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2009/05/23

劇場版「交響詩篇エウレカセブン~ポケットが虹でいっぱい」みた。

Erurekamv_2_2 すっかり馴染み?になった「テアトル新宿」で朝一鑑賞。
地元では公開されていないものの、「どうせ6月下旬にDVDが発売されるし」と思ってはいたが、せっかく訪れた上京の機会を無駄にするのもナンだと、逆算して時間を捻出し新宿へと足をのばしてしまう私である。(本日から公開の別作品が9時から上映だったならば、おそらくそっちに行ったと思うけど、以外に首都圏って9時代~の上映ってないのね)
それにしても、公開から1ヶ月ほど経つし、朝一番のモーニングショーだというのになかなかの混雑ぶりには驚いた。

新規カットとTVシリーズからの使いまわしの混合作品。新要素をプラスしつつも同じ素材でまったく別の作品を作ってしまうんだからスゴイなーと思うのだけど、4期(ワンシーズン)のTVシリーズが濃厚な作品だっただけに、個人的には塗りなおしが厳しいなーと思うところ。
2時間の枠に収めるために、最初からレントンとエウレカがラブラブっていうのは萌えるところなのかどうなのか。(好みの問題かな?)萌えるといえば、幼生ニルヴァーシュとジ・エンド・・なのかな? でも、それも私には「ポケモン」にしか見えなかったりしてぇ ニルヴァーシュの「むきゅ」とジ・エンドの「はきゅ」は素直にカワイイと思うのだけどね。(タチコマの玉川さんなら当然かw)
ストーリーはこれも確かに「エウレカセブン」だなーと思う、やや哲学ちっくなものだった。
「コーラリアン」に変わるモノの名が、”イメージ”からきた「イマージュ」というのも頷けた。(ちょっとばかり「イマジン」を彷彿しちゃうけど)。とはいえ、正直言うと一度見ただけではいまいち分からない感じ。観ながら「これはDVDで補完しないとダメかな?」と思ったし。理解できなかったとは思っていないけれど、ほとんど劇場版の前知識を頭に入れていなかった分、TVシリーズとの差異を認識するのにかなり気をとられて、ストーリーに集中できなかったのが敗因かな?
TVシリーズよりウジウジがなくてとても男らしいレントン。人間ではないところの”天然”がなくなりハッキリと自己主張するいまどきの女の子になっていたエウレカ。どことなくしおらしいタルホに、妙に熱いホランド。ボケていないドミニク先生と、悟りきったアネモネ。誰もが少しずつ性格が変わっていたように思ったが、それは大した問題ではない。しかし、ハップって TVシリーズでは何事もなく終わったが、小説版『エウレカ』でもホランドを裏切ってデューイと繋がっていたハップだったし、どうしても本来のハップはコッチだよと言いたかったのかな?、なんて思った次第。

左程思い入れはないが、咀嚼しきれていないのも気持ちが悪いので一応パンフレットを購入。設定画とかはどうでもいいけど、相関図があるのは嬉しいところ。DVDはレンタルすることにして補完したいと思っている。

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コメント

こんばんは、たいむさん♪
何の予備知識も無しに観たんで、『え、何でレントンとエウレカが幼い頃に知り合ってるの?』『え、ドミニク先生って?』と、混乱しまくりでした。

今回クレジットに、TV版のシリーズ構成をしていた佐藤大さんの名前が無いんですよね。
TV版で好きだったテイストが一切無くなっていたこの劇場版に、今ひとつノレませんでした。

>小説版『エウレカ』でもホランドを裏切って
小説や漫画は読んでないんですけど、あのいい人の代名詞ハップってそんな人だったんですね。

投稿: ともや | 2009/05/24 01:00

■ともやさん、こんにちは
私は、レントンとエウレカが幼馴染みだったり、ドミニクが先生だったり・・くらいはチラりと見ていたので驚きませんでしたが、噂だけ聞いていた幼生ニルヴァーシュには「これか!」てね。幼生ジ・エンドがあまり出なかったのはちょっと残念。

>佐藤大さんの名前が無い
そうなんですよね!シリーズ構成は大さんだったのに、スタッフに名を連ねていないのを残念に思ってました。監督は全く違ったものが作りたいんだなって諦めてましたけど。
そのかわり大さんは「東のエデン」チームに入ってますし、そっちの方がもっと嬉しいので良いことにします。

>あのいい人の代名詞ハップ
そうなんですよねぇ(^^;
私もマンガは読んでいないのだけど、少なくとも小説もそうでした。
けれど、小説でもやっぱりホランドとは親友には違いなく、ただホランドのやり方に疑問を持ち、ついていけなくなった感じで、人間性というよりは意見の相違が元で最悪な方向へ行き、自滅してしまう感じだったと思います。根は悪い人じゃない、ただ少しだけ他人より自分が大事で自分勝手なところがある、そんな感じだと思ってます。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/05/24 20:14

