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2008/05/02

アニメ「図書館戦争」*第2話

状況〇二「図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)」
Libralywar_02ほぼ 手塚のための2話だね。それにしても、2話で一気に「付き合わないか?」まで行くとは思わなかった。やっぱり恐ろしく駆け足だなぁー 
原作が小説の場合に良く起こる、「あれも無い。これも省かれた。(><)」という欲求不満がムクムクと湧き上がってくる、非常に良くないパターンといわざる得ないかなぁ。でも逆に言えば、テンポ(だけ)は良いから、どうせ良くわからない世界観だしと、コメディ&アクション&ラブを楽しむ分にはイイんじゃない?かも知れないね。

手塚が郁を毛嫌いしているのは、トゲのある視線や発言で良くわかり、その理由は、図書館業務での罵倒で明確になっている。それだけに、堂上のフォローや忠告、郁の努力や言葉だけで、こんなにあっさり和解だなんて変だよね。郁も、自分の落ち度とはいえ手塚の物言いにはカチンときているわけで、まるでわだかまりが無いような態度もちょっと変。(単純バカだからで誤魔化せるとはいえ)。もう少し手塚の、郁をミトメタクナイ理由であり、郁が手塚をどう評価しているのか等を添えて欲しかったように思う。
やはり原作での文章を駆使した心理描写は、アニメでは(実写でもだけど)描き切れないのが残念(この作品に限らず)。是非、アニメが気に入った人は原作を読んで欲しいと思う。
ところで、郁のピンチに颯爽と現れる堂上は、原作の描写に劣らずカッコイイ!!互いに口が悪いから、喧々囂々な日常とのギャップにドキっとしちゃうよね(^^) 
いいわぁ~。ほかの減点分はこれで相殺!ってねw

さて、早くもDVD全5巻(全12話)の予約が開始になった。1・2・3巻が2話ずつ、4・5巻は3話ずつ収録。正直なところ「作品は悪くないけれどDVDまではいらないなー」と思ったが、初回限定版には”原作者の有川浩さんによる書き下ろし短編”と設定集のブックレットが封入されると知ると、なんだか心が騒ぎ出した。更に、2巻にはWEBラジオのCDだったり、3巻にはテレビ未放映話「恋ノ障害」(小牧と毬江エピ)が収録されるとのこと。うーーーー、まいった

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コメント

私もこの作品は毎週欠かさず見ていますよ。
原作を未読の私にはアニメとの比較ができませんが、原作は凄く気になってしまいますね。
昨今アグネス・チャンさんなどが提唱している一件が拡大解釈されるとこの「焚書」にもなりかねないだけに、今後も興味深く見ていきたいと思います。

投稿: にゃむばなな | 2008/05/02 22:12

たいむさんのブログの左柱の絵が印象に残ってて(てっきり少年だと思ってたけど)アニメが始まってから「おおっ、これがたいむさんの言ってた!」と食いつくように観ております。
オープニングの凝りようにまずぶっ飛びましたよ。よおやるなあ、と。そして外枠線を強調した独特の描線。いずれもデジタル処理ありきとはいえ、めんどくさいことをやってるものです。

話の骨子というか原典はやはりブラッドベリの『華氏451』なんでしょうけど、日本ならではの構成力に眼を見はりますね。
もうちょっと話が進んだら私も原作を求めます。たいむさんの仰る心理描写がすんごく読みたい。

投稿: よろづ屋TOM | 2008/05/02 23:36

■にゃむばななさん、こんにちは
ご覧になってますか!
I.G.9課なだけあって映像的にはバンバンなのだけど、大好評の鬼太郎の後番というハンデであり、声優陣も人気だけに左右されない配役だったりして、いまひとつ盛り上がっていないかな?なんて思っていたので、すごく嬉しいです。

内容は、図書館なのに「武装抗争」にまで至っていて荒唐無稽な設定なのだけど、それでいて、現実にも通じる深いメッセージのこめられている作品です。
ラブコメなんだけどちゃんと社会派で、社会派なんだけどやっぱりラブコメといった原作。
>「焚書」
何故「図書隊」が必要になったのか、そもそも「メディア良化法」が成立した理由などもポイントですね。「図書館」というオブラートに包んで、うまく結び付けている原作者の手腕には脱帽です。

