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2008/11/08

名探偵コナン63巻

63 2009年4月公開の劇場版「名探偵コナン」は『漆黒の追跡者(チェイサー)』とのこと。劇場版では『天国へのカウントダウン』以来となる”黒の組織”の登場!非常に期待が高まるところだが、とりあえずは63巻の話題を。
62巻では、久々にコナンが”工藤新一”化して事件を解決したばかり。そして再びの”コナン”化までのわずかな時間に遭遇した第2の事件の途中で「つづく」となり、待たされた63巻だった。その「高速道路絞殺事件」、「回転寿司屋毒殺事件」、「猪鹿蝶殺人事件」、「銀白の魔女事件」の4つが収録されている。
表紙の通り、今回は車。”走り屋”がポイントだね

運転手死亡状態で高速道路を走行していた車。新一と平次の見立てにより運転手は走行中に絞殺されたものと断定。即座に警察に通報し、料金所を封鎖させる。2人で百台余りの車の中から不審車を3台まで絞り込んだところで佐藤・高木刑事と合流。高木刑事はともかく、2人を良く知らない佐藤刑事はソツのない2人の推理による捜査に圧倒されっぱなしだ。走行中での絞殺トリックは、ほどなく2人に看破され、犯人逮捕で2件目落着となるのだが、問題は新一のタイムアップ。灰原が示唆していたとおり「試薬」の多用から耐性が付き始めている新一で、あと半日は効力が持つはずだったものが4時間程度、謎解きの途中で発作が起き始めた新一だった。
もうすっかりお馴染みとなった「汗だくで息の荒い新一」状態。・・当然蘭の目の前でコナン化する筈もなく、事なきを得るだろうと分かっているが、今度はどう蘭を誤魔化すのかと迫るタイムリミットにはドキドキしてしまう。今回はガッシリと新一の手を握って離さない蘭だった。やむ負えず蘭に予備の麻酔銃を撃つ灰原で、突然倒れ込む蘭の後処理を思うとカナリ苦しい設定とはいえ、”ずっと握ったまま”という萌え要素(蘭が目を覚ました時にはコナンの手だけどそれでも離さないw)にニコニコなので、私は都合よく解釈することにした (哀ちゃんのちょっぴり痛む胸の内には「ゴメンね」なのだけど)
「オメーだけじゃねーよ。聞きたい事や、言いたい事があんのは、オレの方もだから。だから待っててくれよ。・・・オレの推理によると、恐らくそれは、オメーがオレに聞きたい事と、まったく同じだと思うからさ。」
きゃ~ 不安がる蘭の瞳に応える新一の照れながらの物言いが良いわ。もう既に10数年待せて置いて、さらに「待っててくれ」だなんていい加減にしろよ~なのだが、一応半年しか経過していない事になっている為、また居なくなっても待てちゃうんだよね(^^; それにほんの少し進歩した新一の言葉。ここまで言われれば、「きっと気持ちは通じてる」って思えるから、いつまでも信じて待っていようって思えちゃうよね。・・ということで、何度目かの”工藤新一”復活話はこれにて終了。
「回転寿司毒殺事件」は、阿笠博士引率による回転寿司屋で少年探偵団が遭遇する事件。「猪鹿蝶殺人事件」には元太の父親が初登場。といっても、容疑者の一人というのが穏やかじゃないが そして「銀白の魔女事件」。群馬県警の山さんも登場。ま、霧深い山道の中、ぶっちぎりに白い≪FD RX-7≫を操る魔女伝説には、「おそらく正体は・・」といったオチが容易に想像出来るだが、相変わらずお化けを怖がる蘭ちゃんが可愛いし、<ランエボ>をレンタルしてまでムキになって≪FD RX-7≫に挑む小五郎も楽しい。
「高速道路絞殺事件」、「回転寿司屋毒殺事件」では、「いかなる理由があろうとも。」という変わらない新一のスタンスが好きだ。やはり工藤新一の登場巻は名言が多くて嬉しい。

以上が63巻で、きっちり終わってしまった63巻。しかし4月の65巻は間違いないと思えば、64巻は1月か?劇場版情報も出始めていることだろう。いつまで続くのか、まだまだ終わりそうもない「名探偵コナン」かな?

