「おくりびと」みた。
全てをナチュラルなものとして捉えたい、そんな作品だから言葉にするとひどく嘘っぽく聞こえてしまいそうで、蘊蓄はあまり語りたくないし、聞きたくない。きっと誰もが観るだけで心に沁み入るものがあると思う。素晴らしいとか素敵とか感動とかそんなんじゃなくて、当り前で自然なこととして涙の溢れる作品だった。
”納棺師”という職業(というか言葉)を初めて知ったけれど、そうした職業がただ身近ではないだけで(お目にかかれるのは一生で何度もないはずだから)、それでも存在は当然と思えることであり特別どうという感慨は浮かばない。(”納棺師”はあくまでも商売で慈善事業ではないから。携わる者のプライドは別の話だが。)。けれど感謝の念は溢れてきた。私もやはり死体だ遺体だというと一歩引くところはある。親族の棺でさえ直視できなかった。それはおそらく「恐怖」から。「人間の死」がどんなものかをダイレクトに五感で
悟ってしまうからで、自分の果てを想像してしまう事による嫌悪感だと思う。なのに自分が死んだ時、気持ち悪いと放置されたら嫌だなとか、丁寧に扱っ
て欲しいなとか矛盾したことを思ってしまうからね。
”納棺師”のお仕事は、緊迫した空気の粛々とした空間中で行われる、何とも美しく清らかな一連の”儀式”であり、息をのんで見つめてしまった。劇中でも、故人に対して悲しみの念や愛情を持ちながらも、”納棺師”の”儀式”をマジマジと見つめる遺族の姿があった。(人間の好奇心は・・と思うところだけど、それも自然な姿と思うところ)。そして”納棺師”による丹精込められた旅支度が滞りなく済むと遺族へ引き継がれ、新たに遺族と故人の最後の別れの儀式へと移行していった。(映画としては、様々な遺族の反応が興味深かった)
”死の直後”を扱った地味目な作品なのだけど、ユーモアに富んでいて「笑っていいのかな?」と思いつつも、思わず笑ってしまう場面が幾度となくある。それも自然なことで、映画は、決して笑うことが不謹慎ではない自然さがとても良かった。”納棺師”に対する負のイメージから、思わず口から出た「穢わらしい」という妻の言葉にはズキっとくるものがあったが、感情だけの「言葉の綾」としてなら分からないではない。先の先まで読んで憂いてしまうのは自然なことだ。人間は体裁をに気する生き物だし、色んなものを棚に上げた偏見は得意中の得意だからね。(逆を言えば、少し聞きかじった程度で絶賛するのも人間で、つくづく人間は身勝手で不完全な生き物だと思う次第だけど)
とにかく気持の問題を扱ったもので、死んだ後は遺族が故人の人生ドラマと創ること、”納棺師”はじめその他”おくりびと”のお仕事などが描かれたとても良い作品だった。
総評:★★★★☆++ 好き度:★★★★☆ オススメ度:★★★★☆+
祝!(*^^)o∠★:゚* 第81回 アカデミー賞 外国語映画賞 受賞!!
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» おくりびと [利用価値のない日々の雑学]
この三連休忙しなく、映画鑑賞に使える時間は3日間共午前中だけであるが、近所のシネコンでなんと全ての上映会で「完売」状態なのがこの作品だけで、なぜだろうと思っていたらモントリオールでグランプリを受賞したのを忘れていた。さらに、中国でも三冠に輝いたらしい。最近、映画周辺の話題には疎いが、だからといって鑑賞に尾鰭が付くわけではない(オスカーやカンヌだと厳しく観てしまうが・・・)。筆者が観た会も老人ホームの慰問試写会みたいだった。
一般的に納棺師(因みにこの師? 日本語的には士ではないの。もっとも... [続きを読む]
受信: 2008/09/14 18:26
» おくりびと (試写会にて) [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
納棺師__それは悲しいはずのお別れを、やさしい愛情で満たしてくれる人。
あなたは大切な人を、どう“おくり”ますか?_そしてどう“おくられ”たいですか?
物語:「あぁこの広告、誤植だな。”旅のお手伝い”ではなくて、安らかな”旅立ちのお手伝い”。」―...... [続きを読む]
受信: 2008/09/14 21:13
» 『おくりびと』 [めでぃあみっくす]
第32回モントリオール国際映画祭グランプリ受賞に続き、本年度アカデミー賞日本代表にまで選ばれたこの作品。納棺師という日本独特のものを描いていながら、決して職業説明だけに留まらず、宗教や国境を越えて全世界共通の「身近な者の死」の受け止め方を丁寧に描いていた秀....... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 01:30
» 『おくりびと』 [cinema!cinema! ミーハー映画・DVDレビュー]
昨日は新橋のヤクルトホールに『おくりびと』の試写会に行ってきました。おりしも第32回モントリオール世界映画祭でのグランプリ決定のニュースを聞いた中での鑑賞だったので、とってもタイムリーな鑑賞になりました。
先月、松竹オンラインさんからいただいた試写会をフイにし... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 02:34
» 「おくりびと」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
映画「おくりびと」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:本木雅弘、広末涼子、吉行和子、余貴美子、笹野高志、山﨑努、他 *監督:滝田洋二郎 *脚本:小山薫堂 *音楽:久石譲 *撮影:浜田毅 *照明:高屋齋 *録音:尾崎聡 *美術:小川富美夫 *編集:..... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 03:28
» 『おくりびと』 [ラムの大通り]
----この映画って、9月の公開だよね。
いま、話すの少し早くニャい?
