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2008/06/23

『xxxHOLiC13巻』より。

Dsc00460 結局腹を括って購入したのは「初回限定生産版:ドラマCD付き」。税込:2660円。単純計算すればCDと脚本とが2100円であり、確かにそれだけのことがあって、プロローグ・OP・本編「シミヌキ」・エピローグ・ED・オマケの全部併せてたっぷり約1時間分。価値の有無は聴き手次第ってところなんだろうけれど、私としては・・・ちょいとベタで、オトシどころも分りやすかったけど、笑えたし、泣けたし、半額程度だったらもっと満足!ってくらいな感じかな?(どっちなんだ・・^^;)
本編が”竜騎士07さん”の脚本であることから、OPとEDに『ひぐらしのなく頃に』に登場する”古手梨花”が登場なので・・あります!(それじゃケロロだってば)

まぁ、梨花と四月一日と出逢わせ、更に梨花と侑子さんは旧知だっととして、無理やり「ひぐらし」と「HOLiC」の縁を結んだ感じではある。残念ながら私は「ひぐらし」は手付かずなので全然知らないけれど、梨花が『年齢の話をボクと侑子さんでするのはお互い抜き身の刃物を持って超接近戦するくらい、危険なのです。』と言っていたことから、なんとなく梨花がどういう存在なのか少し分った気がしたけど。でも梨花の出番はそれ以上でも以下でもなく、基本的に本編「シミヌキ」とは無関係で、単なる四月一日いじりのネタの為の登場と思って良い。『・・よろしくなのです。』ってね♪
本編は簡単に言うと、呪われたパンダのぬいぐるみのお話。”呪い”と”ぬいぐるみ”との因果関係であり、役割がポイントなのだけど、視点や対象を代えて考えることもでき、ちょっと暗めで重くて理不尽で切ないお話  でもちゃんとこの物語は、最後に救っているから後味は悪くないので大丈夫。そして四月一日はぎゅーってしたくなる位イイ子なのが相変わらずで良かった
そしてそして、オマケはスゴイぞ~。なんとクロウ・リードの登場!「シロ・クロモコナ誕生の瞬間」の明るめのお話。クロウからは、四月一日の正体についてもチラッと触れられた発言もあり、「ああ、やっぱり・・・」と確信するところでもあった。
・・・・・・・・あとの細かいところは、書かないーっと(ケチw)

さて、正真正銘の13巻本編について。遂に四月一日の謎の一部が明らかにされ始めた。12巻では、自分が何者であるかに疑問を持ち、そしておぼろげながら何かを悟ってショックを隠せない四月一日だが、確かに”人間”であること、「夢も願い続ければ現実(ホントウ)になる。」との侑子さんの言葉を信じ、「・・おれのやれることをやる!」と心機一転、前向きに”在り続ける”為の覚悟を四月一日は決めたようだ。百目鬼には「頭を打ったか?」と言われるくらい素直な態度を見せる四月一日で、勝手の違いに戸惑うような嬉しいような百目鬼がいいねー 
どうやら”今の四月一日”は、当の本人による侑子さんへの願いだったようで対価は”記憶”。もしかしたら物凄い大博打だったのかもしれない。”今の四月一日”になる為に必要だった願いとでもいおうか。小狼くんとの縁もなんとなくわかったような、わからないような・・・。ま、「その時」は刻一刻近づいているようだし、もう直ぐ判明するかな?
・・と、つい四月一日ばかりを話題にしたくなるが、実は大筋では小羽ちゃんの為の13巻。なんと小羽ちゃんの能力の源が”サクラちゃんの羽根”だったのには驚いた。とはいえ元来四月一日に近い素質を持っていた小羽ちゃんで、羽根に干渉されたのもまた必然だったのだろうね。母親との辛く悲しい決着の後、侑子さんに自分と母親の幸せを願った小羽ちゃん。対価は”羽根”(彼女自身は「能力を失うこと」でしかないけど)。小羽ちゃんも、やっと明るい笑顔を取り戻せたようで本当に良かった

「ヒトを変えられるのは、出逢いだけ・・」
在り得ない存在の四月一日には、ヒトとの出逢いから生まれる何かが、唯一ホントウになれる確実なモノなのかもしれない。推測の域を出ない感想ばかりになってしまったが、こんどこそ外堀が埋まり始めた気がした13巻。クライマックスは間近かな?(とはいえ、大団円には軽く見積もっても3~4巻はかかりそうな気がするけどw)

追記:ドラマCDのオマケは、DVD1巻のドラマCDに繋がっていると判明!

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コメント

こんにちは。姫鷲です。
『xxxHolic』限定版、サクッと売り切れてしまった店が多くて驚きました。当初は通常版でいいかな、と思っていたものの、品薄だと欲しくなるのは小市民の悪い癖(苦笑)
何とかゲットしてきました。

CDドラマは『ひぐなく』でしたか・・・。<まだ未開封w
講談社から出してるノベルスの大いなるCMというわけですね。記事を読む限りCDを聴く分には知らなくても良さそうですけど、最近の流行として『ひぐなく』、チェックしておいたほうがいい作品なんでしょうか・・・?

まぁ、とりあえず明日は小平次を買ってきま~す。

投稿: 姫鷲 | 2008/06/24 22:30

■姫鷲さん、こんにちは
通販系もすでに全滅っぽいですよね。完全注文生産だから予約しないと確実じゃないってトコですね。

>品薄だと欲しくなるのは小市民の悪い癖(苦笑)
そうそう、ソレが恐くてねぇ(^^;
後になってジタバタする位ならば、逆にCDを聴いて満足したら売っちゃえ~なんてアクドイことも考えつつ予約しました(笑)

>最近の流行として『ひぐなく』、チェックしておいたほうがいい作品なんでしょうか・・・?
CDは知らなくても問題なしですね。知っていたら嬉しいくらいかな?(笑)
私も「ひぐなく」(って略すんですね)は考え中なんです。もともとはゲームだというし、私こそ姫鷲さんに聞いて見たいと思っていましたが、守備範囲外でしたか(^^;
実写映画が公開中なのだけど、気持ち悪い系の恐さ(ミステリーホラー系)なので躊躇してます。しかも未解決で終わるってひどいですよね(^^;
せめてアニメなら・・と、思っていたところにこのCDでかなり気になり始めました。解決編は小説で、ってことらしいですし、まだまだ先は長そう。イライラしないためには解決編が出揃ってからでもいいかな?とかも。
13巻の折込にあった解決編に対するメッセージを読むと、知らずにアレコレ可能性を考えるのが楽しい作品のようではあるようですが。

>小平次
解説を読みに書店にいこっと(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/24 23:21

たいむさん、こんばんは。
私は通常版を買ったので(というか、発売翌日だったのに、もう通常版しかなかった)、お陰さまでドラマCDの雰囲気が分かってよかったです。高いけど、なかなかお徳感があったようですね。

投稿: アビ | 2008/06/26 23:10

■アビさん、こんにちは
高額なのに、思いの外限定版の売れ行きが良いみたいですね~。こういう場合は地方の方がゲットしやすいかもしれません。(私は通販予約だけどw)

ま、”ヒト”が呪いの人形を創り出すってアレですね。人形に罪はないのにって。
で、なぜその人形がターゲットになるのかは、タイトルであり、ヒト同士のイジメの理由に似ている、そんな感じです。
あはは、遂にネタバレだわ(^^)
もし、聴きたいのならなんとかしますよ(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/27 18:16

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受信: 2008/06/26 23:04

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