雑感：コードギアスR2 (TURN5）

【TURN 05：ナイト オブ ラウンズ】
前回のラスト、すでに薄暗いというのに”制服で”たたずんでいたスザク。「時差ぼけ？」という噂は本当なのか？(スザクらしいけど）と楽しみにしていた学園パートだった（嘘）。
閑話休題的な学園ドタバタコメディの中にも、必ずスリリングな要素を盛りこんで楽しませてくれるし、ストーリーが停滞することも無いからダレたりもしない。やっぱスゴイね。

ゼロの復活から、かつてのゼロの正体を知るスザクが直々に乗り込んでくるのは当然のこと。しかし、ルルーシュの記憶が戻っているのかいないのかを見極める為に、いきなり切り札である「ナナリー」を持ってくるところがズザクらしい。1エリアが与えられる「ナイト オブ ワン」を目指して、正々堂々「１１（日本）を手に入れる、ゼロがいなくても日本は自由に出来る。」といった自分の計画を”ルルーシュ”に語るのもいい手だね。（引っかけとしても本心としても。） 実際、正道で日本を手に入れるのだとしたら最善策にも思えてくる。ルルーシュ（ゼロ）の事も、単に憎悪にまみれた感情だけで行動していたわけではなく、スザクなりに考えてことだったのだと思えるし。
スザクは、ギアス能力者にはなっていないらしく、操られていたわけでもなかったのは、嬉しいような悲しいような、微妙な気分だ。己の信念のためには手段を選ばない傾向があるスザクでもあり、本気で父親を殺したのだろうし、本気でルルーシュを皇帝に売ったってことが決定的になってしまったな。「白き死神」とは、世間的には「ランスロット」からの俗名だろうけれど、実はスザクそのもの。「白い」のに「死神」って一番性質が悪いともいえ、非常に的を射たネーミングだったようだ。
「正論」は人に優しいとは限らない。「正論」は時に人を追い詰め、何も救わない。ルルーシュのスザク評も間違ってはいないわけで、善悪で割り切れないこの物語が成立しているんだよなって思う。
それにしても、ナナリーが「総督」って何？ もし、単なるフェイクでなければ、ナナリーの真意が早く知りたいな。私は、随分前からナナリーはゼロがルルーシュだと感じ取っていると踏んでいるので、あの明るさは、脅されてるというよりは、「お兄様のためにも・・」の前向きな気持ちが利用されているのでは？って思いたいのよね。

雑感、のはずが、スザクとナナリーの登場で雑感で終わらなくなってしまったなぁ（＾＾；
ほかにもいろいろあったにはあったのだが・・・それは、ま、いいか。