DVD『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』みた。
ハリウッド作品における「Last=(最後)」こそ曖昧なものはない。最後とは、「①最も後であること。最終。終末。②死。臨終 ③それっきり」(by広辞苑)なのだけどね。今となると「コレで完結」って意味だったのか、彼の長生き騎士にとっての”最後の聖戦”だったのか・・・(^^;
番外のような『魔宮の伝説』から一転、再び『レイダース』に近い雰囲気に包まれるのが『最後の聖戦』。冒頭ではインディのトレードマークである帽子とムチ(とあごの傷)、少年時代のエピソードから蛇嫌いの由来を明かす。同時に早くもヘンリーを登場させ、過去から繋がる2つの因縁を示唆。
更に大学の講義中にマーカスが登場すれば、嫌がおうにも時計が巻き戻されるような感覚を味わい、「相変わらずなんだなぁー」って嬉しくなってしまうんだよね。
”ジョーンズ博士”が依頼受け、旅立つ理由はいかにも誘導的ではあるけれど(実際に策略だし)、なんら矛盾無くすんなりと本題に突入するテンポの良さは抜群。お馴染みのプロペラ機&地図の旅での舞台変換で一呼吸おけるものの、到着早々即座に第一現場に向かい、ひと騒動が終わるまではまるで気が抜けない。(ちょっとしたセリフの一つ一つも要注意だったりするしね)
暗号に満ちた図書館のシーンはワクワクでいっぱい。「Ⅹ」を階上から撮りおろすシーンは鳥肌もの。ココでの「ガチャン!」はお気に入り!カウンターのスタンプおじさんの「???顔」が大好きだ♪(とはいえ、観るたびに歴史的建造物をアッサリ壊しちゃいかんよなーと思うのだが。)
毎度ベットシーンは最小限な(というか無いに等しい)シリーズなのだが、今回の伏線はちょっと想定外であんぐり でもショーン・コネリーだし妙に納得してしまうのはなじぇ?
とにかくどこまでもマイペースなヘンリーで、インディの苦労は絶えないといったハラハラドキドキな爆笑逃走劇は超見応えあり。喧嘩しいしい、それでも似た者親子の息の合った漫才道中は愉快痛快。・・でありつつ、時にホロリとさせるパパヘンリーは最高!
サラーの再登場も嬉く、こちらもマーカスとはいいコンビ。しかし、「逃げろ!」が全然分らないマーカスのニブさは拍車がかかっていないか?こんなに天然キャラだったっけ?
部分部分をじっくり見せてくれる分、不必要な道程過程はバッサリ。休む間もなく次々と話が進んで行くテンポが心地よい。3つの難題を、ヘンリーとインディとでシンクロさせながら解いて行くシーンも大好きだ。ヨロヨロ騎士も微笑ましい。聖杯を手にしてからの顛末は有り勝ちなパターンだが、パパの「インディアナ・・」にはジーン
夕日に向かって馬を走らせるエンディングはそのまま目に焼きつく美しさ。(もちろん音楽もセットで)。影の使い方が見事な”インディアナ・ジョーンズ”シリーズで、誰が誰かまで分かるシルエットでのラストは、シリーズを象徴するかのようでもあり、とても素晴らしいと思う。
さて、復習もこれでおしまい。
『クリスタル・スカル』では、『トランス・フォーマー』のシャイア君がキーマンらしいが、若者と行動を共にするといった初展開に期待は増す一方(なんでもし過ぎは厳禁なのだけど)。既に席は確保した。あとは公開を待つばかりだ(^^)。
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コメント
たいむさん、みたび(笑)。
この作品は、やっぱりラストがおきにです。あの「インディア
ナ」のシーンは、何回観ても涙ぐんじゃいますね。新作にもヘ
ンリーパパに登場してもらいたかったなぁ。
ヒロイン&敵役がダメダメな分、ヘンリー&インディ、サラー
&マーカスのダブルコンビが魅力的です。
そうそう、たいむさんの記事を読んで「おぉ!」と思わず膝を
打ってしまったのが、「影の使い方」のところ。あ、実際に膝
は打ってませんけど(笑)。
そういえば、『レイダース』のインディ初登場のシーンは、顔
が影になっていたし、マリオンの前に現れたときもシルエット。
この作品のラストも4人のシルエットでしたね。新作のティー
ザー予告でも、インディの影が車に…。(^.^)
新作でも、地図の線、インディのとばない帽子、正装からいつ
もの格好(笑)への着替え、などはあるのかなぁ。大学のシー
ンもあるといいなぁ。マリオンは酒を飲むのかなぁ。やっぱり
虫系は再登場でしょうか。アークやサンカラ・ストーンや聖杯
が壁画にあったりするのでしょうか?(^^ゞ
新作の情報はほぼシャットアウトしてますので、いまからわく
わくしております。さすがに拍手は起こらないかな(笑)。
よたびのおじゃまは、今週末にでも。m(__)m
投稿: ラフマニノフ | 2008/06/12 02:02
こんにちは!