「いやいやどうして。
この映画に関しては
内覧試写の案内がなんと2月から電話やファックスで…。
それだけ松竹としては自信作なんだろうなと
密かに期待はしていたけど、
なるほどこれはよくできている」
----ふうん。
そもそも『おくりびと』というのはニャによ?
「これは納棺師、
遺体を棺に納める人のこと。
葬儀屋とはまた別にこういう職業があるとは、
これはぼくもビックリだったね」
----主人公は本木雅弘だっけ。
「うん。彼が演じ... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 09:43
» おくりびと@試写会 本木雅弘・広末涼子・山崎努‥ [ネット社会、その光と影を追うー]
「私の夫は、納棺師/おくりびとなんです」。納棺師と [続きを読む]
受信: 2008/09/15 09:52
» おくりびと(2008年) [勝手に映画評]
2008年モントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品。ベネチア国際映画祭に、北野武(『アキレスと亀』)、押井守(『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』)、宮崎駿(『崖の上のポニョ』)の3監督の作品が出たと騒いでいる陰を縫って、こちらの作品が、別のところで世界的評価を得ていました。放送作家の小山薫堂が、映画初脚本と言う事でも話題です。
劇中、結構食べ物を食べるシーンがあったような気がするのは、気のせいでしょうか? しかも、静かに食べると言うより、ムシャムシャ食べると言う感じの食べるシー... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 14:34
» 映画 【おくりびと】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「おくりびと」
滝田洋二郎監督作品。第32回モントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品。
おはなし:楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事だった。
“納棺師”の仕事を初めて見ました。
遺族が見守る中、淡々と、流れるように、心を込めて、清め、死装束に着替えさせ、死に化粧を施す。そこにある張り詰めた空気に思わずこちらまで緊張してしまいます。納棺師の手... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 16:45
» 『おくりびと』 [Sweet*Days**]
監督:滝田洋二郎 CAST:本木雅弘、広末涼子、山崎努 他
モントリオール国際映画祭 グランプリ受賞
チェロ奏者だった大悟(本木雅... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 18:54
» おくりびと [象のロケット]
楽団の解散でチェロ演奏家の道をあきらめ、故郷・山形へ戻った大悟。 「年齢問わず、高給保証」という求人広告に魅かれ応募するが、それは何と遺体を棺に納める納棺の仕事だった! 慌てふためきながらも新人納棺師としての日々が始まった。 妻には冠婚葬祭関係の仕事とだけ話していたのだが…。 笑いと涙、異色の納棺師ヒューマン・ドラマ。... [続きを読む]
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» 「おくりびと」仕事を理解してわかった故人をおくりだす素晴らしい旅のお手伝い [オールマイティにコメンテート]
「おくりびと」はチェロ奏者の主人公がオーケストラの解散で職を失って故郷の山形へ帰郷した先で就職活動をしていたが、ひょんな事から納棺師の仕事に就職する事になり最初は戸惑いながらも次第に納棺師としての仕事を理解して行き亡くなられた人たちを送り出していくストー...... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 20:59
» おくりびと [C'est Joli]
おくりびと’08:日本
◆監督: 滝田洋二郎「バッテリー」「阿修羅城の瞳」「壬生義士伝」◆出演:本木雅弘、広末涼子、余貴美子、吉行和子、笹野高史、山崎努
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受信: 2008/09/15 22:19
» 映画『おくりびと』 [健康への長い道]
9月前半はこれといって観たい映画がなく、ちょっと間があきましたが、モントリオール映画祭グランプリの『おくりびと』を、神戸国際松竹にて。 Story 所属する東京のオーケストラが解散し、職を失ったチェロ奏者の大悟(本木雅弘)は演奏家を続けることを諦め、妻の美香(..... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 23:00
» 「おくりびと」心と気持ちが、優しくなれる映画。 [シネマ親父の“日々是妄言”]
“モントリオール世界映画祭グランプリ受賞”「おくりびと」(松竹)。とても地味なテーマを描いた映画です。でも、素朴でとても優しい気持ちになれる映画です。
チェリストの大悟(本木雅弘)は、所属していたオーケストラが突然解散し、失業してしまう。己の能力の限界を感じ、音楽をあきらめた大悟は、妻・美香(広末涼子)と共に故郷の山形へ帰り、亡き母が残した家で暮らし始める。職探しを始めた大悟は「年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。旅のお手伝い。NKエージェント!!』と書かれた広告を見つけ、その住... [続きを読む]
受信: 2008/09/15 23:50
» いってらっしゃい [MESCALINE DRIVE]
最盛期が嘘だったかのように一時期はその消息がつかめなかった広末涼子だが、最近はドラマに映画にCMにと、活動の場を広く求めているようだ。女性は離婚後に仕事に走ると島田紳助が云っていたなあ。「おくりびと」を試写会で観た。... [続きを読む]
受信: 2008/09/16 00:36
» おくりびと [だらだら無気力ブログ]
