アニメ「図書館戦争」*第5話
しかし、アニメの笠原家には新しい風が吹き始め、郁にはより強き追い風として吹き始めたように思った。さらっと流されてはいたが、郁は大学時代も就職後もほとんど実家に帰っていないという事実は、確か1話で語られていた。心配性な母親は「図書隊なんか危険」と大反対。そして、母親の言い分に加担するばかりの父親だ。郁にとっての実家が居心地の良い場所であるはずが無い。そんな父親が、実は郁が最も危険なタクスフォースに所属していたことを知りながら、「辞めろなんていうもんじゃない。」と母親を説得して郁に助け舟を出す。一目瞭然な雑誌が母親の手に渡らないようなフォローも偶然ではなかった。父親の言動を嬉しく思いながらも、結局自分から本当のことを言い出せずに涙する郁だが、雪どけを感じさせるちょっと嬉しくなるようなエピソードに変換にしたのは、良かったかもしれない。(基本的には原作と同じだけど)
実は、「王子様」の件は、原作では郁の口から両親には語られていない。堂上が風呂場で父親に聞かれて答えるだけ(もちろん王子様が誰かは伏せてだが)。おそらく母親はずっと知らないままのはず。それを郁の口から両親に語らせたことで、雰囲気が格段に軽くなった。アニメの郁には、ドロドロとした想いで葛藤する姿は似合わないから成功だと思う。(良し悪しは別の話)
ところで、この中途半端な結末は、笠原夫妻が再度登場する為である。ドロドロを削った”新笠原家”がどう決着するのか、楽しみにしたいと思う。
ドンパチの次の閑話休題的なお話で、デフォルメキャラの多用も楽しかった。すっかりフレンドリーになった手塚がいいねぇー(^^)
そうそう、デフォルメキャラといえば、『図書館戦争応援ブログ:図書隊報告書』でミニゲーム”分類法を極めろ”が開設された。
全然難しいゲームじゃないのだが、キーの押し間違いでミスってしまうのがすっごく悔しい!終点なしのエンドレス。ALLクリアーなしという、「貴様!誰が倒れていいと言った!」を地で行くゲームであるところがGOOD!(なのかな?w)
気になる方はお試しあれ!(注:Fierfoxでは入れません。Internet Explorerで参加してください。)
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コメント
今回は郁の百面相が見れてとても楽しかったです。
あれだけ頑固に見えた父親が娘の成長を同僚との仕事ぶりの差や上司からの評価など、自分の目線では見えなかった「他人からの評価」を通して認めていくところに、なんだか郁がすごく成長したように思えましたね。
周りからあんなに愛される郁をますます応援したくなりましたよ。
投稿: にゃむばなな | 2008/05/24 22:15
■にゃむばななさん、こんにちは
毎度ありがとうございます!
百面相は愉しかったですねw
もっと重いモノを想像していたのですが、思いの外軽くてよかったです。
あのお父さん、実は公務員なんですよ(笑)
再登場で分ると思いますが、原作を読んだ時は、遡って、あの時の探りの入れ方の周到さに納得しましたから。
郁ってイイコですよね。今度はどんどん可愛くなっていきますから、お楽しみに!
投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/25 10:45
とうとう2巻に突入ですね。
展開はやくて、ちょっとついていけない。。。ですが
この両親の部分は、かなり詳しく(?)やっていましたよね。
お母さんが原作で、苦手なタイプだと思ったんですが、アニメのほうはソフトだったかなぁ??
おとーさんはイメージどうりでした。
親と喧嘩したくない。。。ので
離れている。。と言う気持ちは、わかりますね。
投稿: mariyon | 2008/05/26 08:22
■mariyonさん、こんにちは
>展開はやくて、ちょっとついていけない。。。ですが
むっちゃ早いですよね。少年たちのエピは完全にすっ飛ばされちゃいましたし。
>お母さんが原作で、苦手なタイプだと思ったんですが、アニメのほうはソフトだったかなぁ??
mariyonさんもそうでしたか?
アニメでも引っかかりはありそうだけど、ねちっこさがソフトだったと思いました。マジでやったら重過ぎますよ、あのお母さんは。
やはりアニメでは重さを強調したくなかったように思います。
でも、お父さんはバッチリでしたね(^^)
>親と喧嘩したくない。。。ので
実は、私もすごく分るんです~ココだけの話(^^;
投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/26 21:15