TB&コメントありがとうございました
物凄く思い入れが強いシリーズなので、ジョニーの新作公開前のように落ち着かない気持ちでいます(笑)
もう楽しみで楽しみで、、、気が変になりそう(もうなっているかも・汗)
最後の聖戦を劇場鑑賞した時は、何と地震にあっちゃって、リアルなスリルを味わいながら鑑賞した記憶もあるんですよ
これは、何度観ても面白い映画ですよね~
ハリソン・フォードとショーン・コネリーの息がピッタリで、2人の掛け合いが最高に面白い!
それに、、、やっぱり古代遺跡の罠みたいなものにはハマりますよね~
私は、毎回、何百年も聖杯を守っていた方を見るとジーンとして涙が出ちゃいます・・・
投稿: 由香 | 2008/06/12 17:54
■ラフさん、こんにちは
ええ、是非ヘンリーパパにも登場して欲しかったですね。
影は、劇場で初めて「クリスタル・・」の予告をみた時から思ってました。「コレだよコレ!」ってね。(それから音楽でドッガーンw)
おさらいして、あそこにも影、ここにも影、でも、インディだって分るんだよねーってニタニタしてました。
ジョージ&スピルバーグならば、必ずお約束は盛り込んでくれると思いたいですね。
壁画は特に注目したいです。瞬間的なものだし、見つけられるか分りませんが。
SWは字幕・吹替・字幕の3回でしたが、今回も良ければそうしたいかも。
懸賞のリベンジもありますし、吹替でネタ探しまでは間違いなくやるかな?(笑)
よたびのお越し、お待ちしております!!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/12 20:11
■由香さん、こんにちは[E:sun
ジョニーの新作と同列ですかー。
私はSWの左側での同列で、今のところそれ以上のものはなし、ってところでしょうか(笑)
「007」ではショーン・コネリーより、ロジャー・ムーア派で、あのショーンがこんなに良いおじいちゃんキャラを演じるだなんてーって衝撃的でもあった「最後の聖戦」でした。(その間のショーン作品を観ていないわけでもないのだけど)
ハリソンとのコンビも阿吽の呼吸のように素晴らしかったです。最高ですね(^^)
>古代遺跡の罠
数々のトラップはドキドキですよね。今度はどんな罠を華麗に回避してくれるか・・・楽しみです!
3兄弟の騎士は私もジンとくるところでした。(ちょっと老オビ=ワン テイストだしw)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/12 20:21
新婚旅行で行った土地が、前年『最後の聖戦』で使われたロケ地の一つだったので、当時相方と一緒に映画を観ながら、甘~い懐かしさにふけっていましたw。
インディアナの青年時代を演じた故リバー・フェニックスもぴったりでした。
色々な意味で、3には思い入れがたっぷりです。
>既に席は確保した。
私もで~す(笑)。私は吹替え版から攻めたいと思いますw。
投稿: ayuto | 2008/06/13 19:03
■ayutoさん、こんにちは
>ロケ地の一つ
イギリス?イタリア?スペイン?どこも良いですねー。
我が家はラスベガス関係に反応しますよ。
エピソードが重なると感慨深さもひとしおってなりますよね(^^)
>私は吹替え版から攻めたいと思いますw。
やっぱりインディは村井さんかな?
キャスト報告と感想記事を楽しみにしています!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/13 21:25
我が家はユニバーサルスタジオ・ジャパン、に反応します。う
ちの奥さん、海外に行きたくない人、なので(笑)。
ちなみにわたくし、今はラスベガスに反応しますよぉー。日産
ティーダで行ってみたいなぁ。あ、これは別の話。(>_<)
私は諸般の事情で、たぶん1回しか観られませんが、一緒に行
く友人も高校の同級生ですし、感慨深い鑑賞になりそうです。
投稿: ラフ@日食中 | 2008/06/14 01:22
■ラフ@日食中さん、こんにちは
ジャパンっすか(^^;
本場での高揚感はがちがいまっせぇ~。全部英語だし(そこかよ)
そういえば、ロスのパラマウント・ピクチャーのオフィスにコネで入れてもらったありました!
オフィスすら映画のセットみたいに町並み風で出来ていました。(実際にちょっとした撮影もするみたいです)
中での写真撮影はダメだったけど、門の前でとった写真が残ってます。
よって、キラキラロゴよりもパラマウントのロゴに妙に反応する自分だと思い出しました!(笑)
もう移動中なんだろうなあー。
私はもう1時間ほどのんびり。
車で10分ですから~
投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/14 08:36