「容疑者Xの献身」みた。
TVシリーズは先日の一挙再放送を見直したが、原作は未読まま。高視聴率のドラマが当たり前のように映画化されるこの頃だが、「ガリレオ-容疑者Xの献身」というタイトルで無かったことは正解だったように思う。福山:湯川と原作の湯川学のイメージがどれ位違っているのかは知らないが、おそらく原作のやや重感をキッチリ表現した映画と思われ、軽めのTVシリーズとは線引き出来ているのではないかと思う。(ちなみに「ガリレオΦ」は遊びも多く、やはり軽めの作りだったように思う)
「天才物理学者VS天才数学者」などと、いかにも知恵比べのようなコピーが付いていたが決してそういうものではなく、旧知の仲でどちらも互いを認める”天才”同士なことから腹の探り合いなども不必要な、相手の挙動から粗方察してしまうようなものだった。互いに多くを言わず語らずとも解ってしまう故の苦しみが切ない。
初めから『容疑者Xの献身』というタイトルと、予告編で散々流されていた「僕がこの事件の真相を暴いたところで誰も幸せにならない。」という湯川のセリフによって、真実を白日の元に晒すことが”人として(友として)”どうなのか?という罪と罰と償いの問題を別にした場合の、おそらく”異なる答え”に苦悩する話だと想定はしていたが、理不尽や矛盾を含むこうした割り切れない問題を抱えた作品を観た後は「正しさ」についてグルグルと考えてしまう私だ。そうしてその作品の答えには理解しつつも、自分自身では結果が出せないまま終わるのが常なのだが、でも、今回は石神の独りよがりの哀しき愛情を憐れむ。献身は、ただ石神のエゴで勝手な美学にも思えるから。
最後まで献身を貫こうとした石神の、堰が切れたような男泣きに圧倒された。堤さんはコミカルからシリアス、2枚目~3枚目、エリート役からしょぼくれ男まで実に器用にこなされる。松雪さんもバリバリ姐さんから儚げ美人まで何でもアリ。最後の盛り上がりは完全にこの2人の迫真の演技の賜物だった。
福山萌えだけでも十分満足の作品と思うけれど、人間模様も事件のトリックも充実した秀作。映像のイメージを持って挑むと痛い目にあいそうだが原作「探偵ガリレオ」シリーズはいずれ読みたいと思っている。
総評:★★★★☆+ 好き度::★★★★☆ オススメ度::★★★★☆
公開日当日にTV放送された「ガリレオΦ」とはしっかりリンクしていた。いくつかニヤリとする場面が登場するので、どちらが先でも併せて見るとより愉しいように思う。
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「いや、この『容疑者Xの献身』って、
東野圭吾の原作だったんだなって。
なるほど、どんでん返しがあるわけだ」
----あっ、観るまで『容疑者Xの献体』と間違えていたヤツね(笑)。
「そうそう。
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ちょっと病院のイメージが重なっちゃって…。
でも、観てみたらなるほどこれは『献身』的な愛の物語」
----確かこれってテレビの『ガリレオ』の劇場版なんでしょ?
帝都大学物理学助教授の湯川学が、
そ... [続きを読む]
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» 容疑者Xの献身 [いい加減社長の日記]
【gooブログの方へ】
アメブロからのTBが送信されないようですので、この記事にTBをつける場合は、
http://blog.goo.ne.jp/terry0317/e/0a36df3889050de1d749f696d3ccb022
の方につけていただくと、お返しできると思いますので、よろしくお願いします。
ポイント... [続きを読む]
受信: 2008/10/05 19:28
» 容疑者Xの献身 [Diarydiary!]
《容疑者Xの献身》 2008年 日本映画 テレビドラマ《ガリレオ》の映画化、物理 [続きを読む]
受信: 2008/10/05 19:53
» 容疑者χの献身 [利用価値のない日々の雑学]
今年度の期待度ランキングには出なかったが、実は密かに今年一番期待していた作品かもしれない。そもそも昨年のテレビ放映中から映画化を前提としていたコンセプトに感銘していたので、気合いの入れ具合にこちらも久々に民放のドラマとしては全部見た。フジでは「踊る大捜査線」などもテレビ、及び映画で大ヒットしたが、最初から映画化は明言していなかったからそれを考えると斬新なコンセプトと同時に(映画の側から見れば)もの凄く金をかけたプロモーションであり、テレビを利用しているということは、そのプロモーション費用の殆... [続きを読む]
受信: 2008/10/06 00:02
» [映画] ガリレオ 容疑者Xの献身 感想 [THE有頂天ブログ]
映画 「容疑者Xの献身」
10月4日から公開になった映画版「ガリレオ」こと「容疑者Xの献身」を観てきました。
以下、ネタバレ無しの感想。
■映画 「容疑者Xの献身」 あらすじ
惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが…... [続きを読む]
受信: 2008/10/06 22:43
» 誰も幸せになれない結末。~「容疑者Xの献身」~ [ペパーミントの魔術師]
大概のひとはドラマ「ガリレオ」のスペシャル版 THE MOVIEのつもりで行ってる・・のかな? としたら、 あの葵の印籠みたいなシーン(爆)はないので あしからず。 ドラマの持っていた、軽さとか派手さよりも 原作に近いつくりになってたんじゃないですかね? 容疑者Xの献身..... [続きを読む]
受信: 2008/10/07 04:18
» 容疑者Xの献身 劇場版 [心の音]
<内容>
監督:西谷弘 脚本:福田靖 製作:亀山千広 企画:大多亮
原作:東野圭吾 音楽:福山雅治、菅野祐悟 撮影:山本英夫
製作国:2008年日本映画 上映時間:2時間8分 配給:東宝
天才物理学者・湯川教授が生涯で唯一天才と認めた男・天才数学者の石神哲哉は、娘と二人で暮らす隣人・花岡靖子に淡い思いを抱いている。ある日、靖子の元夫・富樫が死体となって発見された。離婚後も何かと靖子たちに付きまとい、どこへ引っ越しても現れては暴力を振るっていた富樫。元妻であ...... [続きを読む]
