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2008/04/21

「新機動戦記ガンダムW」、おわった。

全49話をなんとか完走。
ガンダムに乗る主要の5人がそれぞれに単独行動で、機体の管理から自身の身の振り方まで、いずこからミッションのみを与えられ、完遂することだけが任務(使命)という、捨て身と言うよりはどこか捨て鉢な彼らの行動が、(ガンダムとして)奇怪に思え、無謀な戦術や突拍子もない言動に唖然とした最初だった。あまり良くない第一印象とノレない展開には、いつでも放棄出来たのだが、「もう少し我慢したら面白くなるから。」という多数?意見を信じて、やっとこ見続けた前半。

Gw この前半が長かったぁー。ヒイロはじめ個性的なパイロット達については、デュオやカトルという癒しがあって何とか乗越えたが、リリーナさまのお嬢様ぶりに付いて行けず、いかにも女臭い卑劣で残酷なレディ・アンに虫唾を走らせながら見続けるのは辛かった。どうにも拒絶反応が先にきて、真剣に見れないからテーマも見えてこなかったのだが、レディ・アンの豹変からトレーズの真意が見え隠れしてきたあたりでやっと「あれ?」となった。ドロシーの登場やゼクスの方向転換(でもないけど)から、言わんとすることにやっと興味が湧いた。時にして3クール目か。ほんとココへ至るまでの道のりは長かった。
特別誰かに感情移入することは最後までなかったが、ヒイロ、リリーナ、ゼクス、トレーズ、目的は同じなのに、微妙に食い違っている言動の一長一短が興味深く、いずれにしても不完全であることがそのまま人間だと思うところだが、想いが通じ、最終的には人類の総意として平和を求める、に至った結末は無難な落としどころとして納得の行くものだった。
・・だけど、後始末とヒイロの生還には爆笑!「ないない・・^^;」。(オンタイムで感情移入しながら最終回を見守っていたら感涙だったかもしれないけど)。だって重力+衝撃波で”ウイングゼロ”が地球に落下しないなんてありえないでしょ。一体どんだけの推進力を持った機体なんだろうね、ウイングゼロは(^^;) また、実績があるとはいえ、あのギリギリの状 況の中で「ヒイロなら必ずやってくれる。」なんて良く言えたものだ。いくらなんでも能天気すぎだよ皆さん!根拠らしい根拠もないのに、リーブラの破壊のみならず生還まで確信って(^^;;
倒して終わるのではなく、救って終わるラスト(+希望)が断然好きだけど、コレはさすがに出来すぎ、ってかやりすぎじゃない?

それにしても、トレーズにはやられた。「戦争に美学?」と当初は戸惑いもしたが、理想を己の美学に置き換えて昇華させようなど、真に強き者でなければ全うできやしない荒業。それだけの器量で最期まで意思を貫いたトレーズには五飛でなくても完敗。トレーズと五飛の決戦は、正直、ヒイロとゼクスの戦いより胸にくるものがあったかも。(五飛にはキツイ結果だけど)
ヒイロの戦いは、人を信じるリリーナを信じて全てを託す為に自分で選んだ戦い。信頼とは大いなる愛だなーって思えるヒイロの選択だと思った。互いに一方通行なわりには勝手に通じ合ってる2人だから、恋愛というよりは敬愛とか親愛に近い気がするけど、確実に愛が信頼に直結している感じ。

ヒイロもゼクスのどちらも「愛」で戦っているわけで、平和の為に必要なモノの為に戦っていた。「勝者と敗者」の解釈で迷い、「戦い」と表現されるモノが何を示しているのか、「責任の所在」に対する思考の切り替えに若干苦戦したが、結局のところ「愛は地球を救う」、そして「望む心が世界を動かす」に帰結する物語だったと思う。しかし結論としての「武器よさらば」だけでは、戦争は終結させても、争いの根絶にはなりえないものだ。それでも、「優しい」という言葉が誰彼かに何度と無く使用されていた「ガンダムW」で、優しさは愛する心を育むものとして、ゼクスの言う”完全平和”への必要3原則の2つはクリアされたことにはなるのかな? 「とりあえず」ではあるけれど、道は確保されたと解釈すべきなんだろうね。
・・と分かったようなことを書いているが、まったく掘り下げて考えてこなかったから、ほぼ直感だけの自信もへったくれもない考察。思ったことは他にも色々あるけれど、現時点では情報の取りこぼしが多くて語れば語るほどボロ(矛盾)がでそうなので、この辺で切り上げることにする。もう一度最初から個々の変化(成長)を追いつつ検証し、考えを論理的に構築し直せばもう少しまともな感想が書けそうだが、体力のいる作業であり、そこまで思い入れていない作品でやるのはキツイので御免なさい。
ただし、私の中で「ガンダムW」を完結させる為にも、「総集編」と「エンドレスワルツ」は見るので、その場で捕捉や訂正はしたいと思うけれど。

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コメント

お疲れ様でした。完走していただき感謝ですw。
オンタイムで最終回まで見守っていたけど、たいむさんのような真面目で現実的な感想を抱かなかったので^^;、今あらためて目が覚めた思いです。当時は(今もだけど)キャラ萌えが突っ走っていたせいですねw。
たぶん、アニメだけでなく、小説や漫画やドラマCDやソングCDなどマルチの影響も強く受けたせい。同人誌にハマったのも一因かも。おかげで、キャラの一つ一つの台詞が頭に入り、深味を帯びて脳裏に残っています。ガンプラを買ったのもここからかな。今でもデュオ&デスサイズは好きv。
当時のニフティ会議室での熱い書き込みと共に、楽しくて甘くて酸っぱい思い出として『ガンダムW』は私の中で不滅ですw。

投稿: ayuto | 2008/04/21 22:15

■ayutoさん、こんにちはsun
昨年お会いした時にはまるで「W」を知らない私でまったくお話が出来ませんでしたが、1年かかってやっと話くらいは出来そうです(^^)

>『ガンダムW』は私の中で不滅ですw。
うふふ♪ ayutoさんの「W」が、そのまま私のSEEDシリーズですね。ブログ開設はその為だったし、楽しくて甘くて酸っぱい思い出です。それにしても、まさか自分がスーツCDとか聞いてきゃあきゃあいう人間になるとは思っていませんでしたが(^^;
といっても、真にアスラン萌えし始めたのは番組が終わる間際からなんですよ~。信じて!
なんであれ、SEEDが未完結で中途半端なモノと言うのが辛いところですけど(^^;

私の中での「ガンダム」は社会派作品の位置づけなんです(ちょっと無理やりだけど)。だから「W」もこんなに書き方になっちゃいました。さらに、今回これほど大真面目に書いちゃったのは、映画「大いなる陰謀」のせいで、なんかシンクロしちゃったのですよ。政治家の傲慢とか、学生が志願兵になっちゃうあたりとか、無関心とかが(笑)

死神コンビは私も好きなほうかな?でも~今ひとつ「W」のMSはどれもカッコよくないわ~(^^)
やっぱりフリーダムがすき!!(キラはともかく)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/21 22:51

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