機動戦士ガンダム００ 2nd.（＃09）

第9話：「拭えぬ過去」
狂気の戦争屋のサーシェス健在。ロックオンの放った一撃はサーシェスの半身をもぎ取るに留まり一命はとりとめていた、か・・・。サーシェスのスローネ発展型：アルケーガンダムは、2対1の対ガンダム戦をもモノともしないハイスペック機体。Mr.ブシドーには”私色”の新型がロールアウト間近で、もう一人のライセンス持ち：ヴァイヴ・リバイバルのMSは成層圏にまで上昇可能。「００」にも”オーライザー”が開発されているし、いよいよ本格的にドラゴンボール状態かしらねぇ。パイロットの手腕ではなく、機体のスペックに頼った”一撃必中必殺技”の氾濫はツマラナイんだけどな。・・それにしても、千手観音のようなセラヴィーの”手”が気持ち悪いんだけど。。。

【今回のお話】・・刹那・ルイス・スメラギらの拭えない過去。
(1)ティエリアをわざと逃がしたリボンズ。ティエリアの価値を軽んじているわけではなく、CBが敵対することが重要なようだ。・・・おかげで迷い始めたティエリア。一時的でもティエリアの離反がありそうでコワイなぁ。
(2)ルイスの過去を探るアンドレイ小熊ちゃん。そしてルイスと遭遇したことを沙慈に伝える刹那。・・・ルイスもなかなか罪作りだよね。
(3)敵ガンダムのパイロットがサーシェスと知りムキになるティエリア。ライル・ロックオンにもサーシェスの素性と刹那の過去が明かされる。・・・「俺たちは過去ではなく未来のために闘う。」と刹那を赦すライル。当時、ライルが何故家族と同行していなかったのか等を思うと簡単に割り切るライルの過去にも何かありそうだ。
(4）ビリーを（勝手に）訪問するMr.ブシドー。・・・”私色に染め上げて...”には一瞬「赤く？」とか頭をよぎったが、最高のスピードと最高の剣を御所望で近接戦闘がお好みらしい。それでもやはり”最高”って3倍位かな？逆切れビリーなだけにＣＢ潰しに尽力を惜しまないようだが。
(5)サーシェスとの戦闘により、トレミーの位置特定は時間の問題で宇宙へ上がることに。ガンダムによるトランザム全開が大気圏離脱のブースター替り。待ち伏せされるものの、部隊を一気に「駆逐する」刹那。・・・「００」がトランザムに参加しないのは不安定もあるだろうが、待ち伏せを予測したスメラギの戦術勝ちだね。

ガンダムなだけに戦闘シーンは期待してしまうが、個人的には1対1のガンダム戦より、フォーメーションだったり、今回のように指揮官による知恵比べにワクワクする私。いよいよイノベータが前線に登場となるようだが、スメラギＶＳマネキンをもう少し見ていたかった。戦闘終了後には大胆にもマネキンから”リーサ・九条”宛に敬意を表するメッセージが送られたが、度重なる豪胆な戦術から遂に確信したか？2人の過去の因縁は既に明かされていたが、出来ればコードギアスのような”全体相関図”が欲しいよね。