受信: 2008/10/07 10:37
» 【容疑者Xの献身】 [日々のつぶやき]
監督:西谷弘
出演:福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子、北村一輝
原作は東野圭吾さんの同名小説、直木賞受賞作です。(原作の感想はこちら→☆
)
「天才物理学者湯川を頼って捜査協力にやってきた内海。顔をつぶされ手足の指紋を消された男の死体が見つか... [続きを読む]
受信: 2008/10/07 11:45
» 人の心は計算できない。『容疑者Xの献身』 [水曜日のシネマ日記]
第134回直木賞を受賞した東野圭吾の小説を映画化した作品です。 [続きを読む]
受信: 2008/10/07 20:02
» 「容疑者Xの献身」この男の純情に泣け! [soramove]
「容疑者Xの献身」★★★★オススメ
堤真一、福山雅治、柴咲コウ主演
西谷弘監督、2008年、128分
原作を読んだのは直木賞受賞直後で、
この原作とドラマ「ガリレオ」は
結び付いていなかったので
映画化を知った時は軽く驚いた。
原作の主役はあくまで「...... [続きを読む]
受信: 2008/10/08 08:11
» ガリレオが挑む、 “愛” の証明●容疑者 X の献身 [Prism Viewpoints]
その謎を、愛そう。 ――― (公式キャッチコピー)
『容疑者 X の献身』
容疑者 X の献身 公式HP
発見された男性の死体は顔がつぶ... [続きを読む]
受信: 2008/10/08 14:42
» 『容疑者Xの献身』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「容疑者Xの献身」□監督 西谷 弘□脚本 福田 靖 □原作 東野圭吾(「容疑者Xの献身」文藝春秋刊) □キャスト 福山雅治、堤 真一、松雪泰子、金澤美穂、柴咲コウ、北村一輝、渡辺いっけい、真矢みき、ダンカン、長塚圭史、益岡徹、林 泰文 ■鑑賞日 10月5日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 実に興味深い・・・。 映画版『容疑者Xの献身』の公開初日の4日(土)福山演じる天才物理学者・湯川学の大学時代を... [続きを読む]
受信: 2008/10/09 17:54
» 容疑者Xの献身 [掃き溜め日記-てれびな日々-]
惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人... [続きを読む]
受信: 2008/10/09 17:56
» 舞台挨拶へは行けなかったので、「ガリレオφ」を見てからのんびり観に行った『容疑者Xの献身』 [|あんぱ的日々放談|∇ ̄●)ο]
10/4に公開された『容疑者Xの献身』だが、舞台挨拶へは行けなかったので、同じ日に放送された『ガリレオφ』を見てから、ゆっくり観に行った(爆)映画『容疑者Xの献身』公開記念10/4はガリレオの日!『ガリレオφ エピソードゼロ』サークルKサンクスで発売中のタイアップ....... [続きを読む]
受信: 2008/10/09 21:44
» 容疑者Xの献身 [to Heart]
その謎を、愛そう。ガリレオが苦悩する、その謎とは?
製作年度 2008年
映時間 128分
脚本 福田靖
監督 西谷弘
原作 東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋社刊)
音楽 菅野祐悟/福山雅治
出演 福山雅治/柴咲コウ/北村一輝/松雪泰子/堤真一/ダンカン/長塚圭史/益岡徹/林泰文/渡辺いっけい
東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編で、第134回直木賞に輝いた同名小説を映画化。
{/book_mov/}ある日、男性の惨殺死体が発見される。やがて身元は、無職の富樫慎二と判明。死因は絞... [続きを読む]
受信: 2008/10/10 00:00
» ★「容疑者Xの献身」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
今週の平日休みは、ららぽーと横浜の「TOHOシネマズ横浜」で3本まとめ鑑賞。
いよいよ6000マイル達成で、1ケ月無料パスを使いまくります。
本日の2本目は、フジテレビの人気ドラマシリーズ「ガリレオ」の映画化。
映画主演は確か初めての福山雅治と、ひらりん的にやっとツンデレ演技に慣れた柴崎コウの主演。... [続きを読む]
受信: 2008/10/10 03:53
» 容疑者Xの献身 [カリスマ映画論]
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
『心の行方』が生んだ天才のジレンマ
[続きを読む]
受信: 2008/10/10 12:58
» 「容疑者Xの献身」西谷弘監督 [雑板屋]
最初からわかっていたこと。
泣いた。やっぱり泣けた。
自主的で献身的な‘愛’に・・・静かに泣いた。
人が人を想う気持ちの計り知れぬ重さに‘感動’するのである。
ほんと・・・
石神が堤さんでよかった。
花岡靖子が松雪さんでよかった。
二人があまりにも素晴....... [続きを読む]
受信: 2008/10/11 06:57
» 「容疑者Xの献身」 愛は割り切れない [はらやんの映画徒然草]
昨年テレビシリーズが放映された「ガリレオ」の劇場版です。 テレビシリーズは毎回欠 [続きを読む]
受信: 2008/10/11 08:59
» 「容疑者Xの献身」 感情にうごかされた二人の天才・・・・。 [取手物語~取手より愛をこめて]
『科学で証明できないものは、理解できないくせに・・・。』 [続きを読む]
受信: 2008/10/11 11:28
» 容疑者Xの献身 [花ごよみ]
原作は東野圭吾の小説。
本の方はすでに読んでいるので
ストーリーは分かっています。
どういう風に映画化されているのか
見届けたくて観に行きました。
石神が堤真一が演じる?
