雑感：コードギアスR2 (TURN15）

TURN15：「C の 世界」
C.C.の本当の名前ってなんだっけ？・・といっても、視聴者には明かされていないから考えても無駄なのだけど、C.C.の記憶が後退してしまった今、もしかしたら大切なキーワードになりそうな予感がしない？

「最後くらい笑って死ね！ 必ず俺が笑わせてやる！」ですかー。ルルーシュにとってC.C.がどんな存在なのか、今回は答えられなかったルルーシュだけど、この発言で答えは既に決まっているような気がするね。
ギアスの謎とC.C.の望みが明かされた今回。”不老不死”の者の願い事なんて大抵「死」の一つしかないから意外でも何でもなかったけれど、まさか連鎖し続ける呪われたシステムだったとはね。しかも、ターゲット（契約者）にギアスを授け、一定以上のレヴェルの”ギアス遣い”に達しなければ、不老不死を移すことが出来ないというのもカナリ厳しい条件。これまでC.C.が執拗にルルーシュの命に拘っていた理由はここにあったわけだ。ルルーシュを失ってはまた一からはじめなくてはならないものね。（ま、それ以上に何かが生まれていそうだけどｗ）

ルルーシュのギアスで自殺する皇帝に「嘘だろぉ～（笑）」ではじまった今回は、色々と濃くて怒涛の展開。皇帝はV.V.から能力を奪うし、地上ではニーナが何かとてつもない兵器開発を成功させたらしく、シュナイゼルの今後は要注意信号。（とんでもない破壊力を持つ大量殺戮兵器になるのか、それを持ってして世界の抑止とするのか白黒紙一重だし）。扇とヴィレッタは密会のうえ崖から転落してしまうし、スザクはとうとうゼロの正体を掴んだ。ナナリーがどこまで頑張れるかもポイントで、なんだかごちゃごちゃ。
増やしすぎた登場人物が尻切れトンボになってしまっているのが気になるが、そろそろ風呂敷を畳みにかかっているように思われ、先を読むより、伏線を見逃していないかと見直したほうが良さそうだ。
ギアスの謎を明かしながらも、C.C.を最前線から退けたのは核心から遠ざけるためと思う。皇帝の善人説は薄くなりそうだけど、大黒幕の存在も同時に稀薄にしたようにも思え、やっぱり「コードギアス」は誘導が上手いし、面白いわ。