カテゴリー「◆映画(邦画)2008」の31件の記事

2008/12/23

「K-20 怪人二十面相・伝」みた。

K20twenty 第二次世界大戦が起こらなかった時の、もしものパラレルワールドがこの映画の舞台・・の冒頭の説明に期待度が上がった。
江戸川乱歩の《明智小五郎》と《怪人二十面相》という、固定観念にまみれたキャラクターを根底から覆すためには世界観から変えてしまえば良いワケだ。
(極めてお気楽ムードが漂う)”和風ダーク・ナイト”の誕生、なかなか面白かった

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2008/12/06

「252 - 生存者あり -」みた。

252 一応ドラマ『252 エピソードゼロ』を視聴してから鑑賞。劇場予告からしてプンプンと匂うモノを感じてあまり期待していないところに、ドラマは粋がってキャンキャンと吠えてるばかりのお約束な成長物語で「やっぱコレ系?」と思い、もし期限切れ間近な招待券がなければスルーしていたかもしれない。
でも、と言っておこうか。絶対だの、確実だの、根性論での安易な言葉が殆ど使用されなかったことをまず評価し、それなりに満足のいくパニック映画になっていたと思った。なにより、伊藤英明さんの娘役だった大森絢音ちゃんが素晴らしかった!

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2008/11/15

「ハッピーフライト」みた。

Happyflight_2 ANAの協力といえば、整備士にもスポットが当てられたTBSドラマ『GOOD LUCK!!』が思い出される。OJTでの機長交代や新人CAの初搭乗、整備士の道具の紛失など若干被るエピソードがチラチラと見受けられたが、グランドスタッフ、オペレーション・ディレクター、ディスパッチャー、管制官、バードパトロールetc、団体見学や航空オタクまでをギュギュっと凝縮させたこの作品。ほんの半日間に起こるトラブルの数々が、「これでもか」って位に次々と展開されており、まるで休む暇がないほどだ。軽いノリが楽しく、テンポの速さからも最初から最後まで釘付けだった。

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2008/11/01

「ハンサム★スーツ」みた。

Hansamu 「えー、でも、それじゃあ寛子ちゃんは?...」と思いかけたが、なんてーことはなかった。オチまで含めてみーんなハッピーなエンディングってのは良いよね 全体的にマンガちっくでリアリティゼロだけど、とても愉快でテンポよく、また時折ホロリともさせられる、思った以上に素敵な作品だった。
それにしても谷原さんの壊れっぷり?には拍手!本当に塚地君が中に入っているんじゃないかと思うほどの、崩れた演技が見事だった (以下、ややネタに触れてます。知らない方がより楽しめると思うのでご注意を。)

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2008/10/23

DVD「劇場版 空の境界(第1章)俯瞰風景」みた。

Karanokyoukaifukan [アニメギガ(鈴村健一)]の放送後、レンタルショップを探しても見当たらなかった『空(から)の境界』。DVDが発売されているのは確かなのだが・・と思っていたら、その時点ではレンタルが開始されていなかったとはね。見つけた時はただ「ラッキー♪」だったけどラベルを見てびっくり。そりゃ見当たらないハズだわ、”2008/10/22”がレンタル開始日じゃあねぇ。
第一印象ではやはり「マニアックなアニメ」と思った。おそらくは万人受けはしないタイプの作品。私は嫌いじゃないが、可もなく不可もなく、かな?映像がキレイな事から思ったより毒々しく感じたが、どことなく夢枕獏氏の小説に近い香りを感じるところで許容範囲。精神世界っぽいところは、[アニメギガ]での印象に確信が持てた感じだ。そして、淡々と語られる、哲学的で説明めいた長ゼリフは「押井 守」作品を彷彿させる。”人形”や”義肢”等が登場するところもしかり、か。

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2008/10/17

「ブタがいた教室」(試写会)みた。

Butaita 「6年2組で子ブタ飼って育てましょう。そして大きくなったら食べようと思います。」星先生によって教室に連れてこられた子ブタは無垢でどこまでも愛くるしい。子供たちも無邪気に「面白そう!」と星先生の提案に賛同。クラス一丸となって子ブタを飼い始める6年2組の26人だ。
限りなく実話に近い形が再現された”リアル時々フィクション”な作品。”Pちゃんの行く末”について議論を繰り返す26人の子供たちの発言は、そのほとんどが台本のない生の声。自分の言葉での真剣な意見の中には大人でさえハッとさせられるところがある。「殺すと食べるの違い」を咄嗟に説明できる小学生、セリフじゃなかったらマジ凄いかも。
(以下、ネタに触れているのでご注意ください)

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2008/10/10

「さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」みた。

Denoh_fainal 「退治てくれよう、モモタロス~」とか言われても、クスクスと笑っていたのは周囲では私だけ(^-^;
小さなお友達のお父さんお母さん世代から、更にひとまわり位上の世代じゃないとこのネタでは笑えないかぁー・・と、プラス苦笑い。(まぁ、映画も世代交代を描いていたわけでそんなもんかw)
正真正銘のファイナルとなるかは知らないが、ラストを飾るにふさわしく、サービス満点の華やかで楽しい映画だった。

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2008/10/08

「闇の子供たち」みた。

Yami_no_kodomotachi 数多の変態犯罪記事の切り抜きが貼り付けられた壁の真ん中に設置された鏡は、自分の顔を映しだすものであり、自分もその一人であるという戒めの意味が込められたものだろうか。同時に、見た(観た)者に対しての、これは決して雲の向こうの話ではないという、メッセージも込められているのかもしれない。しれっと味方のような隣人が・・なんてね。
ドキュメンタリーではないが、匹敵するほどの衝撃的な作品だった。

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2008/10/04

「容疑者Xの献身」みた。

Yougishya_x TVシリーズは先日の一挙再放送を見直したが、原作は未読まま。高視聴率のドラマが当たり前のように映画化されるこの頃だが、「ガリレオ-容疑者Xの献身」というタイトルで無かったことは正解だったように思う。福山:湯川と原作の湯川学のイメージがどれ位違っているのかは知らないが、おそらく原作のやや重感をキッチリ表現した映画と思われ、軽めのTVシリーズとは線引き出来ているのではないかと思う。(ちなみに「ガリレオΦ」は遊びも多く、やはり軽めの作りだったように思う)

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2008/09/22

「百万円と苦虫女」みた。

Hyakumannyentonigamushionnnaハッピーエンドを期待させておきながら・・・という終わり方は女性視点だよね?と思ったら、監督さんはやはり女性。
ありそうでなさそうな、なさそうでありそうなロードムービー。甘く終わらせないホロ苦さに好感が持てる、良い作品だと思った。

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