それを知ったときは、
あれっ、ちょっと石神のイメージと、
違っているのではないかと、
危惧していましたが、
映画を見てその不安は払拭されました。
うつむき加減の姿勢、
人生に疲れたような表情…。
とにかく、お見事!と拍手を送りたいほど
石神になりきっていました。
ストーカーのようなそぶりまでしての
献身的... [続きを読む]
受信: 2008/10/11 21:19
» 映画「容疑者Xの献身」 [FREE TIME]
話題の映画「容疑者Xの献身」を鑑賞しました。 [続きを読む]
受信: 2008/10/12 01:32
» 容疑者Xの献身 (2008) [白ブタさん]
ドラマ 『ガリレオ 』 の映画版、原作も大評判のこの作品。
つい先に原作を読んでしまったんですけど、行ってきました(^^ゞ [続きを読む]
受信: 2008/10/12 12:50
» 容疑者Xの献身 を観たゾ [ヤジャの奇妙な独り言]
自他?共に福山雅治に似ている(と思う、思われている?) オイラがフレミングの左手の法則を形 [続きを読む]
受信: 2008/10/12 18:36
» 天才数学者 vs 天才物理学者【容疑者Xの献身】 [犬も歩けばBohにあたる!]
テレビドラマも高視聴率を納めた『ガリレオ』の映画版。 原作は本作で直木賞受賞した [続きを読む]
受信: 2008/10/13 18:22
» ★容疑者Xの献身(2008)★ [CinemaCollection]
その謎を、愛そう。ガリレオが苦悩する、その謎とは?上映時間128分製作国日本公開情報劇場公開(東宝)初公開年月2008/10/04ジャンルミステリー/ドラマ【解説】東野圭吾の『ガリレオ』シリーズ初の長編にして直木賞受賞の傑作感動ミステリー『容疑者Xの献身』を、大ヒッ...... [続きを読む]
受信: 2008/10/15 19:43
» 「容疑者Xの献身」TVとは、別物! [シネマ親父の“日々是妄言”]
原作読んでません。TVドラマも、チョこっとかじったくらいです。東野圭吾原作「ガリレオ」シリーズの映画化。「容疑者Xの献身」(東宝)。事前に観た人から『泣けるで~』と聞かされ、吾輩『???』このシリーズって確か、福山雅治の軽妙洒落な“なりきり演技”がウリの、少し軽めのお話じゃございませんでしたか?
管内で身元不明の顔をつぶされ、指紋を焼かれた男性の他殺体が発見され、所轄の刑事・内海薫(柴咲コウ)は、応援に来た本庁の草薙(北村一輝)達と共に捜査を開始。男性の死因は絞殺。程なく死体の身元は富... [続きを読む]
受信: 2008/10/15 23:40
» 「容疑者Xの献身」 [ば○こう○ちの納得いかないコーナー]
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男の絞殺死体が発見された。顔が潰され、指を焼かれたその男の身元は、富樫慎二(長塚圭史氏)と判明。捜査に乗り出した貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウさん)は、富樫の別れた妻・花岡靖子(松雪泰子さん)に疑惑の目を向ける。富樫が離婚後も靖子及び娘の美里(金澤美穂さん)に付き纏い、何処へ引っ越しても現われては暴力を振るったり、金を無心していたからだ。ところが富樫の死亡推定時刻、靖子には鉄壁のアリバイが存在した。
靖子のアリバイ確認をする過程で薫は... [続きを読む]
受信: 2008/10/17 14:32
» 容疑者Xの献身 [Sweetパラダイス]
愛しの福山さんをスクリーンで堪能してきましたやっぱスクリーンで見るのはいいわミステリー作家・東野圭吾の直木賞作品「探偵ガリレオ」シリーズを原作とする人気ドラマの劇場版。福山雅治演じる天才物理学者・湯川学が、卓越した推理力で難問に挑む。顔をつぶされ、指を...... [続きを読む]
受信: 2008/10/17 14:47
» 容疑者Xの献身 [★ Shaberiba ★]
愛や人の思いなんてものが、計算通りにいくわけはない・。
天才ながら不器用な男の物語に涙・・。 [続きを読む]
受信: 2008/10/19 12:26
» 天才数学者の悲しい愛 [MARGARETの徒然草〜DiamondDiva〜]
映画「ガリレオ〜容疑者Xの献身〜」を見てきました。湯川の大学の同期で数学を専攻していた高校数学教師石神の悲しく歪んだ愛を描いたシリアス・サスペンス。弁当屋を経営する花岡靖子は元夫富樫に離婚してからも付きまとわれては暴力を振るわれ、大喧嘩の末に殺してしま...... [続きを読む]
受信: 2008/10/19 20:25
» 役者ってすごい!「容疑者Xの献身」 [茅kaya日記]
JUGEMテーマ:映画
堤真一は役者です。
そして、ましゃはやっぱミュージシャン!
