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2009/06/10

ダ・ヴィンチ7月号(小説版:東のエデン)

小説版『東のエデン』、6月号ではアニメの2.3話を一纏めにしていただけに、2話ペースで進むのかと思ったら、さすがに4話は仕掛け人”Mr.OUTSIDE”の話だけにまるまる4話だけの連載第3回目となっていた。

事実上後追いになっている小説版にも関わらず、情報量は断然アニメのほうが多い。しかし、アニメでは感覚的にしか捉えていなかった事だったり、背景としてさらっと流された動画に込められた情報を見逃していたり、聞き流していた何気ないセリフの意味などが、”活字”として浮き上がる事で決定的なモノに変わる場合がままある為、もはや止めるなど出来ない小説版である。
また、小説版でしか明かされない事実が必ずある事も重要なポイントだ。
第3回目も、第2回目の近藤(セレソン№4)の知られざる内情が明かされたのと同じく、火浦(№5)の内情が語られている。アニメ4話のセリフの中に「・・私はもう随分前から脳外科医として自分に限界を感じていてね・・」というフレーズがあったが、その理由とは「効き手の負傷」によるものである事が判明している。実はアニメでも火浦が缶ビールのプルタブを開けるカットにてうっすらと、でもしっかりと傷痕が描かれている。(小説での滝沢は缶ビールを渡された際に傷痕を見咎めていたが、アニメで私は完全にスルーしていたcoldsweats01。初見でどれだけの人が傷痕と限界をリンクさせられたのだろう?)。ケガは交通事故によるものだが、効き手の負傷は外科医としては致命的。火浦は出世が絶たれたことで腐り、それが元で家庭崩壊を招き、家族は離散したようだ。そんな頃に手に入ったのがノブレス携帯だと言う。
近藤も最初は「正義漢」だった。けれど何らかの切っ掛けから荒んでしまい、あのような最期を迎えることになった。どうやらMr.OUTSIDEのセレソン選抜基準(セレソンになるという強い意思表示)とはその辺りから来ている感じがする。7話から登場した白鳥・D・黒羽(№11)も”男”絡みで暗い過去がありそうだし、物部(№1)も元財務官僚の”元”が引っかかるしね。滝沢にもどんな過去が隠されていることやら・・・。

ところで、小説で発覚した事実が他にもある。一つは「火浦総合病院」の場所。アニメでは”関越道”への行き方を訊ねた滝沢だったが、小説では具体的に「群馬」となっていた。「群馬」と固定することに必然性があるのかどうかだが、火浦はこの回でサポーターの手によって退場させられていることから、あまり意味はないものと推察するが、如何なものだろうか。やっぱり気になる。
変更ではないが、ひとつ気になっていることが(白い)”ジョニー”について。滝沢は最初こそ歓迎モードでジョニー達との再会を喜んでいるように見えたが、最終的には石を投げつけ「役立たず」呼ばわりする始末。小説でも「役立たず」の表現は変わっていないことからも、咄嗟に発せられた言葉が「役立たず」とはどういう意味なのか、非常に気になっている。
そして、アニメには描かれなかったとっておきのネタが「赤いノブレス携帯」だ。火浦はどうやらサポーターと面識があり、納得して迎え入れたことが火浦のセリフから想像がつくが、小説では更に「サポーターの手には林檎のように赤いノブレス携帯。」の一行がある。ノブレス携帯は、形や機能こそ同じだが色については各セレソン毎に異なっている。少なくとも滝沢のノブレス携帯は赤くないし、黒羽も赤くはない。物部のは毎度手にスッポリと収まっていて確認できないのが怪しく、これ見よがしな赤い”ルビー(?)の指輪”が暗示めいていて、そこだけ考えれば単純にサポーター上位候補と言えそうではある。(今現在手元に7話までの録画しかないから、結城(№10)とともに8・9話にて確認が取れないのが残念)。ちなみに第10話では新たに№2の辻仁太郎が登場する。彼のノブレス携帯には是非注目しよう!
・・余談だが、【JUIZ CALL】ではセレソン№2の私なので、№2の登場を楽しみにしていたが、キャラデザインが好みじゃなくって少々ガッカリ。まさか辻がタイトルの「滝沢を殺した」なんてことはないかと気が気でなかったりもする(関係ないんだけどー)。

気がつけば、残すはあと2話。最初から劇場版ありきと決着など到底望んではいなかったが、どんどんと不穏な展開になる一方で、どんな結末になるのか全く想像がつかない状態になっている。謎は残るものとしても、何でもカンでもを投げっぱなしにすることなく、TVシリーズとしてのそれ相当の納得のいく中〆をして欲しいと思っている。まぁ神山監督ならば期待を裏切ることなど無いだろうと信用しているし、誰もが、何が何でも映画が見たくなるような〆になるものと期待しているけれど(^^)

Yuki_and_kannami 最後に更に余談だが、セレソン№10の(過激な)結城亮。あのつるんとした頭と前髪はどっから見ても「スカイ・クロラ」のカンナミ君だ。実は”キルドレ”だったりする・・わけないかhappy02
(左:結城、右:カンナミ →)
カンナミついでに、7月26日のNHK「アニメギガ」では西尾鉄也さんが登場する!コチラも非常に楽しみだ。

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コメント

はじめまして。
毎度読まさせていただいていますが、すごく文章が繊細ですね。今回ばかりは我慢できず書き込みさせていただきます。
今日の放送で謎が一つ解けましたね。群馬。気になっていらっしゃいましたが、つながりましたね。そういう意味で今回のタイトルだったんだと…。

投稿: jeno | 2009/06/12 02:28

■jenoさん、こんにちはsun
jenoさん、はじめまして
つたないブログにも関わらず、毎度読んでいただいているとのこと、ありがとうございます。

群馬、気になってました。
神山監督が意味のない変更をするハズがないと思ってましたので。
・・・しかし、残念ながらまだ10話が見られないんです(TT)。朝、jenoさんのコメントを拝見してからますますソワソワしてしまってます。(詳細は次の記事に書きました)。
ネタばれは極力仕入れないまま視聴したいと思っていましたが、今回ばかりは逆にとても刺激になりました。「群馬」がどうつながったのか、非常に楽しみです!

次週最終回は一緒に語り合いたいものですが。。。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/12 18:31

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