チェロ奏者としての夢破れ、田舎の山形に帰った主人公が、 ひょんなことから遺体を清めて棺に納める納棺師となり、仕事内容に とまどいながらも次第にこの仕事への意義を見出しながら、自身が 成長していく様をえがいたヒューマンドラマ。楽団の解散でチェロ奏者の仕事を失っ..... [続きを読む]
受信: 2008/09/17 01:59
» おくりびと [5125年映画の旅]
チェロ奏者の小林大吾は、所属していた楽団が突然解散してしまったことで職を失い、妻と共に実家のある山形へ帰郷する。新しい仕事を探していた時、新聞の求人欄の「旅のお手伝い」と書かれた求人が目に止まる。試しに面接に行ったその会社は、死者の「旅立ちのお手伝い」....... [続きを読む]
受信: 2008/09/17 07:03
» 【おくりびと】 [日々のつぶやき]
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘、山崎努、広末涼子、笹野高史、余貴美子、吉行和子
「オーケストラが解散され無職となったチェロの演奏者だった大悟は妻の美香と故郷に帰った。就職活動をして採用されたのはNKエージェント、納棺師としてだった。
最初は嫌々だ... [続きを読む]
受信: 2008/09/17 12:11
» 「おくりびと」を観る [紫@試写会マニア]
先日お招きを頂いた、リニュアル・新宿ピカデリーで「おくりびと」を観てきました。
山崎努・本木雅弘・広末涼子・余貴美子・・・素晴らしいラインナップの俳優陣。観る前から期待が高まりましたが、その期待を何倍にもして返してくれた今年度最高ランクの邦画で、温もりと人の死の対比が素晴らしい作品でした。
↓ここからちょっとネタバレあり。
大吾(本木)は妻の美香(広末)を連れ、母の残した庄内の家に帰ってきた。チェリストとして東京で楽団に入ってた大吾だったが、楽団の解散に伴い無理して買ったチェロの借金だ... [続きを読む]
受信: 2008/09/18 09:47
» おくりびと(映画館) [ひるめし。]
キレイになって、逝ってらっしゃい。 [続きを読む]
受信: 2008/09/18 09:59
» 偏見とは愚かな思い込みなのかも・・・。『おくりびと』 [水曜日のシネマ日記]
遺体を棺に納める仕事をする納棺師になったひとりの男性の物語です。 [続きを読む]
受信: 2008/09/18 12:37
» 【おくりびと】 [+++ Candy Cinema +++]
【監督】 滝田洋二郎 【脚本】 小山薫堂 【音楽】 久世譲
【公開】 2008/09/13 【上映時間】 2時間10分 【配給】 松竹
... [続きを読む]
受信: 2008/09/18 17:07
» 石文が伝えるもの。~「おくりびと」~ [ペパーミントの魔術師]
人はいつか死ぬ。 人を送るその姿もコレだけちがうんだなと。 ルーズソックスで旅立ってったおばあちゃんは 少女のようにかろやかなステップを踏んでるのだろうか? 5分遅刻だとカリカリしていた主が 今までで一番きれいだったと涙して頭を下げる。 納棺師は、そうやっ..... [続きを読む]
受信: 2008/09/19 03:32
» おくりびと [ももママの心のblog]
友人のおかげで試写会に行くことができました。前評判が良いし、テーマが変わっていて興味があったのでお誘いに喜んでいましたが、観て感激。お勧めできます。その後モントリール世界映画祭でグランプリを取ったと知ってますます作品の質の高さに納得です。
... [続きを読む]
受信: 2008/09/19 18:10
» おくりびと [シネマログ 映画レビュー・クチコミ 映画レビュー]
笑って泣いて、さようなら。■ストーリー大悟(本木雅弘)はオーケストラに入団したのもつかの間、経営不振により解散が決定、故郷の山形に帰って職を探すことに。「旅のお手伝い」という求人広告を見て旅行会社だと思いこんだ大悟は求人広告を出した会社「NKエージェント」に出向く。面接するなり社長(山崎努)に合格を伝えられた大悟は、その職業を教えられてビックリ。それは納棺師の仕事だった。はじめはイヤだった大悟。しかし、田舎町に高給な仕事は他にない。背に腹は替えられぬ大悟は、見習いとして社長に...... [続きを読む]
受信: 2008/09/19 20:02
» おくりびと・・・・・評価額1750円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
身近な人の葬儀に始めて出たのは、小学校五年生の春に祖母が亡くなった時だと思う。
それ以来、一体何件の「旅立ち」を見届けてきただろうか... [続きを読む]
受信: 2008/09/19 23:37
» 「おくりびと」で感動(;θ;) [Thanksgiving Day]
映画「おくりびと」を観てきました。
人の死や職業観、家族を大切にする気持ちなどいろんなメッセージが詰まっていて、考えさせられつつも最後は涙があふれてきました(;θ;)
こんな内容の映画です。
↓↓↓
『所属する東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏....... [続きを読む]
受信: 2008/09/20 00:52
» おくりびと [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『人生最高の旅立ちのお手伝い致します。』
コチラの「おくりびと」は、第32回モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞し、さらにはアカデミー賞外国語映画賞の出品作品に決定するなど、にわかに話題となっている”納棺師”を題材とした9/13公開のヒューマン・ド....... [続きを読む]
受信: 2008/09/20 16:49
» おくりびと [空想俳人日記]
繋がって 今を生きて 繋げてく
ひとえに広末涼子って、こんなに可愛かったんだ、そう思ってずっと観ていた。チェロ奏者としての職をオケ解散で失う夫の小林大悟(本木雅弘)。その妻、美香として「夫は納棺師なんです」と言うまで。
大悟の会社NKエージェンシー社... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 07:18
» おくりびと [to Heart]
キレイになって、
逝ってらっしゃい。
製作年度 2008年
上映時間 130分
脚本 小山薫堂
監督 滝田洋二郎
音楽 久石譲
出演 本木雅弘/広末涼子/山崎努/余貴美子/吉行和子/笹野高史/杉本哲太/峰岸徹