ドラマくらい面白ければスクリーンで福山君も観れるし、
ま、いいかぁってノリでしたが、
いや、これはドラマの延長線とは違う
ほんとうに映画らしい映画でした。
同じくましゃファンの息子と観てきました。
ネタばれしてます。
... [続きを読む]
受信: 2008/10/20 17:03
» 容疑者Xの献身 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
05年に直木賞を受賞した東野圭吾の人気ミステリー「探偵ガリレオ」シリーズ第3作「容疑者Xの献身」をTVドラマ「ガリレオ」のスタッフ・キャストで映画化。
果たしてガリレオの前に立ちはだかる天才数学者・石神哲哉とは一体どんな人物なのか?
天才と天才の哀しき闘いが、....... [続きを読む]
受信: 2008/10/20 21:03
» 『容疑者Xの献身』 [めでぃあみっくす]
原作は未読、しかもTVドラマも全く見ていないのですが、結構評判がいいので興味は薄かったのですが見てみましたが、これは「実におもしろい」。映画化ありきのTVドラマの映画化といってもフジテレビなんでと思っていましたが、ガリレオという看板を外したために見事にタイト....... [続きを読む]
受信: 2008/10/21 18:05
» 容疑者Xの献身 [週末映画!]
期待値: 95% 東野圭吾の「ガリレオ」シリーズの映画化。 ドラマの映画版とはちょっと違うようです。 [続きを読む]
受信: 2008/10/22 22:46
» 【容疑者Xの献身】☆福山雅治堤☆真一☆ [猫とHidamariで]
ガリレオが苦悩する、 その謎とは?容疑者Xの献身HP容疑者Xの献身-goo映画監督 : 西谷弘原作 : 東野圭吾出演福山雅治 : 湯川学堤真一 : 石神哲哉松雪泰子 : 花岡靖子 柴咲コウ : 内海 薫北村一樹 : 草薙俊平金澤美穂 : 花岡...... [続きを読む]
受信: 2008/10/23 00:17
» 映画評『容疑者Xの献身』一部ネタばれあり [ファブログ]
久々の映画評です。 映画は時折見ていましたが、時事問題に関して不毛な粘着をして来る人がいましたので、他の人達への伝染を避ける意味でお休みしていました。 ★★★★★ 評価は今後への期待をこめて5つ星。 まずは、映画の概要。 フジテレビの人気ドラマ「探偵ガリレオ」の映画化です。 原作は東野圭吾の推理小説。 探偵ガリレオ (文春文庫) 東野 圭吾 推理小説は子供の頃大好きだった。 最近は話題の小説だとし... [続きを読む]
受信: 2008/10/23 18:45
» 容疑者Xの献身 (福山雅治さん&堤真一さん) [yanajunのイラスト・まんが道]
◆福山雅治さん(のつもり)◆堤真一さん(のつもり)テレビドラマ『ガリレオ』の劇場版『容疑者Xの献身』に、福山雅治さんは湯川学 役で、堤真一さんは石神哲哉 役で出演しています。先日、仕事の合間をぬって、ようやく映画館に観に行くことができました。●導入部のあらすじと感想... [続きを読む]
受信: 2008/10/26 01:06
» 容疑者Xの献身 [ケントのたそがれ劇場]
★★★★ 原作者は東野圭吾さんで、この作品で第134回(2005年下半期)直木賞を受賞しているが、本作での受賞というよりは、それまでの実績が評価されての受賞だと思う。そもそも本作は、探偵ガリレオシリーズ第3弾ということで、シリーズものが嫌いな僕には興味の... [続きを読む]
受信: 2008/10/26 22:14
» 容疑者Xの献身(祝100作目を達成) [別館ヒガシ日記]
容疑者Xの献身は14日9時半から劇場で鑑賞も
結論は俺も隣に引っ越して来たら絶対に止めるが
容疑者Xは祝100作目に相応しく大満足だね
内容は隣に住む親子が突発的に元ダンナを殺し
数学者の天才である石神が親子を助けた事から
悲しき石神VSガリレオの天才バ... [続きを読む]
受信: 2008/10/30 19:48
コメント
はじめまして。
スミマセン、TBさせていただいたんですが、ココログの調子が悪いようで、3度も飛ばしてしまいました。
どうぞ余計なのは削除してください。
投稿: かみぃ@未完の映画評 | 2008/10/05 03:17
>最後まで献身を貫こうとした石神の、堰が切れたような男泣きに圧倒された。
私もこのシーンは圧倒されました。
堤真一さんの演技力に脱帽です。
投稿: BROOK | 2008/10/05 08:54
正直言ってそんなに期待してませんでした。
堤さんが犯人役になった時には「えぇ~、じゃあ見に行かなきゃ・・・」的な、あまり嬉しい発表じゃなかったですし。
しかし、これはテレビドラマシリーズとは全く別物の、ものすごい作品でした。
堤真一、すごい!!またまた惚れ直しちゃいましたよ~。
それにしても・・・鑑賞後、こんなに辛いのは何年ぶりでしょうか。
胸が苦しくなる作品でした。
投稿: せるふぉん | 2008/10/05 09:33
■かみぃ@未完の映画評さん、こんにちは[E:sun]
ご要望どおり削除させていただきました。
夜間・週末は決まって不安定なココログには困ってしまいますね。
■BROOKさん、こんにちは[E:sun]
