「ゲット スマート」みた。

能あるタカは爪を隠す？？必ず一度目を外すのは、実は計算の内？と思いたくなるほど結果オーライの連続なのだけど、やっぱりアレは天然だよねぇ（＾＾；
大真面目な天然っぷりに、大いに笑わせてもらったスパイアクションコメディ作品。イヤ～笑った、笑った

副大統領直属の秘密諜報組織「コントロール」。世間的には国際的犯罪組織「カオス」の殲滅後に解散されたとされスパイグッズを展示した博物館まであるが、未だ「カオス」は存在、「コントロール」も地下活動を続けており、正にその地下に本部があったりする。今回の任務は「カオス」による核爆弾の脅威の排除。エージェントなりたてのマックスと、整形によって敵に面が割れていない ”エージェント９９”が組んで任務にあたる。
有能すぎるくらいに回転の速い頭脳による分析はピカイチ。巨体から７０kgの減量と肉体改造にも成功し、東洋武術から交渉術、ダンスまでもこなしてしまう、たぶん素質だけならスーパーエージェントのマックス。なのに何故か彼の計算どおりに事が運ぶことはほとんどなく失敗ばかり。それでもちゃんとキマる時はキマるから、決して足手まといなんかじゃないし、ツイツイ認めたくなってしまうような、色々な意味を含めて類まれなる才能の持ち主だろうか
いざ出陣！のバックに流れる「００７」テイスト満載な音楽には、スマートな任務遂行が想像されるのに、尽く笑いに変換されてしまう。そんなシチュエーションに慣れてくると、だんだんオチすら予想してしまうわけで、もはやお約束のように最後まで期待に応えてくれるマックスだ。
ホッチキスネタ等、マックスに限らずアチコチに笑いネタが盛り込まれ、同時に伏線になっているネタが散りばめられているのがなかなか巧い。一見おバカ作品だけど、ただのバカじゃないところが私には好印象。私のツボは”玉暖簾”かな？予告編でもあったけれど、続きがあるお約束に笑った。（飛行機のアレも面白かったけれど痛そうなんだもん（＞＜）最後はあんなことになっちゃうし（＾＾；）。良い意味で予想が裏切られて愉しめたスパイ・コメディだった。

総評：★★★★☆　　好き度:★★★★☆　　オススメ度：★★★★☆