一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる人間ドラマ。監督には『壬生義士伝』の滝田洋二郎。人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦している。
{/book_mov/}楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 08:53
» 「おくりびと」さよならをするために [soramove]
「おくりびと」★★★★☆オススメ
本木雅弘 、広末涼子 、山崎努 主演
滝田洋二郎 監督、2008年、130分
高校生のときにボランティアで
老人ホームへお手伝いをしに行っていて、
誰も尋ねてこないおばあさんが急に亡くなった時、
知らせを受けて駆けつけてき...... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 09:31
» 「おくりびと」湯灌の儀 [再出発日記]
ほんの五ヶ月前に父親の葬式をしたときに、初めて納棺師なる職業があることを知った。前の身内の葬式は17年前で、そのときにはそういう方はこなかったと思う。私も知らないうちに何人かで着替えをして化粧を施していた。つまり死に化粧の儀式は秘密の儀式だったのである。...... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 12:07
» 映画「おくりびと」 笑って泣いて食べて生きてます。 [末っ子長女にしえみのイラスト日記]
映画、みてきました。
おくりびと
前にこの映画の情報を知ったとき
題材が死ということで気にはなったけど
ヒロ●エ(ムダな伏せ字)の演技が
個人的にはどうも好きになれないので
興味がなくなっていたのですが
評判がよさそうなので
観てきました。
感... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 18:43
» [映画『おくりびと』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』]
☆私は、この作品を、滝田洋二郎監督や脚本家の小山薫堂が、文芸作品を狙った作品かと思っていたのだが、かなりのパーセンテージでコメディ要素があり、私は今は痛快なものを見たい気分でこの作品を避けていたのだが、意外(遺骸?)にも、その世界にすんなりと入っていけて、楽しんで見た。
多くのブロガーが、この作品を高評価としているが、私は、そんなにもてはやすつもりはない。
結局は、滝田監督の、伊丹十三作品譲りのカタログ作品でしかない。
カタログ作品(異世界紹介作品)である限りにおいては、小山薫堂も、「カノッサ... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 18:58
» おくりびと [江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽]
日本
ドラマ
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘
広末涼子
山崎努
余貴美子
【物語】
チェロ奏者の大悟は、所属していた楽団の突然の解散を機にチェロで
食べていく道を諦め、妻を伴い、故郷の山形へ帰ることに。...... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 21:18
» おくりびと [You got a movie]
監督 滝田洋二郎
音楽 久石 譲
キャスト 本木雅弘 広末涼子 山崎 努
余貴美子 吉行和子 笹野高史 峰岸 徹
とても美しい映画です。最後の方では不覚にも止めどなく涙が溢れていました。
モントリオール映画祭でグランプリを受賞しましたが、日本人で無くてもこの映画には心打たれるでしょう。
素晴らしい配役です。主人公を雇う社長であり、納棺士の師匠でもある一風変わった山崎 努、どこかわけありだが心温かい事務員の余貴美子、誰もが好くがばいばあちゃんばりの吉行和子、仕草と言葉が一段と心を和ま... [続きを読む]
受信: 2008/09/21 22:24
» 「おくりびと」を見ました [ランチママの徒然日記]
とにかく、良かった。かなり泣けました。久しぶりに感動する映画です。久石譲の音楽が、心に沁みて気分を盛り上げます。個人的な事を言えば、3月に同居していた義父が亡くなり、モックンがやっていた納棺師のような方が、やはり来てくれて綺麗にしてくれるのは、映画のままでした。男の人でも、髭を剃り、髪を綺麗に整え、薄くお化粧をしてくれます。まるで寝ているような状態になるものです。ウチの子供達は、おじいちゃんの死に... [続きを読む]
受信: 2008/09/22 21:29
» 『おくりびと』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「おくりびと」□監督 滝田洋二郎 □脚本 小山薫堂 □キャスト 本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、杉本哲太、吉行和子、笹野高史、峰岸徹、山田辰夫
■鑑賞日 9月14日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 普段、遺体を棺に納める“納棺師”という言葉すら、耳にすることは少ない。 この映画は東京で楽団解散をきっかけにチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰って来た小林大悟(本木雅弘)がある求人広告を見つけ、何が因果か再就職... [続きを読む]
受信: 2008/09/22 21:40
» 『おくりびと』 試写会鑑賞 [映画な日々。読書な日々。]
求人広告を手にNKエージェントを訪れた大悟は、社長の佐々木から思いもよらない業務内容を告げられる。それは“納棺”、遺体を棺に納める仕事だった。戸惑いながらも、妻の美香には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師の見習いとして働き出す大悟。美人だと思ったら... [続きを読む]
受信: 2008/09/23 00:42
» 【2008-212】おくりびと [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
人気ブログランキングの順位は?