追記:64巻発売は4/2!やはり4か月に2冊は厳しいようで、無理やり4月に合わせたという感じだね。

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コメント

高速道路の事件です。
解決編の方を先によんでしまったのは・・・
お陰で話が面白いのかどうかわかりません

投稿: | 2008/11/13 11:50

■名無しさん、こんにちは
記事の閲覧は自己責任で・・・としか言えないようです。
また名無しさんにとっての面白さの基準が、私には判断がつきませんし、ご自分で62巻・63巻を手にとって確認されるのが一番かと思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/11/13 19:33

霧の中は魔女の方はサンデーで読んでなくて
単行本楽しみだったんです。
最初から最後まで読みました。
でもトリックと言うか面白さがいまひとつで・・・
連載されて14年マンネリになったのかも?
元太のパパが、誰なのか?太ってる人が元太のパパ
なのかとも思いましたけど。
メガネひとつであんなに印象がかわるとは。

投稿: | 2008/11/19 13:21

■名無し様。
私も、どの話でもだんだんトリックが面白くなくなってきているようにも思えます。
ドル箱なのは分るけれど、もう何年も前から決着を望んでいる私としては、来年の劇場版を切っ掛けに、たたみにかかってほしいとところです。

元太のパパは面白いアイディアでしたね。推理の方はやはりもうひとつに思いましたが。

追伸:どうやらお名前はいただけないようですね。名前を入れて頂けない方は不特定多数の方と判断せざる得なく、今後は対応を考えさせていただくかもしれません。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/11/19 17:01

名前表示します。
来年の上映タイトルは「漆黒の狙撃者(スパイナー)」
「紺碧の棺」みたいならなければいいですけど。

投稿: カモミール | 2008/11/20 15:28

■カモミールさん、こんにちは
ありがとうございます。
同じ方とお話していれば話も広がるものですし、よかったです。
>「漆黒の狙撃者(スパイナー)」
単行本の帯は「追跡者」となっていますが?
どこのネタでしょうね?

>「紺碧の棺」
そうですか~。「紺碧の棺」がお好きですか?
残念ながら私は「紺碧の棺」は過去の作品の中でも印象の良くない作品なんですよね。
なんであれ4月を楽しみにしています。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/11/20 17:29

日テレが来春から番組の大改編を行うことを決定しました。
これに伴い、月曜19時からの「名探偵コナン」の存続が危ぶまれる状況となっております。

つきましては、下記のリンク先にて番組の存続を望む署名活動を実施しています。
賛同して頂ける方のご協力お願い申し上げます。
また、日テレへコナンの放送やめないで!という要望もお願いします。
日テレへの問い合わせ先も、下記のリンク内に掲載されています。

名探偵コナンの放送がこれからも続くようみんなで声をあげよう!

http://www39.atwiki.jp/detectiveconan/pages/97.html

投稿: いわ | 2008/12/07 13:13

紺碧の棺の感想は、キーボードの打ち間違いです(赤面冷汗)。
みたいにならなければと打ったつもりが・・・
紺碧の棺は酷過ぎて翌年のテレビ放送は、録画もしなかったし、裏番組観ていたくらいですから・・・
漆黒の追跡者の予告は、探偵達の鎮魂歌以上の
戦慄ものでした。
予告のシーンが新一の夢だったらいいんですけどね。
黒の組織が出てきたら誰かが,死ぬ。
そんな不安になってしまいます。
戦慄の楽譜よりも・・・
本当戦慄ものです。

投稿: カモミール | 2008/12/31 22:13

■カモミールさん、こんにちは
明けましておめでとうございます!

>紺碧の棺
まったく逆の意味に解釈してしまいました。ごめんなさいね。
私もね、「紺碧の棺」は酷すぎと思っているので、そうならないことを祈ってます。
でも古内さんの脚本ですし、予告編を見る限りはゾクゾクしますよね。といってもコロコロ変わるので、まだまだわかりませんが。

不安を持ちつつ4月を楽しみにしています!

今年もよろしくお願いしますね(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2009/01/01 19:48

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