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2008/05/12

「ハンティング・パーティ」みた。

Hanting_perty”ありえない”と思う部分こそが、この映画の”真実”である。・・冒頭はこの言葉ではじまった。しかし私には、まったく”ありえない”と思えないどころか、”ありそ~”と思ってしまったのは、映画の見すぎ??(笑)
実話を原案に作られた作品とのこと。”事実”が”真実”で”常識”であるならば・・・、戦争なんて永遠に無くならないし、人間は、地球は、滅びの道を進み続けるのみって事だよね。

戦場ジャーナリストとして第一線で活躍するサイモンとカメラマンのダック。命掛けで戦場を転々と回り、劇的な映像とレポートでスクープをものにするイカレ男たちだ。ところがある事件が切っ掛けで、サイモンはこれまでの輝かしいキャリアのすべてを棒に振り、どん底まで堕ちて行くことになる。
サイモンを(間接的に)どん底にまで堕としたのは、戦後、第一級の戦争犯罪者として賞金首が掛けられたカラジッチ(フォックス)だった。世界中から指名手配されているようなものなのに、”決して捕まらない”という伝説の極悪人。コンビを解消した後はまるで音信不通だったサイモンとダックだが、数年後に再会した場所は”フォックス”が潜伏しているかもしれない場所から目と鼻の先の所だった。サイモンの策略により、まんまと嘗てのジャーナリスト魂に火をつけられてしまうダック。ダックの連れで頭でっかちのボンボン新人プロデューサー:ベンと3人で、”フォックス”に接触を試みるのだが、サイモンの真意は賞金狙いの”フォックス生捕り”だと後に知ることなり、とにかく命懸けの”フォックス探索”となってしまう。
結局のところ彼らは”パンドラの箱”に手を出していたわけであり、実はとんでもない現実が立ちはだかっていたことを知ったところで、ジ・エンド。・・しかし、ここで失意に落ち込む作品ではない。最後まで足掻き続ける彼らの勇気に乾杯したくなるような、してやったりの幕引きが待っていた。
要は、「何故捕まらないのか?」ってことで、「捕まらない」のではなく、「捕まえない」のであり、「探しているフリ」だということらしい。どこかと誰かの悪魔の契約。利害さえ一致すれば真っ黒な裏取引でも簡単に成立しちゃうのが現実ってことなのだろうね。のらりくらりとザル捜査、某同時多発テロの首謀者もそうなのだろうか?

本当は物凄く皮肉のこもった作品なのだろうけど、ワザと安っぽいドラマ風にしているのか、ドロドロした感じはまったくない。アヤシイところは本当にアヤシイし、バレバレ。なんだか”ヤジキタ珍道中モノ”みたいな感覚で、不謹慎かも知れないが、そういう意味で面白かった。

総評:★★★★☆   好き度:★★★☆☆++  オススメ度:★★★☆☆++

EDロールも一興! ホントなんだなぁ~と改めて思う次第(笑)

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コメント

映画にあったように彼らのようなジャーナリストでさえ
2日、たった2日で居場所が分かるんだもんね~。
「24」みたいに衛星使ったら一瞬だろうにね。
本当世の中真っ黒ですね~怖い怖い。

投稿: miyu | 2008/05/12 21:33

こんばんは^^
ワザと安っぽいドラマ風・・・そうなんだあ(^_^;)
実は私は重厚なシリアスな内容を想像していたので
途中から、あれっ?って感じになってしまい、観終った後に
ドキドキハラハラ面白かったけど、つくりが安っぽいかなあ
なんてちょっと思ったのですが、たいむさんの感想で
それはワザとだったんだってわかりました^^
この作品、私にとっては、後からじわじわきて
面白かったなあと思った作品でした。
捕まらないのではなくて捕まえない・・・怖いです(T^T)

投稿: ひろちゃん | 2008/05/12 22:11

■miyuさん、こんにちはsun
>「24」
ですよねー!なんでもハッキングして、衛星まで動かして、不死身の諜報部員が居る?というのに、それでも捕まえられないなんて、俄かに信じがたくなりますよね(爆)

>本当世の中真っ黒ですね~怖い怖い。
私たちも知らずに踊らされてるのかもしれませんね。くわばらくわばら。

■ひろちゃん、こんにちはsun
立て続けにありがとうございます!
>ワザと安っぽいドラマ風・・・そうなんだあ(^_^;)
実際のところワザとかどうかは分りませんが、人相の悪いホテルの掃除の人などこれ見よがな演出だったし、茶化すことで「エンタメですから」という逃げ道を作りつつ、真っ向勝負を挑んでいるように感じました。
なんというかこの安っぽさは「勧善懲悪モノの予定調和」の香りに近い感じ?だからイヤミがなくって面白い。でもすべて確信犯ってね(笑)

現実問題としては、笑っている場合ではなく、本当に黒い契約が横行していそうで恐いですね。でも、証拠が無いからどうしようもないですし・・・(><)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/12 22:46