人は誰でも、いつか
おくりびと、おくられびと。
キレイになって、
逝ってらっしゃい。
[続きを読む]
受信: 2008/09/24 00:14
» おくりびと [ブラトラ館(太田千晶応援blog seesaa支店)]
製作年 2008年 製作国 日本 時間 130分 公式サイト www.okuribito.jp/ 公開日 2008-09-13 監督 滝田洋二郎 出演 本木雅弘 広末涼子 余貴美子 吉行和子 笹野高史 杉本哲太 峰岸徹 山田辰夫 橘ユキコ 山崎努 ストーリーはコチラ 今日は時間が出来たので「映画でも観..... [続きを読む]
受信: 2008/09/24 00:38
» おくりびと [ドラ☆カフェ]
第32回モントリオール世界映画祭グランプリ受賞作品
脚本 小山薫堂
音楽 久石譲
監督は滝田洋二郎監督
[続きを読む]
受信: 2008/09/25 20:58
» 映画「おくりびと」 [FREE TIME]
先日、映画「おくりびと」を鑑賞しました。 [続きを読む]
受信: 2008/09/25 21:27
» おくりびと [ケントのたそがれ劇場]
★★★★☆ 本木雅弘扮するチェロの演奏家「小林大悟」は、楽団の解散に伴って、妻と一緒に古い実家のある山形に帰ってくる。そこで仕事を探していたところ、「旅のお手伝い」という広告につられて、仕事内容を良く知らないまま面接に向かう。 結局、その会社での仕事内容... [続きを読む]
受信: 2008/09/28 15:23
» 映画「おくりびと」を観に行った [多数に埋もれる日記]
話題の映画を見に行きました。 [続きを読む]
受信: 2008/10/02 06:34
» おくりびと [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:滝田洋二郎
キャスト:本木雅弘
広末涼子
余貴美子
吉行和子
笹野高史
山崎努、他
■内容■
楽団の解散でチェロ奏者... [続きを読む]
受信: 2008/10/13 07:04
» おくりびと [音次郎の夏炉冬扇]
私の弟は葬儀会社に勤務しておりまして、1級葬祭ディレクターという厚労省認定資格ホルダーでもあります。だからこの映画、「笑って泣ける」と大評判になる前から気になってはいたものの、なかなか観に行く時間がありませんでした。
... [続きを読む]
受信: 2008/10/13 11:08
» おくりびと [Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆)]
年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。旅のお手伝い。納棺士の仕事ってすごいぃ〜!
評価:★9点(満点10点) 2008年 130min
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅....... [続きを読む]
受信: 2008/10/13 22:06
コメント
こんにちは。
この映画、大ヒットしているようですね。
“死”の儀式を取り上げた映画でこのような現象。
まるで伊丹十三『お葬式』を思い出します。
あれもそういえば、
少しコメディ仕立てにしていましたね。
厳粛なだけでは、やはり少しキツいのでしょうか。
投稿: えい | 2008/09/15 10:19
私もこれまで親族の葬式に参列したことは何度もありますが、その度にいつも不思議に思うのはご遺体が人間の形をした何か別のものに見えてしまうことでした。
でも納棺師の方がご遺体をきれいにしてくださることで、その別の何かに見えていたものが間違いなく、一人の人として見えてくるんですよね。
そんな過去を思い出しながらこの映画を見たので、私にとっては心の奥に眠っていたものが全て解決したような感じを受けました。
投稿: にゃむばなな | 2008/09/15 11:10
■えいさん、こんにちは
私個人的には仕事ぶりだけならドキュメンタリーでもマジマジ見てしまいそうですが、撮影でより美しく・・と思いますので、いずれにしてもソレだけだとキツそうですね。
>伊丹十三『お葬式』
懐かしい!あれも大騒ぎでしたね(^^)
■にゃむばななさん、こんにちは
たぶんモノでも間違いじゃないのだけど・・という気持ちはあります。死んだ人は千の風にもならないし・・・と思ってますので。
とはいえ、なのですよね。やはりモノではないんですよ。(思い切り矛盾発言)
やっぱり怖いです。私は。見たくないし、見せたくない。
故人の尊厳を最大に重視していると言いながら、周囲が決めるのがお葬式。それで良いと思いますが・・・。ぐるぐる。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/15 14:26
こんにちは♪
私も『お葬式』思い出してました。
厳粛なムードの場には独特の可笑しみがあるものですよね。
みんなが神妙な顔をしているとなんだかクククって笑いたくなった子供の頃を思い出したりして。
この映画、期待通りとってもよくて、今年の邦画ベスト5には必ず入りそう~。
『ウォンテッド』と『パコ』はちょっとイマイチの匂いがするのでスルー予定なんですけど、ひとまずたいむさんの感想を今から読ませていただきますね。
投稿: ミチ | 2008/09/15 16:48
■ミチさん、こんにちは
もっとシリアスな作品かと思っていただけに、ユーモラスな内容には、最初戸惑ってしまいました(^^;
>みんなが神妙な顔をしているとなんだかクククっ
そうなんですよね。
