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2008/10/03

アニメ 『西洋骨董洋菓子店~アンティ-ク~』 *レシピ12(最終回)*ちょこっと感想

12_2 世間を騒がしていた連続児童誘拐事件は、橘の機転から一件落着へ。警察側の配慮として、犯人逮捕に”アンティーク”や橘が関わった事は伏せられることとなった。そしてまた、いままでどおりの平穏な日常が戻ってくると思われたが・・・。

○橘の帰りを待っていた”アンティーク”のメンバー。
・・・連続誘拐事件が始まって以来、暗い影を落とすことが多くなっていた橘。今度のことでは何より橘自身を心配していた彼らであり、また子供もちゃんと助かったことを知り、ほっと胸をなでおろす彼らだ。
○千影、自立への道、、、は険し?
・・・橘が呪縛から解放されたと思い込み「家を出る」と言い出す千影。止めたりはしないが「どっちが大丈夫?」だし、結局まだどっちも大丈夫ではないのだけど、千影の言動を尊重する橘だ。
○エイジ、フランスへ(とりあえず2週間)
・・・フランスの田舎でパン屋を営んでいるという、フランス語学校の講師の実家へ遊びに行きたいというエイジ。「あったかい味のするフランスの地方菓子を学びたい。」と、エイジの前向きな発言に感動する小野。
○妹の結婚式に出席する決心をした小野。
・・・母親とのわだかまりはあるものの、自分なりに心の整理をつけた小野だ。
○”アンティーク”に珍しく閑古鳥の鳴くある日。橘と小野と2人だけの店。
・・・シミジミとこの一年を語り合う橘と小野。
「永遠に続かないからこそ、少しでも長く続けられるように大事にしていこう。」
○穏やかな日差しの中、くたびれた男がケーキを買いに訪れる。
・・・ケーキを受け取り、片足を引きずるようにしてゆっくりと去っていく男だった。悪夢の続きを思い出す橘。曖昧なまま封印されていた記憶は今度こそ自分の歴史に刻まれたことで”悪夢”は終わる。たぶん、きっと。

時の流れは止まらない。それほどちっぽけな存在でしかない人間で、誰かの営みの一つ一つは他人にとってみれば瑣末なことだ。それでも、人はひとりでは生きていない。良いことも、悪いことも、関わりある全てを自分の歴史に刻んでいく。世界はそうして出来ている。
誰もが曰くつきな何かを抱えている男4人が図らずも集ってしまった”アンティーク”。他人の領域と自分の領域、その中にある仲間も領域を見せてくれた物語だった。橘主体のアニメになっていたが、ほぼ原作のすべてを網羅し踏襲した作りはとても良く出来ていたと思う。”ノイタミナ”枠らしい1作だった。

”ノイタミナ”枠での次回作は「のだめカンタービレ~巴里編」、そして更に次は「あさきゆめみし」。まったく私のツボをつつきまくってくれる”ノイタイナ”で、もうエンドレスで見続けることになる枠だな~。

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