機動戦士ガンダム００ 2nd.（＃12）

第12話：「宇宙で待ってる」
不幸な行き違いだなぁ。ルイスと沙慈の間にいらぬ亀裂が入ってしまったようだ。コレを「運命のいたずら・・」とか美化していうのは簡単だけど、安易にアロウズに寄付までしてガンダムへの復讐をもくろんだルイスと、考え無しの愚行からCBに留まらずにいられなくなった沙慈でしかなく、どちらにしても身から出た錆の結果がコレなんじゃないかな。ギリギリ沙慈がオーライザーでの出奔を思い留まったのが救い。これ以上イライラさせないで欲しいなぁ、御二方よ！

【今回のお話】
(1)ダブルオーライザーの発動・・・一言でいうなら桁違い。もっと言うなら「インチキ」か。過去のガンダムでも物理の法則を無視したモノは沢山あったが、ここまでやったら本当に何でもアリになってしまうような・・。分解→再構築と簡単に解釈してあげたいが、機体はともかく人体までもとなるとやっぱ無茶でやり過ぎかな～ってね。
(2)ツインドライブの性能に動揺を隠せないリボンズ・・・「トランザムシステム」を考えれば、隠し球の１つや2つを想定していても良さそうなのに、彼らの機体に「トランザム」が実現していないことからも、掌握できなかった部分は４年間そのまま放置していたって感じだね。小賢しい王留美の胡散臭さもわかって利用していただろうに。
(3)まさかの敗退に荒れるリヴァイブ＆ブリング・・・００のオバケ性能を知っていたところでどうこう出来たとは思えないが、カナリの屈辱を味わったようだ。とはいえ「００」奪取の指示からリボンズも知らない性能と知り、プライドは保たれた？
(4)沙慈は最初からCBの一員、自分はずっと騙されていたと思いこむルイス・・・あまりにもわかりやすい構図をそのまま信じ込むなんてね。心が憎しみに支配されるとそんなものだろうが、どうにも感情移入できないルイスと沙慈。関わったばかりに刹那も余計な苦労を背負いこんじゃったなぁ。
(5)”メメント・モリ”の破壊に動き出すカタロン・・・トレミーより先に動き出していたカタロン。しかし情報は筒抜け？半数があっけなく”メメント・モリ”の餌食となる。

地上に宇宙に２射３射、まるで躊躇なく発射される”メメント・モリ”。連邦内部では”メメント・モリ”について緘口令が敷かれたが、そりゃ無理ってもんでしょう？悲しき中間管理職であるセルゲイ大佐の心労を察するところ。大佐はちゃんと「大量殺戮兵器」と位置づけているだけに、どこまで軍（アロウズ）に従うのか、いつ見切りをつけるのかが今後の楽しみだ。とはいえ、次回は「これぞガンダムマイスターの真髄」ってことで、早くも「”メメント・モリ”よ、さようなら」、なのかな？ま、デカブツは死角が多いし懐に入っちゃえば破壊はそう難しくなかったりするしね（＾＾；