うちの祖母の葬式は自宅だったのだけど、天井からの蛍光灯の紐が、立ちあがったお坊さんの後ろ襟の中ににシュルルっては入っちゃってね。みんなして笑いを堪えるのにもだえ苦しみました。
今回、仕事を控え目に覗きこむ遺族の顔が妙にウケました。
>邦画ベスト5
そうですねー。今年は特に邦画が不作ですし。良い作品なのだけど、良いだけに良いところをわざわざ語りたくない感じです。一目瞭然ですから。
>『ウォンテッド』と『パコ』
私も『パコ』は最初からスルーの予定。
『ウォンテッド』はオバカとは違うありえねぇと、内容的にはありがちがミックスされた作品で、エンタメとしては役者がそろってますし、なかなか面白かったですよ。
ウチの感想は相変わらず感想のみで、見た人以外には分るような分からないような書き方でどうかな~(^^;
もちろん核心にも触れてませんが、御覧になった時、これね!って手を打つと思います(^^)
時間に余裕があったら御覧ください。損はないと、私は思います(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/15 18:12
たいむさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪
冒頭のニューハーフのお葬式からなんか笑いを誘う場面がありましたけど、厳粛な流れから唐突に笑いへと切り出されると、正直自分も笑っていいものなのかどうか戸惑ってしまった部分もありましたねぇ。事実、その冒頭の笑い所ではほぼ無音だったものですから、不謹慎かも・・?なんて気持ちを抱いたのも正直ありました(^^;)(・・けど試写には年配の方が多かったので、ただ単に笑いのツボに入らなかっただけかもしれません(汗)
投稿: メビウス | 2008/09/15 20:08
何時もお世話になっております。
すみません手違いでTB間違いましたので削除お願いします。
実際に親族の葬式でなければ殆ど無縁ですけれど、必ず執り行われる事を思えばとても重要な仕事なのだと思います。
この映画によってこの仕事に対する理解度が増していけばこの映画がもたらした役割は大きいものになるでしょうね。
投稿: PGM21 | 2008/09/15 21:01
■メビウスさん、こんにちは[E:sun]
ほんともっとシリアスなものを想像していたので、笑って良いのやら迷いましたが、徐々に劇場全体の空気が緩みはじめ、でもちゃんと鼻をすする音があちこちで聞こえたりと、思いのほかメリハリのある感じで見やすかったです。
珍しく試写会なみも混雑ぶりに驚きましたが、こちらも年配の方が多かったですよ。
■PGM21さん、こんにちは
パコは観る予定がないので、バッサリ切らせていただきました(^^)
元々は家族が行うべきことで、隙間商売と言われていたこともあり、その通りだと私は思いますよ。忌み嫌われる職業のように扱われていたけれど、そんな風に思う人ってそんなに多いのかな?って思いました。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/16 19:18
こんにちは。
遺体を棺に納める納棺師が題材という事で、お固い映画を想像していたんですけど、オープニングの意外な展開で一気に映画に引き込まれてしまいました。この緩さが妙に好きでしたね。
納棺師の仕事を中心に、家庭問題や父親との確執などを丁寧に織り交ぜた見事な脚本でした。
一つ不満があるとすれば、客層がお年寄りばかりだったことでしょうか。こういう映画は若者にも観て欲しいですね。
投稿: えめきん | 2008/09/17 07:08
とてもいい映画でしたね~
前半のコミカルな部分と後半のしんみりしたところ、とてもバランスよかったです。
何度も何度も涙しながら静かに感動しました。
私の見た回も年輩の人ばかりでした。
若い人にも見てもらいたいですね~
投稿: hito | 2008/09/17 12:11
■えきめんさん、こんにちは
>お固い映画を想像
私も予告編ですっかりシリアスモノを思っていました。
でも、楽団で妙に浮いているモッくんで、あれれ?なんかおかしいぞと思うことができたので、笑いにも順応できました。
脚本は、やや偏見に満ちた書かれ方をし過ぎかな?って思いましたが、様々な題材が盛り込まれて良かったですね。
確かに年齢層は高かったかもしれません。キャストも渋いですし、残念ながら若者が率先して見たい映画ではないですよね(^^;
■hitoさん、こんにちは
バランス、良かったですねー。
ドキュメントでもみいっちゃうと思いますが、それだけ重いわ暗いわかもしれませんね。コミカルさで緩急を巧くつけていたのは大正解だと思います。
「おくりびと」ですしね。身近で体験でもしていないと、ちょっと手を出しにくい映画かもしれませんね。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/17 17:22
たいむさん、こんにちわ。
たいむさんのレビュー、とても率直な感想で何度も「はっ」とさせられました。
>「人間の死」がどんなものかをダイレクトに五感で悟ってしまうからで、自分の果てを想像してしまう事による嫌悪感だと思う。なのに自分が死んだ時、気持ち悪いと放置されたら嫌だなとか、丁寧に扱って欲しいなとか矛盾したことを思ってしまう
ここなんて、ものすごっく私も書きたかった(けど文章には出来ない自分が情けないー)ことです。
死んでしまうと、どんなふうに自分が扱われるのか、もの凄く気になるけど、傍らからは見て居られないのですものね。