私もアニメはアニメの良さを楽しもうと思っているので、比較ばかりといった無粋なマネはあまりしたくないと思ってます(本当は)
戦闘が本番になるとより見応えがあるんじゃないかと思って期待しているところです。戦闘をとおして、ラブが強化されますし(笑)

原作は、アニメ効果からか、店頭は品切れ続出、図書館は50人以上の待ちがザラだそうですよ。
出来ればアニメが終わってから「戦争」「内乱」「危機」で補完していただき、そして続編の「革命」を読んで欲しいです。(余裕があれば別冊も)
どの巻も、それぞれに深いテーマが見え隠れしていて興味深いです。真面目にオススメですよ!!

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/02 23:45

■よろづ屋TOMさん、こんにちは
一応女の子・・というより、成人女性なんですよね、郁は(^^;
最初はやることなすことガキっぽく(見た目も)、高校生の頃からちっとも成長していないから失敗ばかりなのだけど、成長を見守るのがこの作品の正しい見方だと思っていただければ何よりでしょうか(笑)

>オープニングの凝りよう
こちらは制作者、渾身の力作だそうですよ。覚悟して手間隙掛けて納得の行く作品に仕上げたそうです。
過去の出来事をプロジェクターで投影させたような仕様は、「フランスの演出家ミシェルゴンドリーが実写で、white stripesの“Dead Leaves and Dirty Ground”でやっていた手法」と、ブログで種明かしされていました(笑)
本当に感動的なデキのよさですよね(^^)

>もうちょっと話が進んだら私も原作を求めます
ワンクール3ヶ月で終わるので、出来ればアニメを追い越さないように読んでいただきたいかも。(一応アニメは「戦争」「内乱」「危機」の3冊分で、一冊あたり4話ですねw)
原作は一人称で描かれていないので、郁視点が圧倒的に多いけれど、時折堂上視点、手塚視点に切り替わって裏表のように楽しめます。
文章は高校生レベルの簡単な文体が多いので、心理描写と言っても比ゆ的なものではなく直球です。おかげで勢いのままサクサク読めちゃうので、早い人は1冊3時間くらいで読めてしまうかもしれません。

>ブラッドベリの『華氏451』
さすがはよろづ屋TOMさん!知識の多さに脱帽です。
中学生の頃、ブラッドベリと星新一が流行って幾つかは読んだのですけど、この話は覚えてませんでした。(それほど読書家でもないので、短編ばかり選んでましたから)
確かに雰囲気が似てますねー。ちょっと読んでみたくなりました。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/03 00:17

原作とはかなり違って、本当に駆け足ですね~~。
アニメだけだと、たいむさんのおっしゃるように
キャラの機微が表せていないのでは??とも思うんですが、けっこうノリが良くて楽しんでします。

>2話で一気に「付き合わないか?」まで行くとは思わなかった

ですよね!!
でもこのときのリアクションや科白の顔が
アニメならではって感じで、笑っちゃいました。

一番、アニメでツボなのは
二人の身長差を確認できること!!
並んで歩くところがおかしくて・・・。

投稿: mariyon | 2008/05/08 10:20

■mariyonさん、こんにちは
私も、アニメはこんなものだろうと、覚悟はしていたから非難しているわけじゃないんですよ。既読ですから、勝手に脳内補完してますし、アニメらしいノリと明るさとスピード感を楽しんでますし。

>アニメならではって感じで、笑っちゃいました。
そうそう、アニメならではを最初から楽しむつもりでしたし、クオリティにはまったく問題はないので、満足は満足してます。
けど、アニメ好きでもない原作既読者には勧められないかな?ってところはあります。

>二人の身長差を確認できること!!
ははは(^^;
堂上教官、単体ではすごーくカッコイイのにね。並ぶと・・・ねぇ。
しかし、実は他人事でもないので苦笑いでもあります(爆)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/08 23:39

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