全てが水の泡・・と嘆いていたのが、気持ちが通じたことが嬉しかったのが、どちらでもありどちらでもないのか、どうとでも解釈できそうなあの崩れ方はみごとでしたね。
ますます堤さんが好きになりました。
■せるふぉんさん、こんにちは[E:sun]
堤さん、ハマっていましたね。
実年齢的には湯川(福山)と動機は苦しいのだけど、役どころと容姿やくたびれ加減を比較するところから大いに納得です。苦労と絶望は人間の老化を早めるものなんだなって。
別物に仕上がっていて「えー」というファンもいるでしょうが、私もこちらをより気に入っています。良かったですよね!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/05 09:59
こんにちは♪
私もタイトルに“ガリレオ”が付かなかったのが良かったと思います。完全に湯川センセは脇役になってしまいましたし。
今回は堤さん目当てで観に行ったのですが、やはり堤さんはすごいですね~。どんな役もこなしてしまうし、今回は泣かされました。
松雪さんもDMCでのあの人とは思えないほど儚げ美人役がハマってました。
投稿: ゆかりん | 2008/10/05 14:50
騒ぎが起き始めた時、石神さんがすぐ駆けつけていれば
殺人なんて事には・・・
観終わっても、すっきりしない結末でした。
(ノ_-。)
投稿: | 2008/10/05 15:31
■ゆかりんさん、こんにちは
>完全に湯川センセは脇役
TVシリーズは個性を強調していたから目立ちましたけれど、本来はこういうスタイルなのでは?と思いました。
堤さんはしぶいながら人気ありますよね。私も見事にハマり役だったと思います!松雪さんも同じく(^^)
■名無しさん、こんにちは
>騒ぎが起き始めた時、石神さんがすぐ駆けつけていれば
そうですよね。けれど、近所付き合いの希薄な都会ですし、実際は石神の行動が精いっぱい、もしくは尋ねても行く事もなく警察に自首して面倒なことにはならなかった・・・でしょうか(^^;
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/05 16:37
堤真一のための映画だったような・・・それでも賞をもらうときには助演男優なんでしょうね。
「ガリレオΦ」放映の術中にまんまとハマってしまいましたが、その日のうちに観ておいて正解でした。
投稿: kossy | 2008/10/05 17:38
まいどどうもです
ドラマ版とは違って良い雰囲気でした
原作もガリレオシリーズという感じではなく
湯川博士も最後に出てくるだけでした
映画化に当たっても控えめな登場で
上手く作ってると思いました
堤さん、松雪さん主演という印象でしたね
投稿: くまんちゅう | 2008/10/05 17:58
こんばんは!
TB&コメントありがとうございました。
TVシリーズでは、軽めのノリだったので、映画はどうかなぁ~と思いましたが、凄く面白かったです。
やはり堤さんと松雪さんが上手かったなぁ~
福山さんと柴咲さんの演技が追い付かない?なんて思った程でした(汗)
『石神の独りよがりの哀しき愛情を憐れむ。献身は、ただ石神のエゴで勝手な美学にも思えるから』
ああ~これは、私が原作を読んだ時の感想そのものです!!
原作では特にそう感じたのですが、映画は堤さんの上手さでウルウルきました~
投稿: 由香 | 2008/10/05 18:16
何時もお世話になっております。
見事なまでの心理戦でした。
人はいかにみたものでしか判断しないかを痛感しましたし、これだけ犯人が自信を持って供述する姿は本当に人の心理を上手く計算したからこそゆえ、さすが数学者という石神には観ている方が完敗しました。
ただその謎を最後に解いたのはやはり愛だったという事を湯川が出したのがこの作品の心理サスペンスの素晴らしさを描いてくれたと思います。
テレビシリーズよりも見所の多かった内容でした。
投稿: PGM21 | 2008/10/05 18:20
福山雅治目当ての観客に挑戦状を叩き付ける堤真一の熱演が見事でした!
役者としての幅が広い方ですね。
あの涙は凄い・・・。
投稿: AKIRA | 2008/10/05 18:42
■kossyさん、こんにちは
>助演男優
仕方のないことですけど、助演をあげたい演技でした。「クライマーズ」よりも良かったし。今年は邦画がはっとしていないし、ひょっとすると??な気も。
>「ガリレオΦ」放映の術中にまんまとハマって
軽いノリを求めて肩透かしの可能性もありますが、より上質な映画ですから儲けものだったのでは?珍しいですよね、こういうのも(^^)
■くまんちゅうさん、こんにちは
>ドラマ版とは違って良い雰囲気でした
原作を知らない分、ドラマはドラマで私は好きですけど、映画がより好みだったのでとても満足しています。
>湯川博士も最後に出てくるだけ
ああ、そうなのですが。読むのが楽しみです!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/05 19:40
■由香さん、こんにちは
TVシリーズも好きですけど、映画が良かったですね!キャストもドンピシャに好きな人ばかりで嬉しい限りです。
>私が原作を読んだ時の感想そのものです!!
