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2009/05/04

BS11で「第3回声優アワード」放送。

昨年に引き続き、今年も授賞式+受賞者のインタや対談などが編集された、たっぷり2時間の特別編がGW(5/3)に放送された。「第3回声優アワード」の授賞式は3/7であり、受賞者については(ファンなら)周知のことと思い、情報としてはさほど新鮮ではないが、この番組の楽しさは静粛な授賞式の模様というよりも(女性陣の衣装や各受賞者のスピーチも良いけれど)バックでの喜びの言葉であり、やはり大ベテランさんの特別対談が目玉と思う。
昨年は功労賞受賞の野沢那智さん/羽佐間道夫さん/来宮良子さんらの対談が最高に楽しかったが、今年も功労賞の内海賢二さん/富田耕生さん/永井一郎さん、そしてシナジー賞(「鉄腕アトム」)の清水マリさんでの対談が実現。昔話も興味深かったけれど、聞き慣れた麗しいお声そのままでの対談に聞き惚れてしまった。

各受賞者は以下の通り。
crown主演男優賞:神谷 浩史さん。
これまでとはやや異なる強さと穏やかさを併せ持つようなキャラクター(夏目)を好演したことが評価されたように思う。受賞には「本当に自分が貰って良いのか?」と戸惑いがあったとのことだが、『ガンダム00』でのティエリアもハマリ役と思うし、私個人的にも納得の受賞と思うが。
crown主演女優賞:釘宮 理恵
昨年のサブキャラクター女優賞に続き、今回は堂々主演での受賞。やはり少年・少女と正反対なキャラの演じ分けの見事さが決め手だろうか。昨年同様で(こちらも同じく)「私で良いのか」といったコメントをされていたが、もはや誰もが認める実力の持ち主と思う。和服姿が可愛らしかった。
shine助演男優賞:井上和彦さん・杉田智和さん
ベテランの井上さんも杉田さんも、二枚目から三枚目、ヒーローから悪役、人間から妖怪までなんでもこなされる方々。話題作に多数出演されていたことから今回の受賞に繋がったか。井上さんは、今日の自分があるのは師匠:永井一郎さんのおかげが大きいと言われ、今後は後進指導に尽力しつつ、引き続き声優業を続けていかれるとのこと。杉田さんは・・・、実は初めてご本人を見たのだが、なかなか個性的な御仁と拝見。言ってることが良く解らなかったのだが、今後ますますのご活躍を期待したい。
shine助演女優賞:遠藤 綾さん・沢城みゆきさん
遠藤さんは、『マクロスF』のシェリル役で主役級の存在感を見せつけた、2008年の旬というところだろうか。沢城さんは話題作のサブキャラに多数出演された実力ある演技派。いずれにしても気がついたらアチコチに御出演という幅広い活躍をされていた。「声優=裏方」という位置付だったという沢城さん。今後は裏だけではなく表でも恥ずかしくない仕事ができるようになりたいとのことだった。

clover新人男優賞:岡本信彦さん・梶裕 貴さん
clover新人女優賞: 阿澄佳奈さん・戸松 遥さん
デヴュー5年以内の新人さんたち。受賞の喜びの声は誰もかれもが「皆さんのおかげです」・・ま、当然か。声優戦国時代のような昨今で、真の実力での受賞なのはまだ不明。来年移行の声優アワードで再び姿を観られるかどうか、だね。
karaoke歌唱賞:中島 愛さん
2008年ではこの人を置いてほかはないでしょう。「ランカ役を貰えなかったら諦めていたかもしれない声優のお仕事」と言われていた。声優としてはまだまだ力不足と思うが、歌でも声優業でも成長が感じられたのも確か。堂々「これからも中島愛を見ていてください!」というので、その心意気を買ってもう少し見ていてあげよう、って感じだね。
musicパーソナリティ賞:神谷浩史さん
授賞式ではこちらの発表が先。イベントでのMC役も板についていたし、こちらも納得の受賞だろうか。小野さん残念!
club特別功労賞:武藤 礼子さん(2006年10月29日永眠)
エリザベス・テーラーや「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュースの吹き替え、『ふしぎなメルモ』のメルモちゃん、「ムーミン」のノンノンなど、だそうだ。
diamond功労賞:内海賢二さん・富田耕生さん・永井一郎さん
異議なし!既に70歳を越されている大ベテランの御三方だが、生涯現役を貫きたいとのこと(嬉しいぞ!)。とはいえ、(性格的に)後進指導はできないとおっしゃるのが内海さん。誰もが舞台(芝居)で学ばれてきた方々であり、若手はまず先輩の背中を見て学ぶ(盗む)のが当たり前という感覚なのだろう。昨年の特別対談でも言われていたことだが、安易にもこて先の技術で何とかしようとしているのが最近の若者の悪い癖。まずは身体で覚える、感覚を研ぎ澄ます、これらを磨くことが肝心ということ。内海さんの「生半可な気持ちだったら最初からやるな」という単刀直入のアドバイスが非常に良かった。
mapleシナジー賞:『鉄腕アトム』: 清水マリさん、水垣洋子さん・勝田 久さん
日本アニメの元祖。なぜ今回の受賞に?と思わなくはないが、妥当か。アメリカでのリメイクも進んでいるしね。
spade富山敬賞(話題賞):山寺宏一さん
中堅どころでの功労賞として今回は山ちゃん。今後も一層精進し、自分が死んだ時に「追悼番組」を放送して貰えるくらいになるのが目標だそうだ。
airplane海外ファン賞:福山 潤さん
今回から新設された賞。いまやジャパニメーションは世界共通語となっているが、”声優”がどれだけ海外のファンに認知されているのかを反映させたいとの試みの一つだそうだ。福山さん受賞の大きな要因は『コードギアス 反逆のルルーシュ』と思われる。海外では日本より1-2年遅れてのOAだろうし、2年前の第1回で主演男優賞を受賞している福山さんなだけに当然の結果かもしれない。”日本語”での演技が評価されたことについて、「驚きと嬉しさが半々」と言われていた福山さんだった。

やっと3回目という声優アワードで、漸く下地が固まり始めた様に思う。今のところは毎回全て受賞者が入れ替わっているが(別部門での連続や重複はあるが)、あと数年もすれば常連が現れるなど、話題や人気優先の傾向が崩れる日が来ると思う。そうなった時こそ真に栄誉ある賞に変わるものと思い、毎年の発表とこの放送を楽しみにしたいと思っている。

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コメント

2008年は釘宮さんと戸松さんの出演作ばかり見ていた記憶がありますよ。
「とらドラ!」「かんなぎ」「あかね色の染まる坂」など。

それを考えると今回の受賞は当然の結果でしたね。

個人的にはそろそろ「昌鹿野編集部」の小野坂昌也さんあたりが受賞してもらいたいんですけどね。

投稿: にゃむばなな | 2009/05/05 19:58

■にゃむばななさん、こんにちはsun
>「とらドラ!」「かんなぎ」「あかね色の染まる坂」
残念ながら、私はこの中では「かんなぎ」ぐらいですが、戸松さんのクレジットは沢山見た気がします。この方などは、来年以降もたびたび登場しそうですよね(^^)

>「昌鹿野編集部」の小野坂昌也さん
現在はファン投票みたいな審査ですし、どうでしょうね?小野坂さんは好きですけど(^^)
審査基準もそろそろ見直しが入ってもよさそうな気がしますが。。。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/05/06 17:05

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