのアレってことになる??だとしたらどっちにとっても皮肉な話だなぁ)

「今日、勝ちたい!」とすこーしだけ自己主張出来るようになってきた三橋くん。”くすぐり”あって緊張を解き合うような、和やかな西浦ベンチ。明るい要素はたくさんだけど、ゲームは中盤で3点負けている上に、(次巻予告からも)不安要素いっぱいのバッテリー。あの田島くんが試合に危機感を持っているのが気がかりだ。しかし(これも次巻予告によると)反撃ののろしも上がるようで、結果を知るのが恐くもあるが知らずにいるものまた辛く、素直に13巻の発売を待ちたいと思う。

余談:カバーを外した12巻のお楽しみは「部室」のはなし。キノコやカビは日常茶飯事。ジャージがトロけて分解されて「土」になっている説明なんかも描き込まれていたけれど、狭くて暗くて臭くて湿気が多い部室ってのは何処でも同じなんだなぁhappy02 

|

« 『xxxHOLiC 春夢記』 後編 | トップページ | 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」みた。 »

コメント

こんばんわ~
もう8ヶ月も経ってたんですかっ!
夏になると振りアニが見たくなります。

本誌では今、(もう長いこと)他校の試合(なかなか進まない)を観戦している状態なんで、こうやって試合してくれると楽しいですねぇ。
泉の負けず嫌いはすごく好きです。
田島や三橋といると9組のお母さんポジションですが、田島に対するライバル心は花井より素直で子どもらしぃですね。
男前だなぁと思います。
反対に冷静な栄口もかっこよくてドキドキ。
花井も含め、これからこの子らもおっきく成長してくれたらいいなぁと思います。にやにや。

何を言ってもネタバレ情報になりそうなんで、多くは言えませんが…
こっからは両校のバッテリーと和さん、田島に要注目ですっ!
あといろんな意味で水谷も…(笑)

多分、13巻、14巻、15巻はかなり盛り上がりますよ~(*^∇^*)
言いたいこといっぱいあります。うぅ!
例のネタバレのアレもそろそろですよ~…

投稿: きりん | 2009/07/01 19:48

■きりんさん、こんにちはsun
あれから1年以上も経っているのにまだアレに行き着かないって、あの時点で凄い新鮮なネタバレだったのですね。ほんとウィキには気をつけなくちゃです。(まぁ、水島監督まで見事にネタばれしてくれちゃってますけど)
実は、この間見直したんですよ~しかも全部。(我ながらすごいw)。でも、何回見ても燃えますね。おかげで漫画を読む時も声優の声になってしまいます。

基本的に三橋・阿部・田島・花井以外はあまり描かれていないから、今回のように皆が少しずつ目立つ何かがあるって嬉しいですね(西広くんまで♪)。

連載では長いこと試合してないって・・・・。これはどっちの意味だろう?良い方として考えたいとこだけど、この漫画でミラクル夢物語は期待してないからなぁ。

>両校のバッテリーと和さん、田島
うんうん、そんな感じですよね。で、特に和さん(笑)

それにしても、月刊誌だと現在の連載分は半年から1年後にしか単行本にならないんですねー。これじゃアニメ2期も覚束ないし、ちゃちゃっと進めてほしい感じ。もう、ネタばれでもなんでも全部教えて!って思うけど、ガマンガマンですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/02 19:54

またまた失礼しますっ☆

ウィキは危険ですよ…
よく私も地雷を踏みます(-_-;)
いやぁ~…すっごく単純に読み取ってください。深い意味ありませんよ。
試合は1つ観戦してるだけなんですが、試合描写が細かいから全然進まないって意味でした。
西浦は勝っても負けても試合観戦はするのじゃないかな。
予選前にも観戦しましたしね、榛名の試合。あーいうかんじですよ(^∇^)
ひぐち先生はそういうの好きですからね。
だから試合結果とはまったく関係ないです(笑)
カバー裏の871には笑いました。
阿部は384が良かったでしょうけどねぇ。


ちなみに、今コミックス化されてる部分は2年前ですorz
私の部屋に2年分のアフタヌーンがあります(しかも分厚い)

…先は長いですよ(にこっ)

アニメ見るとやっぱり萌えより燃えますよね!
やっぱり動くと…試合見ると胸が熱くなります!!
私もそのうちDVDを見ようっと。昨年も2度程見直しましたけど…やればできるもんですね…
阿部はどんなに忘れてても中村氏の声にしかならなくなりました…呪いだ!(笑)
たとえ出番が少なくても一番好きなのは泉なんです…私…
水谷とか栄口とか中堅どこ好きなんですよね~
もちろん三橋阿部田島花井の四人も大好きですが。
二期は気が遠くなると思いますけど…
気長に待ちましょうか…ね。
種が先か!?振りが先か!?みたいな(笑)

投稿: きりん | 2009/07/02 22:40

■きりんさん、こんにちはsun
補足のための再訪感謝!

>いやぁ~…すっごく単純に読み取ってください。深い意味ありませんよ。
いやぁ~、「観戦している」って事自体、みんなで次の試合の偵察をしているのか、来期に向けての準備なのか、どっちかって思うでしょー。もはやその行為、それだけで意味深っすよ(^^;

>西浦は勝っても負けても試合観戦はするのじゃないかな。
うん、私もそう思う。だから尚更どっち?って思っちゃうじゃん(^^)
試合結果にカンケーないと言われても、少なくともこの試合は終わっているわけで、私はその結果を知らないから、気になるんですよ。
・・まぁ、五十歩譲って(百歩は譲らない)今年はどっちでも良いです。榛名だってまだ2年生だし(笑)

南京錠って3ケタでしたっけねぇ。上手いこと考えましたね。ウチの部室はフツーの鍵だったからそういう合言葉はなかったしなぁ。

>私の部屋に2年分のアフタヌーンがあります(しかも分厚い)
みかん箱にでも入れて送ってくれ~って気分ですよ。それにしても2年前って単行本化が遅すぎやしませんか?途中で休載でもしてました??

>萌えより燃え
ですね!「うっしゃー」は何度見ても燃えます!!

じゅんじゅんはコンスタントにアレコレ出ているから気にならないけど、中村さんの最近の人気ぶりを素直に喜べない私かなぁ。私はグラハムでもアルトでもなく、阿部くんにツバつけたから(笑)
嬉しいのが代永君と木村君。代永君は「グインサーガ」でのクセモノ「レムス」を好演しているし、目立たなかった西広@木村君が「東のエデン」の滝沢やってるんだもんなぁ。(滝沢好き♪)

・・と声優話にまで広げると大変なことになるのでこれくらいにしましょうか。

>種が先か!?振りが先か!
むずかしい問題ですね、きっと。(><)

投稿: たいむ(管理人) | 2009/07/03 19:46

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106009/45459602

この記事へのトラックバック一覧です: 『おおきく振りかぶって(12)』を読んで。:

« 『xxxHOLiC 春夢記』 後編 | トップページ | 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」みた。 »