こんばんは、TB・コメント有難うございました。
ジャーナリストの実話とフィクションが入り交じった映画でした。
内容は戦闘映画というよりも、政治的色彩が濃いし、オープニングからラストまで、息をつかせぬ緊張感で、心臓はドキドキ!
その危機迫る話の展開と、ギア様の迫真の演技に魅了されました。
印象的な映像では、サラエボの街の風景、壁に弾痕が無数に残ってかなりの衝撃を受けました。

投稿: パピのママ | 2008/05/12 23:07

たいむさん

こんばんは♪

TBコメントありがとうですー
実話をうまく活かしてエンタメ化させてて面白かったですよね〜
キャストは最初興味なかったけど、(笑)
テレンスハワードとか、最高でした!
凸凹3人コンビがまたいい味で☆
こういう映画好きです〜。

投稿: mig | 2008/05/12 23:35

■パピのママさん、こんにちはsun
裏表のある作品といいましょうか、重くなりすぎず軽くなりすぎず、良いバランスだったと思います。

>サラエボの街の風景、壁に弾痕が無数に残ってかなりの衝撃
私もコレはショックでした。
オリンピックは、釘付けで見ていた記憶がありますから尚更に。

しかし、笑ってる場合じゃないけど、笑いは多くて楽しかったです。

■migさん、こんにちはsun
>実話をうまく活かしてエンタメ化
私も、特別キャストに魅力は無かったのですが、チグハグだけどピタリとハマったトリオが気に入りました(^^)
ベンのハッタリのあと子供のようにはしゃぐ彼らが特に良かったです!

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/13 18:22

こんばんわ。

こういう描き方で現実を知らされると、逆に重くのしかかる
ものがありますわ。
シリアスさ加減は全く違うけれど、私はこの映画を観て
『ロード・オブ・ウォー』を観たときと同じような衝撃を
受けました。

あちらは武器商人の実態で、こちらは『捕まえない』実態。

作品そのものはすごくヒョウヒョウとしているのに、
描いている題材は恐ろしくシビアなんですよね・・・。
そういうところも似ている感じがします。

それにしてもギアの『ファック・ヒップ』には大笑いでした(笑)。

投稿: 睦月 | 2008/05/13 20:51

こんばんは。
この映画、いきなり主人公がブチ切れてしまう。
果たして何があったのか?
謎が映画を牽引してゆく----
こういう構成の映画は好きです。
しかもそれが
テーマとも深く関わり合っている。
見応え十分でした。

投稿: えい | 2008/05/13 23:02

■睦月さん、こんにちはsun
>こういう描き方で現実を知らされると
シビアな内容なんですよね、本当は。
楽しいつくりになってますけど、「エンタメ~」って手放しで楽しんじゃいけない気もしてきますよね。

>『ロード・オブ・ウォー』
こちらも飄々としていましたが、私は本気で見てました。
ビミョ~な塩加減ですね。

>『ファック・ヒップ』
うはは、この方の本質はどうもコッチな気がします(笑)


■えいさん、こんにちはsun
>果たして何があったのか?
私もこの手の趣向は好きです。
一件バラバラなようで、全部繋がっている作品でしたね。
エンタメちっくでしたけど、ほんと、見応えありました!

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/14 19:17

>実話をうまく活かしてエンタメ化
重い素材を、笑いにまぶしてあり、観やすかったですね。
2人の手練の戦争ジャーナリストと新人君の、ヤジキタ珍道中がなかなか面白かったです。あ、EDロールも好きですよ。ダイアンクルーガくらい、女にしないとね、華がないし、はは。

投稿: あん | 2008/05/20 21:14

■あんさん、こんにちはsun
守るべきものを完全に間違えている、そんな世の中に幻滅したくなるような内容なのですよね、本当は。
笑いテイストのおかげで見やすかったけれど、笑えない人間もたくさんいそうな気がします。
「チャーリー・・」もそうでしたが、この手の作品が増えてきそうですね~。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/21 21:33

TB&コメントどうも。ご無沙汰してます。

「大いなる陰謀」「チャーリーウィルソンズウォー」
「ハンティングパーティ」と
反戦映画ならぬ、反省映画(爆)が最近妙に多いですね。
トムハンクスと仲間たち(というてええんか?)にしても
コチラのリチャードギアと仲間たちのやりとりにしても
わりと軽くて明るいから娯楽映画として
さらりと見れるけど、言いたいことは別にあって
それは結構深刻な話で怒りと皮肉に満ちていて。
政治家がコレみてどう思ったか知りたいですね。

投稿: Ageha | 2008/06/15 16:48

■Agehaさん、こんにちはsun
>反省映画(爆)
上手いですね!
今だから・・・作品なのか、今後どんどん出てきそうなテーマ。

>政治家がコレみてどう思ったか知りたいですね。
ほんとですよね。
ちょっと違うけれど、木村拓哉の「change」をみて(夢物語と嘲笑しつつ)絶賛しているオバカな日本の政治家はたくさんいるようですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/06/15 18:07

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