いま身近にいつお葬式があってもおかしくない状況なのでいろいろ思うことも多かったです。
いざ「さよなら」する時の扱いってやっぱり生前の行いによるのかな、とか思うとものすごく不安にもなったりしました。
投稿: 紫(むらさき) | 2008/09/18 10:00
■紫さん、こんにちは
それすら偏見・・と言われてしまえばそれまでだけど、やはり自分は無理!と考えた時の率直な気持ちです。
納棺師の方々には遺族としても、本人としても感謝に耐えないことと思います。でも、丁寧に・・とは思っても、人前ではちょっとヤダ(笑)完成して綺麗になってから、遺族にお披露目して欲しいです(^^)
私も、身近のもしもを想像して複雑な気分でした。笑いどころも微妙で。銭湯での石鹸のところでは笑えなかったり・・・
>生前の行い
お葬式で泣いてくれる人の数云々…ってよく言われますよね。私もすこぶる不安です(^^;;
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/18 18:35
いや正に日本の名画ですね。
松竹マークまでも美しく見えました。
私は納棺師という独立した仕事がある事を知らなかったのですが、その美しさと荘厳さには魅了されました。
登場人物の心の機微の丁寧な描写、映像的な遊び心も含めて非常に完成度の高い作品だったと思います。
投稿: ノラネコ | 2008/09/19 23:55
たいむさん、こんにちは♪
たいむさんの書かれている様に、素晴らしいとか感動したというより、私も「当り前で自然なこと」として涙が溢れました。心にすーっと沁み入る感じ・・
そして本木さん演じる納棺師の所作は、正確で美しく、死者や遺族に対する敬意すら感じました。
いつかおくられびととなる自分や家族と重ね合わせて観てしまう。私にとってはそんな作品でした。
DVDの発売が今から待ち遠しい~
投稿: Any | 2008/09/20 10:32
■ノラネコさん、こんにちは
>松竹マークまでも美しく見えました。
純日本の美、といった作品でしたねー。
私も、冠婚葬祭業には全く疎くて、独立したお仕事とは思っていませんでした。映画に際して、本業さんのインタヴューを目にしたりもして、感銘しています。
あそこまで偏見強調する必要か?・・というかそれほど偏見があるとも思えないのですが、本木さんはじめ、俳優陣の演技も含めて完成度の高い秀作だったと思います。
■Anyさん、こんにちは
>心にすーっと沁み入る感じ・・
まさしくそんな感じです。特別なことじゃないと思えました。
>いつかおくられびととなる自分や家族と重ね合わせて観てしまう
こちらも全く同じような思いで見ていた私でした。
けれど、
>DVDの発売が今から待ち遠しい~
えーっと、繰り返し見るのはどうかなーという私かな?レンタルでもう一度くらい???(^^;
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/20 13:02
こんにちは♪
>様々な遺族の反応が興味深かった
どう言う死に方だったかで反応がそれ違う
と言うのは素晴らしいと言うか、興味深い
演出だったように思えました。
ご他聞にもれずボクも本作で納棺師なるも
のを知って、彼らの死者に対する姿勢や
一連の儀式に魅了させられました。
またその反面、実際ここで描かれている
以上にいろいろと辛い仕事だと思えたんで
納棺師に対して本作でのイメージだけで固
まってしまわなければいいなとも思えまし
たね♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情♪ | 2008/09/21 21:55
■風情♪さん、こんにちは
>どう言う死に方だったか
家族関係なども顕著でしたよね。
私も、この映画によって勝手に「納棺師」を美化しやしないかと懸念してます。ほんの一部分を見ただけで、まったくそうではない場合もあるかもしれないということは頭の片隅に入れておくべきですよね。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/22 18:11
こんにちは。
とても心に沁み入る映画でした。
3月に同居していた義父が亡くなったばかりということもあり、とても興味深く見ました。
ウチにも納棺師の方もいらっしゃいました。女性でした。
髭を剃り、髪を整え、化粧を施す(男性もします)、遺族が見ている前で行われるのです。
私も何度かお葬式にも出席したことがありますし、お通夜でご遺体と対面したことがありますが、その時は「怖い」という感情が無かったと言えばウソになります。
しかし今回義父の死に立ち会い、とても不思議な感覚を覚えました。
全く、怖くも気持ち悪くも無いんです。
目の前でにいるのは、遺体でなく「お義父さん」なんです。子供達にとっても「おじいちゃん」なんです。
映画の中でお雛様の前で、順番にキスをする場面がありましたが、とても気持ちが分かりました。
「死」というものは決して怖いものや不気味でないんですよね。
投稿: ランチママ | 2008/09/22 21:50
■ランチママさん、こんにちは
>映画の中でお雛様の前で、順番にキスをする場面
これも凄いなーって思いました。
でも死してなお、愛する家族なのですよね。
私もいざという時に愛で送り出してあげられたらと思いますが、家族が息災であること、かようなことがずっと先であることをまず祈りたいです。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/23 08:45
こんばんは!