ここは上手く表現できなくって何度も書き直したのですが、由香さんが原作で感じられた事と同じと聞いて嬉しくなりました。やはりそうですよね!!
それに、それだけ堤さんの演技が素晴らしかったってことでもありますし、嬉しさの2乗です♪
■PGM21さん、こんにちは
「幾何と見せかけて関数」で閃くガリレオ先生の存在が傲慢を打ち砕くお話でもありますね。
この事件を「愛」で決着つけられるのは本人と石神を知る者だけ。私は美しいとはちょっと思えないかも。
TVシリーズより映画がより好みではありますが、TVシリーズのみどころである数々の実験は大好きです。
■AKIRAさん、こんにちは
>福山雅治目当ての観客に挑戦状を叩き付ける堤真一
ですね!してやったりの堤さんが判定勝ちかな?(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/05 20:05
こんばんは。
スゴいにぎわいですね。
>堰が切れたような男泣き
これにつきますね。
そしてそれと対応する松雪泰子の名演。
まさに、これは
テレビ組に対する
映画組のガチンコ勝負。
予想とはまったく違う仕上がりに
満足の映画鑑賞でした。
そういえば、劇場は子どもが多く、
でも何度も走り回っていて……。
おそらくテレビシリーズとはかなり趣が違うんでしょうね。
投稿: えい | 2008/10/05 21:55
■えいさん、こんにちは
TVでも人気、原作も人気、映画は秀作ということで、幅広い層から注目されている作品になってしまったようです(^^;。「20世紀少年」以上の反響にはちょっとびっくりです。
それにしても、やはりフジ系は商売上手ですね。
>テレビ組に対する。映画組のガチンコ勝負。
王道を持ってくることでの意趣返しみたいな?(笑)
TVシリーズがあっての映画ともいえそうで、子供にをどれだけ想定していたかは分かりませんが、良い方向に裏切られた大人は満足ですよね(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/05 23:55
堤さんと松雪さんがとても良かったですね~
堤さんは主役のような圧倒感がありました。
テレビシリーズは未見ですが、映画は原作ファンも十分納得の見応えのあるものになっていたと思います。
堤さんの慟哭には泣かされました~
投稿: hito | 2008/10/07 11:49
■hitoさん、こんにちは
>映画は原作ファンも十分納得の見応えのあるもの
いつも思うのですけど、原作ファンから及第をもらえる作品だとなんだか嬉しくなります。
それだけ俳優陣が健闘したということだし、脚本が良いのでしょうね。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/07 20:49
こんにちは。
TVシリーズは未見ですが、予想以上に楽しめました。TVドラマ特有の軽さが極力押さえられ、TVとは差別化が図られている事がTV未見でも解かりました。
堤真一演じる石神が実に魅力的でしたね。感情に突き動かされて凶行に及び、他人の感情を読み切れず号泣した結末は切ないものがありました。
福山初主演映画として注目を集めていますが、内容的には完全に堤真一に食われてましたね。
投稿: えめきん | 2008/10/09 07:12
■えきめんさん、こんにちは
例えばTVシリーズがなく、単独で映画化されたとしても十分ヒットしそうな作品でしたよね。TVのおかげで大ヒットというところでしょうか。
>福山初主演映画
福山は未だに木村拓哉に次ぐ人気アーティスト。ミーハー路線狙いは当然あるでしょう。そういった層の観客の反応がちょっと見てみたいですね(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/09 18:35
((o(-ェ-o)ドモドモ(o-ェ-)o))
期待以上の出来でびっくり!!!
思わず涙が流れました(爆)
笑いを排除して、重厚感を出したのが正解だったかな?
投稿: あんぱんち | 2008/10/09 22:40
こんにちわ。
ドラマ版はたいして面白いとも思わずに観ていて、
スペシャルも惰性で見た感じだったのですが。
この映画版の出来のよさには本当に驚きです。
あえて、大きくテイストを変えて映画を作ったあたりが
逆に良かったように感じます。
『ガリレオ』シリーズでまさか泣かされるとは思っても
いなかった私なので、余計に完成度が高く感じられました。
キャストに関しては、堤さんの素晴らしさ。
この一言に尽きますね。
彼があまりにも突出しすぎていたので、
湯川も内海もすっかり印象が希薄になってしまったのが
逆に面白かったです(苦笑)
投稿: 睦月 | 2008/10/10 12:55
■あんぱんちさん、こんにちは
>笑いを排除して、重厚感を出したのが正解だったかな?
