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2008/11/11

続・間違った楽しみ方?《菌類のふしぎ-きのことカビと仲間たち》②

さて、特別展:《菌類のふしぎ-きのことカビと仲間たち》レポのパート②。今回はイベント講演会から、さらに「間違った楽しみ方?」をご紹介。(パート①はコチラ
Gengaten_2 ・・でもその前に、第二会場の様子を少し。第二会場は、きのこ画家:小林路子さんのミニギャラリーと『もやしもん』原画展、そして物販コーナとなっている。小林さんのイラストは綺麗な色遣いの素敵な作品が多かったが、きのこOnlyで何十枚も絵が描けるってスゴイ。それだけ”きのこ”が多種多様という証拠...なのかな?(^^)
ほとんどの漫画等の原画展では撮影NGだが、こちらは非常に太っ腹。読めるし撮れる、連続した20ページ分くらいの原画が展示されている。ただし散々左回りに誘導されてきた所にイキナリ”右読み”となるでのご注意を。一旦先頭ページまで通り過ぎて戻る必要がある(^^; とにかく細部にまでペンの入った見事な原画。ファン必見!

Asechi 物販は某アニメショップで簡単に購入できるものと会場限定とがあるので、衝動買いでも見極めるべし。私は「ガイドブック」(限定)とクリソゲヌムの付箋を購入。そして思わず回してしまったガチャ『プレパラートでもやしもん』(1回100円)×2。”先行”の文字に釣られてツイなのだが、11月上旬発売というから巷でもそろそろお目見えするのでは? で、出たのは「A.アセチ」と「A.アルテルナータ」。ものすごくビミョ~だcoldsweats01 (裏面は顕微鏡画像なのだ♪)
イベント講演会:《もやしもん的菌類のふしぎ展の楽しみ方》は午後2時から。一度退場する必要がある私で、特別展スタッフは会場の出入口にて「再入場はできません。」を繰り返していた為、常設展示入場料を支払う覚悟をしていた。ところが講堂の位置を確認するために行ったインフォメーションにて嬉しい言葉をいただく。「本日の特別展入場ならば再入場で良いですよ(^^)」。もちろん受講証を持ち、会場内に居たからなのだが快く当日券の裏に”再入場”の印を押してくれた♪ 気持のよい配慮に感謝する!(・・とはいえ、イベント終了後には、参加者全員”再入場”の特権が与えられるんだけどねw)

さて、お待ちかねの講演会:《もやしもん的菌類のふしぎ展の楽しみ方》の話題へ。(残念ながらこちらは完全撮影禁止)
Dsc00635 開場は午後1時30分。40分過ぎに会場に到着した私だったので、受付で「2009年版カレンダーミニステッカー」を貰った後、後ろから2列目の席に誘導された。前方には既に100人近くが着席。ザッと見、老若男女は変わりないがアニメイベントとは雰囲気が異なり、ミーハーというよりは”専門分野”に関わる(見た目にも真面目そうな)方々で半数が占められていたように思う。・・後にQ&Aでは鋭い質問が飛び出し(沢木に見える菌が何たら階層云々等、専門用語が使われたり、他にも病院関係者等もいたようだ)、どうやら私の経験に基づく勘もまんざらではなさそうだ。(ちなみに「沢木の視える菌」に対しての、石川先生の答えは「沢木が視えると言うもの全て」。ウィルスの話に及んだ事でやっと私にも大きさの話だと判ったが、何であれ”ツッコミタブー曖昧領域”にしたい部分のようだねhappy01
午後2時オンタイムで講演会は開始。後方より『もやしもん』原作者:石川雅之さん、 「イブニング」:松下陵さん、国立博物館:細矢剛さんの登場から登壇へ。真横を通過されたのだが、その辺に居そうな”兄ちゃん”に見えた石川先生を意外に思う。とはいえ自分が「アニメと漫画を少しだけ・・」という、石川先生のプロフィールすら知らない不届者だったことを思い出し苦笑い。ウハハ(^^;;;
登壇して即、イブニングの松下さんから創刊仕立ての「グット・アフタヌーン」宣伝が始まった。石川先生の新連載も掲載されているとのこと。「まったく菌展とは無関係話題ですみません!大人の事情ですからっ!」など笑いを取る話術を駆使するも、残念ながら控え目な笑いが僅かに起こるのみ。会場全体の緊張が見えるような、手探り状態のまま講演会はスタートすることとなった。(実際、場が和むまでには結構時間がかかったように思う。和んでしまえば笑いに溢れるのだが、登壇者は戦々恐々だったろうなw)
進行用の台本はありそうだが無いにも等しく行き当たりばったりな印象。テーマは《もやしもん的菌類のふしぎ展の楽しみ方》なのだが、《もやしもん(的)》がほぼメインとなり、《ふしぎ展》はいずこへ??という具合。まぁ、私としてはそっちのがアリだったが、それでも《もやしもん的楽しみ方》としての挙がった話題を少し紹介しよう。
①会場の随所に描かれた”もやしもんキャラ”落書きは、正真正銘石川先生直筆によるもの。・・・オープン前日に描きまくったとのこと。子供目線の低い位置を意識して描いたと言われていたが、幾つ描いたかの質問には「・・・たくさん。(^^:」と、把握されていない拘りの無さ。スタッフによると40数か所あるらしいが定かではない。講演の後に描き足すと言われていたので、現在はさらに増えていると思われる。
②会場内の無数の菌フィギュアは設置が追いつかず、前日石川・松下両氏までが手伝うハメになったようだ。・・・突貫作業であり、接着剤の問題から毎朝数個が剥がれて落下しているらしい。(確かにS.セレビシエの壁は剥げ痕が点在している)。しかし落ちたフィギュアは場所を替えて再展示。、、ということで日々変化している菌のレイアウトかもしれない。(実は醸されている??)
③「ガイドブック」の表紙をはぐると出てくる絵は、石川先生にほんの数時間で(無理やり)描いてもらった絵とのこと。・・・もっともらしい英語表記のタイトルはココにしか使用されず、残念がる細矢さんだ。