畑違いの仕事に、いやいや就いて、妻にばれないように出勤する大悟も、
バレてからの、姿勢を崩さない大悟も良かったです。
地味ですが、やっぱり凄い、いろいろと考えさせられる映画でした。
投稿: kira | 2008/09/23 20:53
■kiraさん、こんにちは
転職を考えると、ありえねぇの一言でもあるのだけど、チェロがレクイエムになっていたりして綺麗な伏線でしたね。
難しいテーマを扱った意欲作。良かったですね!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/23 22:49
こんにちは~。
ホント、いい作品でしたね。
>”納棺師”という職業(というか言葉)
ワタシも初めてなんですが
もし、これがタイトルだったら観に行ったかどうか[E:(興行にも影響あったかも、、^^;)
それに誰しもがなれる職業ではないですよね。
納棺師演ずる山崎さん、本木さんの仕事ぶりが見事で
この二人を使った事も成功の要因の一つかな~と。
映画「お葬式」の山崎さんがおくりびとになったのは
偶然なんですかね~?(苦笑)
投稿: ルル | 2008/09/27 15:31
■ルルさん、こんにちは[E:sun]
>映画「お葬式」の山崎さんがおくりびとになったのは
ですねー。ちょっと意図的なものも感じなくはありませんが、だとしても、という素晴らしさでした。
誰でもはきっとなれない職業。偏見を持つ気持ちが私にはちょっと理解できません。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/09/27 19:12
たいむさん、ご無沙汰してます。
おっしゃるとおり、人間とは勝手なもので・・・
自分がされたくないことでも他人にはしてしまう、
自分はやりたくないが誰かにやって欲しい・・・
そして「死ぬまで食べ続けなくてはならない」のですね。
世間体や偏見に負けず、自分の仕事に誇りを持つ「納棺師大悟」は素晴らしかったです。
投稿: 未来 | 2008/11/01 01:02
■未来さん、こんにちは
「いただきます」の意味が今更ながら身にしみますね。
納棺師によって粛々と執り行われる「納棺の儀」に心が洗われる思いでした。人間って本当に身勝手なのだけど、とっても温かい生き物でもあるんですよね。優しい人間でありたいです。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/11/01 15:42
私の住んでるところでは、上映終わっています
アカデミー賞受賞をきっかけに、再上映。
でも、再上映されるところが遠すぎて
投稿: カモミール | 2009/02/24 13:23
■カモミールさん、こんにちは
全国的に再上映&延長の傾向にありますね。
胸に沁みる良い作品でしたからね~。
内容的にはスクリーンにこだわるものではないので、DVDでも十分だと思いますよ。
厳粛な雰囲気には余所見する気にならないし、コミカルなパートは笑いで飽きることないし。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/02/24 20:44
たいむさん、こんにちは。
今更ですが見ました。とても良かったです。
もっと厳粛な感じなのかと思いきや、笑いの要素も結構あって、
そこがまた良かったです。
> 笑っていいのかな?
そうですね。私も思わず笑ってしまいました。
DVDの撮影とか・・・笑。
投稿: GAKU | 2009/05/23 12:03
■GAKUさん、こんにちは
アカデミー賞以来、あちこちでアンコール上映をロングランでやってますし、いまさらなんてことはないでしょう。
押し付けがましさがない分、素直に良い作品だなーって思える映画ですよね。
コミカルパートも笑って何ぼなのかなーって今なら思えますよ。
投稿: たいむ(管理人) | 2009/05/23 21:05
たいむさん、こんにちは☆
「おくりびと」やっと見れました。
私も見てすぐ後は、すごい感動!と思っていましたが、レビューを書くまでしばらくあいたら、やはりそんな言葉では表したくない・・・「ナチュラル」と言う言葉がしっくりいくというのが、すごく分かりました。
投稿: ノルウェーまだ~む | 2009/06/29 22:20
■ノルウェーまだ~むさん、こんにちは
偽善めいた言葉を吐きたくないと思うと、どうにもこの映画の感想は書きにくいんですよね。
>ナチュラル
感覚として、捉えていただけて嬉しいです。
伊達にオスカーじゃない、って作品でしたね(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2009/06/30 23:57