きっとそうですねー。巧みな線引きだったと思います。とはいえ、なんだか福山&柴崎が客寄せパンダ観たくなってしまってる?(^^;
■睦月さん、こんにちは
実験は臨場感がなによりで、ドラマはドラマで面白いと思いましたが、心理的なヒューマンドラマとなった映画として一線を画したのは大正解ですよね。映画が先だったのだけど、TV-SPを見てつくづく思いました。
>『ガリレオ』シリーズでまさか泣かされるとは
予告編でそれとなく悲劇は想像していましたが、やられましたねー。
湯川と内海は出番も控えめだったし、最初からそのつもりだったのではないかと勘繰っています。
聞けば原作でも最後に少ししか登場しない湯川とのことだし。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/10 22:04
ちょっと大げさな福山の台詞回しさえ慣れてしまえば、
彼のお芝居は、カッコイイと言えますね。
テレビ版よりシリアスな内容で、本格ミステリーを味わったという出来。
ノーベル物理学賞受賞の教授が、
コメントで「実に面白い」・・なーーんて言ってくれたら、
もっとヒットするでしょうね。
投稿: ひらりん | 2008/10/11 01:38
■ひらりんさん、こんにちは
>ちょっと大げさな福山の台詞回し
アレがデフォルトと思えば、演技の上手い下手はあまり気になりませんよね。
本来ならば、キャストを総入れ替えした劇場作品でもなんら問題がない映画。堤さんが突出していたのでバランスが悪いとか言われていますが、福山効果は狙いのうちでしょうし、ちゃんと役割を果たしていて及第と私は思ってます(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/11 13:21
たいむさん、こんにちは!
テレビシリーズの成功パターンを敢えて持ち込まなかったのが意外でした。
ヒットした作品だっただけに、そういう判断するのは勇気がいったかと思いますが、この作品のテーマからするとこれは正解でしたね。
やはり本作は堤真一さんですよね。
最後の男泣きには、僕も圧倒されました。
それまでにずーっとおさえた感じだったのが、あの一点で決壊したかのように感情が吹き出してきた感じが見事でした。
松雪さんもデスレコードの社長とは別人でしたね。
やはり役者さんてスゴいなあ。
投稿: はらやん | 2008/10/11 16:32
■はらやんさん、こんにちは
私もTVシリーズはTVシリーズで楽しい作品で好きですけど、同じなのに雰囲気の異なる劇場版は素直に絶賛したいです。
松雪さん・堤さんはもともと贔屓の俳優さんです。
どんどん名のある俳優さんが他界されるこの頃ですが、ちゃんと若手・中堅と育っていて嬉しいですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/11 22:09
TV版も何編かは観たのですが、アノ雰囲気のまま2時間はキツイ
と、思っていました。
ドラマとは別ものと言っていた福山さんのインタビューがありましたが、
あそこまで徹底してるとは思わず、嬉しい誤算でした。
その時、「堤さんは徹底的に原作を読みこんだ」といっていましたが、
堤さん、やっぱり凄い石神になってましたね!
その一点の為に、全てを懸ける不遇な天才。
その先を想いおこさせ、素晴しいエンドでした。
投稿: kira | 2008/10/12 01:55
■kiraさん、こんにちは
TVの軽い雰囲気でも十分2時間イケちゃうと、私は思っていましたが、確かに嬉しい誤算。私もどちらかといえば映画が好みです(^^)
>「堤さんは徹底的に原作を読みこんだ」
その甲斐あっての見事な石神でしたね。堤さんも石神ではないですし、堤さんの解釈がそのまま表現されていたと思います。どうにでも捉えられそうな葛藤含みの慟哭は拍手喝采です。凄かったですね!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/12 16:56
たいむさん、こんばんは。
予想以上に楽しめた作品でした。重かったですが。。。
あと気になったのが、湯川教授の
「この事件を解明しても誰も幸せにならない」
という言葉はたぶんそのとおりだと思いましたが、
解明しなければ、花岡親子はその罪の意識から
精神崩壊を起こした可能性も考えられます。
そう考えると、献身として身をささげた石神に
あまり共感できない点も多くあったりするわけで、
「身勝手な美学だなぁ」なんて思ってしまいました。
堤真一の演技はハマってましたけどね(^^)
投稿: GAKU | 2008/10/15 00:51
こんばんは^^やっとお邪魔できました(笑)
中々、たいむさんの映画感想に追いつけないσ(^◇^;)
これは原作を読んでいて、途中までは東野さんの
原作にしてはイマイチかなあなんて思っていたのですが
途中から泣かされ、ラスト号泣でした(T^T)
それだけに、映画の出来が気になったのですが
(フジの製作ですしσ(^◇^;))TVドラマの軽いノリと
異なって、真面目に(笑)そして、原作にほぼ忠実に
描かれていました^^
石神役にしては素敵すぎる堤さん、花岡役にしては
美人過ぎる松雪さんと思ったのですが、
二人とも幅広い演技が出来る役者さんですので
違和感なく観る事ができました^^
地味な作りですが、ミステリーと人間ドラマ、飽きることの
なかった2時間ちょっとでした(*^o^*)
投稿: ひろちゃん | 2008/10/15 20:07
■GAKUさん、こんにちは
そうそう、石神の行為は己の美学に酔いしれた部分があって私も頂けません。
湯川先生が解明してもしなくても、誰も知らなくても、人を殺したことを自分が知っている限り幸せになんかなれないんですよね。
>堤真一の演技はハマってましたけどね(^^)
これだけでも満足のいく作品になりましたがw
■ひろちゃん、こんにちは
>中々、たいむさんの映画感想に追いつけないσ(^◇^;)
イエイエ、それはこちらも同じです。「P.S.・・」や「マンマ・・」等は見たらお邪魔させていただきますね!
