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2008/09/16

「百鬼夜行シリーズ」がお引越し。

久々に京極ネタ。
10月からのアニメ『魍魎の匣』のボイスキャストも発表され、京極作品もこれまでとは異なったファン層獲得となるか?(アニメから原作に手を出すとえらい目に遭いそうだケド)なのだが、金曜更新の「大極宮」(週刊大極宮:第364号)にて、「百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)」の版元が変更されるとの”おしらせ”があった。次回作『鵺の碑』から出版社が変わり、これまでのシリーズも増刷分からは新出版社からになるようだ。

一般的に単行本やノベルスと、文庫本の出版社が異なる事は勿論、何らかの理由によって版元が変更になることは珍しい話ではなく、小説を読むだけならば読者が困る事はほとんどない。けれど”シリーズ”として本を愛蔵している読者にはあまり嬉しい事ではないように思う。製本にあたって細部にまでこだわる京極氏であるから、新旧を本棚に並べた時に違和感アリアリの気持ち悪い景観にはならないと思うが、出版社の刻印等どうにもならないモノはある。まぁ元々京極作品は”シリーズ”毎にバラバラのマチマチだから(『豆腐小僧』には泣かされているし)今更と言えば今更で、これ以上どうにもならない事をとやかく言うつもりはないけれど少し残念に思う。・・ということで、細かい事情を知りたい方は「大極宮」(週刊大極宮:第364号)をご覧ください。
ところで、その中で「デビューから13年で13冊」という話があった。デヴュー時には「1年に1冊ペース」の約束があったそうで、やっトコのノルマ達成に苦笑いされていた。ちゃんとペースについても語られていたが、長らく続刊を待たされるこの頃を思うと「え?そうなの?」と疑ってしまいそうになる。確かに指折り数えると正解なのだけどcoldsweats01   また逆に、最近のペースを考えると「13作もあったんだー」って何気にビックリしてしまった。というのも(比較しても意味は無いが)同時期に作家デヴューされた森博嗣氏の新作発表のテンポと膨大な作品数を目の当たりにしているせいからかな?「いつの間に13作」って感じだ。

私が新作を待ちわびる数少ない作家さんなだけに、だからこそ何時までも待ち続けるが、1年に1冊ペースを死守しようするならば、そう遠くない未来に『鵺の碑』が読めるだろうか?イヤ連載中という(雑誌は読まないので良くは知らない)『百鬼夜行 陽』が先か?イヤイヤそんなことで作品に妥協を許す京極さんじゃないよね?(^^; 結局は「新装開店をお待ちしています!」になるのが関の山・・・(それだけ期待してますってことなのだけど)。しかし、講談社と縁が切れたわけではなく、講談社ノベルス系でも新企画始動で安心した。移行話は残念だが新シリーズならば楽しみが増えるワケで大歓迎だしね。・・何を隠そう、最初版元移行には『邪魅の雫』での講談社側のフライング発売告知が少しは影響したかしら??とちょっぴり頭によぎっただけに、そうでもないようで良かった(^^)

※余談:アニメ『魍魎の匣』のボイスキャストも「大極宮」内で確認できるので、気になる方は是非どうぞ!

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コメント

わたしは去年の魍魎の匣を期にはじめて京極作品にトライし
(初めてって言うのか正しくないか・・姑獲鳥の夏でチラ見しただけで勝手に苦手分野と早とちりしてしまってました・・・^^;)
今、鉄鼠の檻を読んでます。
この人の作品、13作品といってもこのページ数ですから・・・実質何冊分にあたるんですかね~。

わたしの好きな俳優さんが(上川さん)時間が空けば読書する活字好きな人なんですが、かなり前から京極氏を絶賛していて、トライしたい気持ちはあったのに、ずっと何故か敬遠していて・・・
ほんとにバカな事しましたorz

考えてみれば、高校生の時、吉川英治の宮本武蔵を読んでたんだから、この京極氏独特の文体なんて、むしろ好きに決まってるのにーーー!
・・・でもまあ、出だしは遅くとも本は逃げていかないですもんね。。。
むしろ、その新刊を待ちわびる気持ちが切なくて、我慢できるかどうか・・・(笑)
早く全て読破したい気持ちと、いつまでも完読できない状態でいたい気持ちと、こんなの15年ぶりくらいの気持ちでしょうか・・・。

たいむさんのご趣味、重なるところが多い気がして嬉しいです(笑)

投稿: せるふぉん | 2008/09/17 07:51

■せるふぉんさん、こんにちはsun
おお!京極デヴューされたのですね(^^)
確かに京極作品はいくら強く勧められても、まず厚さであり、あの重苦しそうな雰囲気では尻ごみしちゃいますよね。でも、ハマッタ人は大抵「食わず嫌いだった」って言うから面白いです(笑)

私が京極作品を読み始めたのは、それこそ「鉄鼠の檻」のころからなんですよ。もちろん「姑獲鳥の夏」から読みましたが。
比較的「姑獲鳥の夏」はうすい方だけどそれでも厚いですよね(笑)おっしゃるとおり13作といっても、×3くらいの内容。「分冊」を思えば一目瞭然ですね。


>出だしは遅くとも本は逃げていかないですもんね。。。
全くその通りです!新刊・新作を追い続けるだけが読書じゃないですものね。
けれど、新作までには追い付けるかもしれませんよ(笑)

>早く全て読破したい気持ちと、いつまでも完読できない状態でいたい気持ち
そうなんですよ。読むのが勿体なくなるんです。
新刊も、発売を待ちわびて指折り数えるのに、いざ発売されると一気には読みたくないんです。(読めるシロモノでもないけど)
その気持ち、スゴク分かりますよ~~。
そしてあの厚さももやは中毒です。あの厚みあっての京極作品って感じですね。

読み始めたのは「百鬼夜行シリーズ」だけですか?このシリーズは番外編も含めて必ず発刊順に読むことを絶対に守ってほしいのですが、「巷説シリーズ」も途中で混ぜるともっと楽しめます。「陰摩羅鬼の瑕」を読むまでに、「巷説百物語」「後巷説百物語」を読んでおくのがコツですね。
また「嗤う伊右衛門」や「覘き小平次」は「巷説シリーズ」に関係があるので、いずれ読んで欲しいです!(もちろん「前巷説百物語」もだけど)
なんだか膨大な量になっちゃいますが、京極作品は一本でつながっている同じ世界が描かれていますし、制覇してナンボかもしれません(^^)・・・とツイあつく語ってしまいました。

>たいむさんのご趣味、重なるところが多い気がして嬉しいです(笑)
私も嬉しいです♪
今後はいろいろなお話ができると嬉しいです(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/17 17:58

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