スライド上映があるワケでもなく基本的にはQ&Aトークがすべて。脱線が激しくなったり、場が持たなくなると会場から新たなる質疑を求める事になる。そうなると《石川先生への質問》が多くなり、益々テーマから遠のくのだが、まるで気にせず進む妙な講演会だ。石川先生はもともと”菌類”に造詣があったわけではなく、連載を開始してから初めて勉強されたとのことだった。タイトルが2話から『もやしもん』に変更されたのは周知になっているが、農大漫画は「イブニング」編集長の”ツルの一声”で決定・断行。当事者としてはぶーぶーだったらしい。沢木の”菌が視える”も苦肉中の投げやり設定だったようだ。とりあえず蔵元へとロケハンに行った時の事、杜氏の「僕らは菌の醗酵する声(音)を聴いているんだよ。」という発言から、「じゃあ漫画なら視えたっていいんじゃね?」的安直な発想だったらしい。ほかにも経費落としの為に描き足されたワンカット等、『もやしもん』はムチャぶり満載な、カナリの”大人の事情”が反映された作品のようだ(^^; 私には、”正直者”あるいは”異端児”な印象を受けた石川先生で、本人による真実の裏話(暴露話)は興味深いが、一歩間違うと興醒めしそうなアケスケな答えになんとなく苦笑いでもあった。(真実でもネタが過ぎると逆効果。すこし危険な香りも・・・?)
一つ、第1巻で大量のヒオチ菌の中から沢木が掴んだ謎の菌についての質問が出た時の動揺?が面白かった。途端に歯切れが悪くなりぐずぐずと前置きばかりになる石川先生。最大の汚点であるかのように余程言いたくない話なのだろう。最終的には「オフレコ(ネットなどに上げないこと)」を前提で話してくれたが、話はここまで。約束なのでアレが何なのかを「知っている。」とだけ書いて優越感に浸ることにするbleah
Dsc00639 後半《ふしぎ展》から《もやしもん》を絡めた、細矢さんに対する質問がひとつあった。「まだ登場していない菌で、今後是非にも登場させて欲しいお気に入りの菌(カビ)は何か?」というもので、自分宛の想定外の質問にうろたえながらもなんとか「カエルツボカビ」を捻り出す細矢さんだった。一時期ニュースを賑わせた「カエルツボカビ」で、誰でも一度は聞いたことがある名前と思う。現在は”ビール”をテーマに連載中で、否定も肯定もない石川・松下組だったが、それでもいつか漫画で「カエルツボカビ」にお目にかかれたら愉しくなりそうだ。(ガイドブックより→)
唯ー《ふしぎ展》的な暴露話で面白かったのが、展示の最初も最初「太古のきのこ」での”巨大きのこの化石”(プロトタキシーテス)の話。会場には”9m”実寸大パネルが展示されているのだが、実は展示場の天井までの高さは”7m80㎝”しかないらしい。「えーと、”実寸大”の筈では?詐欺じゃん!」・・つい口を滑らした細矢さんと思われ、多分オフレコが望ましい話題とは思うけれど、口止めされていないのでコチラは暴露させてもらった。(ま、誤差範囲に思いましょ、ってことだけど)
最初こそギクシャクしていたものの、いつしか和んで温かい笑いに溢れた講演会になっていた。ラテン語の学名について(覚え方など)やロケハンでの「みりんオヤジ」話に、チェコ・ドイツ・ベルギーでのビール話など、思い起こせば様々な話題と小ネタ満載な講演会になっていた。濃い...かどうかは微妙だが、堅苦しくない講演会がとても楽しく、参加できて良かったと思う。生の声が聴ける数少ない機会として、(私も含め)神戸やら山梨やらと首都圏以外の参加者も少なくなかったようだ。(若干の地方配慮もあったのかな?)

