がんだむの科学♪
『ガンダムの科学』というだけあって、ガンダムワールドでのテクノロジーを科学的に斬る!という感じで、第一回は「軌道エレベーター」における”カーボン素材”についてのお話。なんと、近頃発見された”炭素素材カーボンナノチューブ”の強度あれば、理論上では軌道エレベーターも夢ではない(かも)!!とのことだった。
高層建造物にまず必要不可欠な要素は、自身の重さに耐えられるだけの強度。この目途が立たないうちは決して実現不可能なものだが、発見されたカーボンナノチューブは、同重量の鋼鉄の100倍以上強度を持らしく、なんとか第一関門はクリア出来そうなのだそうだ。(ちなみに「00」の「軌道エレベーター」に使用されている素材はさらにその20倍の強度を持つ設定とのこと) もちろん、それだけで軌道エレベーターの建築(維持管理)が可能かというと、まだまだクリアすべき問題は山積で、そう簡単な話ではないけれど、今回は「軌道エレベーター(上)編」ということで、次回は別の問題点から可能性を語ってくれるものと期待している。3/8の第2回を待つことにしよう。
ところで、上編では、「(リニアモーターがあれば)ガンダムを宇宙へ戻すのも、これまでのように苦労しなくてすむ。」と締めくくられていたが、その方法は「00」で使用済み。それは知っていて書いたものと思うが、書くこと自体で記事の筆者は「Z」の世代では?と思うところ。シャトルに積み込んだり、ブースターにしがみ付いて打ち上げられたりと、確かに上がる為だけに何人もの犠牲をはらうといった苦労があったもんねぇ(^^;
そうそう、ガンダム30周年記念といえば、地味に公式ページが更新されているけれど、3/2に更新された「SPCIAL」のコーナーでは、何気に平井画のアスキラ♪がアップされていた。ザフトのキラに、オーブのアスラン。現在進行形な絵にはどことなくホッとしたりして。
モバイルでは、「ハロ」の待ち受けが現在無料でゲット出来る。ワラワラ~っとハロが降ってくる画像がすっかりお気に入り
”分”の数だけまず降ってきて、変わり目にあたると、遅れてもう一個降ってきたりもする。「59分→00分」にはスペシャルイベントが!必見
カラフルなハロ達なだけに、これはアスランが作ったハロだと(勝手に)断定!!
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コメント
現在ホンキで研究されてると聴きました。『00』の開始前特番で軌道ELが登場することを知って、とうとうガンダムの世界観もそこまで来たか!と感無量でした。
またその設定を物語で生かすところがハードSF派にはたまりませんのよ。
軌道ELの発想はずいぶん古いんですが、アニメで登場したのは新海氏の作品の背景か、あと何本もなかったような?さすがオニール型コロニーを世界で初めてドラマに使ったガンダムだけのことはあります。
ちなみに軌道ELの作り方、私が以前見聞きしたのは地上からはタワーとして立ち上げてゆくと同時に、軌道ステーションからも“クモの糸”のように下ろしていって繋ぎ、そこから軌道を上げて最終高度まで伸ばす…という方式でした。これだと遠心力で上にも引っ張れるので自重を全部支える必要がないんですね。
じつはガンダムでは崩壊した時は地上へ落ちるシーンばかりでしたが、とてつもない遠心力も働いているので本来なら上の方やステーションは宇宙へ飛散するはずだったりして。
投稿: よろづ屋TOM | 2009/03/06 11:22
■よろづ屋TOMさん、こんにちは
本当に「ガンダム」っていろいろな意味で偉大なんですよね。「ブレードランナー」と「ガンダム」ってなにかと引きあいに出されるでしょう?でも納得しちゃいませんか?
記事にも書かれていたけれど、とにかく現実ときりはなさずに「西暦」を使い、今の子供たちへのメッセージを込めた作品作りを・・・というのが竹Pの思惑でしたし、この記事は「なるほどなぁ」と言う感じでした。
でも、そうでなくても今やガンダムファンの半分以上が大人と思われ、”子供だまし”な設定では通用しなくなっている事も事実。現実のテクノロジーを把握した上で、架空の材質を開発しなくちゃって大変ですよね(^^;)
それでも、実際のところ”ガンダム”をあの寸法で作れる”ガンダニウム”については、突っ込まないのがお約束だけど(^^)
>ちなみに軌道ELの作り方
すっごく参考になりました!物理学系の話はウトイんで(^^)
落ちるのは、重力に引かれてとばかり思っていましたが、外に向けてかかる力が強ければ飛散しても不思議はないんですねー。
自転や公転、気象とか気圧とか、疑問はいっぱいなのですが、次回にそのようなお話が書かれていたら面白いですねー(^^)
だけど、折角リアルな設定がある反面で、ブースターなしで(トランザムで)大気圏外へ飛び上がったダブルオーライザー。此は如何に?
投稿: たいむ(管理人) | 2009/03/06 22:10