原作はやはりどっぷり東野作品なのですねw。「手紙」以来重さが鬱陶しくて手を出さないようにしていたのだけど、このシリーズはほとぼりが冷めた頃にでも読んでみようと思っています。
邦画の中でも長いほうでしたが、ほんと飽きることなく最後まで見つめてしまう作品でしたね(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/15 23:46
TV版での楽しい名セリフが堤さんの寂れた重厚な演技の前では、重さが加わりましたね。
本当に苦悩する湯川先生が見れた気がしました。
ミスリードも素晴らしいですが2人の天才の生き様の対比もみごとでした。
私も石神の献身は独りよがりだと思う。
不器用な石神の姿は本当に憐れで切なかったです。
投稿: くろねこ | 2008/10/19 14:08
■くろねこさん、こんにちは
>本当に苦悩する湯川先生
考えようによっては、堤さんの演技を引き立てる為の控えめな演技と思える福山さんにも思えます。
尊敬していた石神であり、まさかの事に対応できない戸惑いが湯川先生にも感じらたように思います。
>不器用な石神の姿は本当に憐れ
頭も性格も良いだけに、挫折は死に匹敵。
屈折した愛のカタチが痛々しいばかりです。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/19 14:31
福山萌・・・たしかに、それだけで充分価値ありって
そんな気持ちで観たんで、いや、儲けものでした。
原作とほぼ同じと聞いていましたが、
ラストの展開はもしかしてオリジナル??って
一瞬おもいましたが、やはり原作に忠実だったようですね。
雪山シーンくらいでしょうか?
でも、原作の湯川の一番かっこいいシーンが削除されていたと福山ファンはいっていましたが。
これからわたしも、原作読みます。
投稿: mariyon | 2008/10/20 17:02
■mariyonさん、こんにちは
>でも、原作の湯川の一番かっこいいシーンが削除されていたと
へぇ~そうなんですかー。確認するのが楽しみです!でも私が原作を読むのはいつだろうなぁ。
積んでいる本が10冊くらいあって、内3冊は先に読むのが確定。割り込みさせたいタイトルがもう1作あって、どのくらいの順番待ちになるか・・・。
順番待ちして図書館で借りて、なら何が何でも。。だろうけど、買うのが習慣なのでどんどん山になる・・・(><)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/20 19:16
こんばんは、普通推理ものは、犯人が最後に分かるのに、最初っから分かってしまうのって、・・・どうかと思ってましたがね。
しかしながら、主役の湯川教授が知らない犯人を、観客に見せてしまうのには、驚きの脚本です。
それも、犯人をかばって、お隣さんが全部罪を被ってしまう、愛する気持ちにはかないません。
あの、冬山登山に湯川を誘ったのは、てっきり湯川を遭難させて消してしまうのかと思ってました。
アリバイ耕策のために、ホームレス殺人まで犯す、湯川さんが謎解きする前に観客が全て分かってしまうって、面白い映画でした。
でも、推理サスペンス映画なのに、ラストで不覚にも涙が流れたのは、堤さんの迫真の演技のせいでしょうね(笑)
投稿: パピのママ | 2008/10/20 21:39
■パピのママさん、こんにちは
犯人が最初からわかるタイプとしては、「刑事コロンボ」とか、「古畑任三郎」がありますし、私には許容範囲でしたよ。
>冬山登山
こちらは映画オリジナルとの事ですね。原作も読んでいませんが、私はフェイクと思いつつ見ていましたが、石神にその気がなかったかといえば、五分五分に思いました。
とにかく原作が枠にとらわれない作風なのでしょうね。
あら、涙は不覚ですか?
私は素直に堤さんに慟哭に泣けましたが(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/21 18:04
予告編段階では湯川センセが友情と謎解きの間で葛藤するだけかと思っていましたが、
実際にこの映画で重きが置かれていたのは石神哲哉の純愛的献身。
冒頭で「愛」について語るシーンがありましたが、献身も友情も全て「愛」。
数字で何事も答えを出してきた両者が数字では解明できない「愛」で苦悩する姿が凄く印象的でした。
投稿: にゃむばなな | 2008/10/21 20:46
■にゃむばななさん、こんにちは
>冒頭で「愛」について語るシーン
予告編でもさんざん流れていましたが、まさしくそのモノズバリの内容でしたね。「まったく論理的でない」という湯川先生の答えもそのとおり。
一見割り切れないモノを割り切って面白い。と言いながら全く理解していなかった御二方が良く描けていたと思います。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/10/22 18:48
たいむさん、こんばんわ☆
堤真一も松雪泰子もすごく良かったですね。
ショボショボした石神は、背が小さく見えるほどでした。
お互いを尊敬しあっているからこその苦悩が、この映画をテレビドラマと違う上質なものにしているように思えます。
投稿: ノルウェーまだ~む | 2009/01/08 00:51
■ノルウェーまだ~むさん、こんにちは
>ドラマと違う上質なもの
まったくですね~
TVの軽いノリ目当ての方は肩透かし・・なんてこともありそうですが、私は大満足でした。
堤真一、松雪泰子さんは他の作品でも頑張ってましたし、結果が残るといいなって思ってます(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2009/01/08 18:13