DVD『xxxHOLiC◆継』第三巻
マドレーヌでひまわりちゃんの悪夢を買ってしまう四月一日。だんだんと”四月一日にとって幸運の女神ではない”ひまわりちゃんの本性がハッキリし始める2期目なのだけど、実は1期目からして予兆は多々あったんだよね。この先の展開を考えると切なくなる”前哨戦”エピソードな4話なのだけど、つぶらな瞳で関西弁の”夢買い”は、いつ見ても愛嬌があって可愛いね
日付苗字つながりの四月一日(ワタヌキ)と五月七日(ツユリ)は勉強になる。小羽ちゃんの声のイメージが私としては微妙に違っていたのだけど、慣れてくればちゃんと定着するから面白いものだ。やはり、四月一日には”出会い”が齎す何かか大切で、それが変化を生みだしてくれている。ましてや小羽ちゃんは四月一日に近しい存在。嬉しい新キャラの登場だ。
さて特典について。封入インタでの中井さんは、「お寺の百目鬼が好き」、そして「めざせ遙さん!」ということで、つまりは演じながら”百目鬼家”を分析し、「理想的」という答えになった、という感じかな?以上 水島監督は、百目鬼の天然か狙いか判らないところが気に入っていて、描くにあたっては”間合い”を大切にしつつも、オッサン臭くならないように注意しているとのことだった。「実は表情豊かなんです」とも。お気に入りの百目鬼は8話の冒頭だそうだ。・・って、ォィォィ三巻じゃないしーっ!
三巻の「ドラマCD」は、百目鬼編「翠雨-カタライ-」で、お馴染みの百目鬼宅の蔵での蔵書整理中の出来事。遠まわしに四月一日を誘導する百目鬼と、つべこべ言いながらも率先して付き合う人の良い四月一日。四月一日が古書の整頓中に一巻の巻物を手に取ったことから突然に遙さんが現れる。巻物は源氏物語の「帚木」の段。”雨夜の品定め”ということで、男3人女性話で大いに盛り上がる(?)というお話。最初こそ、百目鬼の好みのタイプに話を振る四月一日だったが、結局メイン(カモ)は四月一日に。「ひまわりちゃん命!」とひとり喚く四月一日を余所に、祖父と孫とで「四月一日に一番お似合いなのは誰?」と座敷童子、雨童子、猫娘、マル・モロ、占い師のおばあさん等、人間・異界人なんでも守備範囲で勝手に話を進めていく。座敷童子をイチオシにする遙さんだが、「ボケ×ボケで会話が辛い」との静のツッコミも冴えている。最終的には”アノヒト”に白羽の矢がたつのだが・・・・と、”アノヒト”が誰かはバレバレだよね(^^)
今回の脚本は横手美智子さん。淡々とした面白会話劇が実に巧い。的を射たキャラ診断から、恋愛対象却下の理由がとても愉快だ。それにしても、中井さんの2役演じ分けはお見事だった。別録りとは思うけど、もし同録なら拍手喝采だね。
・・そうそう、ちなみに遙さんはモテモテで、血筋から行くと百目鬼家は”オールウェルカム”だそうだ。
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