雑感：コードギアスR2 (TURN20）

TURN20：「皇帝 失格」
皇帝失格の烙印を押したのはシュナイゼル。スザクに背中を押されたとはいえ、遂に自らの意思でクーデターを決断。父帝排除の大義名分は「皇帝の義務放棄」。それにしても”良き支配者”の建前と、権威・権力に魅了される者の本音が入り混じった自分を実によく理解して分析していると感心してしまう。まるで”シーザー”になることを望んでいるかのようだ。

あまりの怒涛の展開に一度見ただけでは到底理解不能。とは言え、志も手段も望む結果も全て違えど、とりあえずルルーシュ・シュナイゼル・スザク、そしておそろらくマリアンヌ（＆C.C.）の目標・目的は一致したようだ。向かう先は”神根島”。ブリタニアとは停戦を結んだものの五里霧中なのが黒の騎士団。愚か者の扇は所詮３流指揮官。神楽耶や星刻の機転から、神根島で合流することになったが、おいてけぼりは確定。

遂に動き始めたマリアンヌ。アーニャに憑依しているのか、アーニャ自身なのかは不明だが、皇帝が”ラグナレク”を始動させる機会をずっと待っていたかのようだ。またC.C.に接触することで、あっさりと記憶を取り戻させてしまう。少々都合よすぎだが2人の会話は実に興味深い（肝心なところは一切隠されたままだが）。マリアンヌにもギアスを与えていたC.C.（どんなギアスかは不明。そして契約不履行）。また、彼女の出現はルルーシュを護る為でないことは確かなようだ。ビスマルクをペテンに掛けるアーニャ（マリアンヌ）。”閃光のマリアンヌ”の由来に納得。回想では”優し気な笑顔”しかなかったがどうしてどうして、ルルーシュの才能は母譲りだね。

神根島にて、シュナイゼルからの皇帝暗殺命令を受けたスザクとビスマルクが戦う。しかし、やっぱりスザクは脳みそ筋肉で行動も思考も詰めが甘く終始劣勢。ビスマルクの封印された左目にはギアスが隠されているのもほぼ確定で、また皇帝の不老不死やギアスに関する情報不足は痛手でもある（ルルーシュも準ずるが）。
戦いのさ中、ようやく姿のあらわすルルーシュ。わずかな時間でも牙城を固め、決して単身乗り込むような愚行はしない（その為のギアスだし）。皇帝と自分の退路と立ち、一対一の戦いに持ち込んだが・・・。そこで「続く」。

まったくもって予測不能。魔法合戦にならないことだけを祈りたいところ。そして、ある程度事態の深部を知っている中で真っ当に見えるのはジノのみ。（藤堂もかな？）。登場人物の誰もがどこか狂ってる「コードギアス」だよね。