こんばんは。TB&コメントありがとうございました。

少々説明不足だったところはありますが、TVの素材を使って全く別の物語を構築した点は大いに評価したいです。ストーリーもコンパクトにまとまっている分、TVシリーズより好きです。

それと「ねだるな、勝ち取れ」の使い方が大好きです。あまりに熱い使い方だったので、思わず座席から身を乗り出しそうになりました。

投稿: えめきん | 2009/05/24 21:54

■えきめんさん、こんにちは
>TVの素材を使って全く別の物語を構築した点
放送終了から随分たってますし、なぜ今更?と思っていましたが、想像以上に良く出来ていたのにビックリでした。ほんと2時間に良くまとめましたよね。
初めてみる人には単発のオリジナルアニメ映画って言って十分通用するように思いましたよ。

>「ねだるな、勝ち取れ」
ドミニク先生がとにかくカッコ良かったですね。TVシリーズのヘタれっぷりが嘘のようです(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2009/05/26 20:42

こんばんは
たいむさんはそれほどノレなかったかな? すすめた者としてはちと責任感じます

本作の見所はやはりポケモンニルバーシュ&ジ・エンドにつきるかと(笑) 実はレントン&エウレカがらみでは泣けなかったけど、最後のニルバーシュのシーンではぶわっと涙したわたし・・・

レントンの上に乗っかりながら、「もきゅもきゅ!」「はきゅはきゅ!」のシーンも忘れがたいです(笑)
テレビシリーズでは、まんま「アムロ脱走」だった中盤のあたりが一番好きです

しかし公開から一月経つのにいまだにほぼ満席ってすごいな・・・ 本放送の時にはそれほど人気あるようには感じられなかったのに

たいむさんは忘れ去られてるようなアニメで、再評価、もしくは映画化してほしいような作品ってありますか?

投稿: SGA屋伍一 | 2009/05/27 20:38

■SGA屋伍一さん、こんにちは
んー、ノレなかったワケではないけど、大感動もなかったかなーって。でも評価は入れなかったけれど、★4つ位に面白かったですよ。

>最後のニルバーシュのシーン
でっかいのにポケモンニルヴァーシュですか(笑)
私はジ・エンドの中のドミニク先生とアネモネのラブラブ具合に「良かったね」って微笑ましく思いましたよ(^^)

>テレビシリーズでは、まんま「アムロ脱走」だった中盤のあたりが一番好きです
私もです!狸オヤジとキツネ女のパパママとその壮絶な最期に大泣きしました。そのあと絆を深めたレントンとエウレカにも号泣だったし。

ほんとTVシリーズってあまり視聴率が振るわなかった気がしてますが(日曜7時であの内容じゃぁね)、映画化が決まる前後からががーっと人気が上がった感じがします。
読了しながらも「2巻」で頓挫させてしまった小説の記事へのアクセスもコンスタントにありますし、後になって評価が高まるような、まるで芸術作品のようですよね。

>再評価、もしくは映画化してほしいような作品
うーん、昔は「イデオン」がもう一度見たい!って願っていたけど、今ではDVDになっているしなぁ。
あ、そうそう!「トランスフォーマー」の時にふと思い出した「ジェイデッカー」がもう一度見たいかも。パトカーだの救急車だのが変形合体して、しかもAIが進化して友情を育むストーリーって未だにツボだし(^^)
SGA屋伍一さんにも何かお勧めありますか?

投稿: たいむ(管理人) | 2009/05/27 21:05

こんばんは

ジェイデッカー! わたしも好きでしたよ! たしか會川昇氏がメインで脚本を担当されてたんですよね
一癖ありげなロボ刑事たちが、友太くんとデッカードに感化されて仲間意識が芽生えてくる流れがツボでした(笑)

おすすめのものというと、ウチのほうで書いたかもしれませんが、わりかし最近では『ゼーガペイン』
あと『グレンラガン』が「『ガリアン』にも影響されてる」と聞いて、「そういや『ガリアン』って面白いアニメだったよなー」としみじみ思い返したりしてました

投稿: SGA屋伍一 | 2009/05/30 21:02

■SGA屋伍一さん、こんにちは
すっかり放置していて遅くなりました。

>ジェイデッカー! わたしも好きでしたよ!
ワーい♪やはり知っている人は知ってますねー(^^)私はラストのほうの一か八かの合体で大泣きしたので、やはりそのあたりですね。
何故かビデオテープに最終回の録画が残っていて、ビデオが現役だったころは時々引っ張り出して見てましたw

>『ゼーガペイン』
全く分りませんのでスルーしてました。
『ガリアン』もわかりませーん(^^;


投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/04 23:49

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