Moyashimon 講演会後、早速特権をいかして特別展に再入場。午前中とは打って変った混雑ぶりにおののくが、”凡そ9m”のパネルを見上げれば、ツイツイ顔が笑ってしまうワケでイベント効果は覿面。改めてイベント参加の意義を確認し、「チャンスあらば・・」と虎視眈眈、今後も(可能な限り)アクティヴな活動を心掛けたいと思った次第だ。
最後に、現場検証の如く”約40か所”の落書き探索にチャレンジしたが、人混みの中ではさすがに厳しい。(足元ばかり覗き込むのも怪し気に見えたことだろうw) それでも30分程度でカナリの数を発見できたのではないかな?

超長文。ここまで付き合ってくれた方に感謝!

※画像は全てクリックで拡大表示できます

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コメント

うきゃ〜〜〜。♪ぷ、れ、ぷれ、ぱらーと…あ。これは『とらドラ!』か。
欲しいなあ〜〜〜〜!ガチャポンとしては久々に爆発ヒットするんとちゃいますかね、これ。
コンプリートしたいな〜〜!100円!? あかん、値段設定上手すぎる。どんだけ買うか…
いやいやいやいや、それよりも。
全国縦断ツアーしてくれ〜、と言いたい。石川センセの講演はあきらめるとしても。
あ〜、こんなに人の記事で興奮したのは久しぶりですなあ…
ヽ(´∀`*)ノ もっぺん読も。(仕事ほったらかし)

あれっ。前回のコメの時も興奮してましたが…よろ川長TOM名義で書いてましたね。すんません、ややこしくて。

投稿: よろづ屋TOM | 2008/11/11 10:12

■よろづ屋TOMさん、こんにちはsun
3回シリーズにすれば良かった・・・と後悔したけど無理やりアップしてしまいました。
褒めているんだか、貶しているんだか、まるで纏まりのないレポなのに、喜んでいただけたようで良かったです(^^)長文にお付き合いありがとうございました!

プレパラートは、良く出来ていると思いますがあくまでも100円ですよ。それに10種類もあるから回してコンプするのは非常に困難かと。どちらかといえば大人買いをお勧めしたいですね。

>よろ川長TOM
あれ?と思いましたが、大概コピペで対応です!(^^;

投稿: たいむ(管理人) | 2008/11/11 19:26

たいむさん、お疲れさまでした~♪
楽しく読ませていただきました。
私が行った時点で多分、専門的なことよりは「もやしもん」中心に話題がシフトするだろう的なことを細矢さんが仰っておられたのですがビンゴでしたね。
でも、来る人が皆が専門家じゃないんだし、この展覧会も一般の人に菌への認知度を高めるというコンセプトの元にやってるんで、脱線ありでちょうどいいんですよ、きっと。
あくまで噂なんですが、私が今行ってる派遣先のグループ会社にビールの工場見学&取材をかねて講談社の方と石川先生が来られるらしいです。
それがホントなら遭遇する確率は非常に高く(というか無理に会いに行く)ネタになるんですがねぇ。

ちなみにプレパラートは
「自分で好きなだけ作れるから要らないや」
と思って珍しく購入しませんでした(笑)

ホント、長文レポお疲れさまでした。

投稿: エミ | 2008/11/11 19:47

■エミさん、こんにちは[E:sun]
お付き合いありがとうございます。
細矢さんにしてみれば、一応想定内ということだったようですね。マンガ夜話の如く原作本を机に積んであったので、そういわれてみればそうなのかもしれません。でも、あまり進行は上手くないですね。内輪(3人)で盛り上がってる風も見受けられましたし、それなりにイベントに参加してきた私としては、中途半端な印象は残ります。
でも、参加するだけで楽しかったです。

ビールは、海外でロケハンしておきながら「日本を中心に描きたい」とか言っていたので、本当にロケハンがあると良いですねw

投稿: たいむ(管理人) | 2008/11/12 16:32

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