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2008/04/12

「フィクサー」みた。

Michael_clayton エンタメというよりは、実際にありそうなリアルさを感じる大人な社会派作品。
サスペンス仕様でもあるから、見せ方も一工夫され、(時系列が少し混乱するが)ラストが効果的になっていた。すべての登場人物の中に蠢く人間としての業や葛藤がよく描かれていて、そちらも実に興味深く、いろいろと考えながら見入ってしまう作品だった。

表向きは普通の弁護士だが、裏稼業として”汚れ仕事”を担当しているのがジョージ演じるマイケル・クレイトン。ギャンブルの途中、携帯に呼び出しが入り、新たなる事件へと派遣されるマイケルではじまる。ところが”敏腕のもみ消し屋”として派遣されたはずのマイケルは、”もみ消し”を良しとしない発言を繰り返し、見る者に違和感を持たせる冒頭となっていた。
派遣先からの帰り道で、イキナリ命を狙われるマイケル。しかし、ここで一旦4日前まで巻き戻されてしまう。マイケルの勤める弁護士事務所が抱えた大規模な訴訟問題での、担当弁護人である友人:アーサーの反逆行為から、事務所も依頼会社も窮地に立たされることとなった一連の出来事を振り返る為なのだが、再び4日後に戻るまでの濃いドラマから、冒頭に持たされた違和感の正体を知ることになる。そして納得する。
組織という、形があっても曖昧でしかないものに縛られた人間の苦悩。個人の思いと立場からの判断。保身が隠蔽工作を促す腐った世界。腐った世界での皺寄せはいつも無関係な弱者に集まる。現実でも様々な事件がやっと浮き彫りにされてきているが、大なり小なり数限りなくあることは間違いないのだろう。金と権力に踊り、踊らされている人々。自分もコマの一つであったことの虚しさに気がつき、やりようのないマイケルのタクシーでの表情が印象深い。

とにかくジョージ・クルーニーの細やかな演技のひとつひとつが素晴らしい。自動車事故の依頼人に「お前はフィクサー(もみ消し屋)だろ!」と暴言を 吐かれ、ほんの一瞬ピクっと右頬を引きつらせたマイケル。冒頭では意味の解からない反応だったが、4日間を見せられ、マイケルの心情を知った後では、その反応がどんな意味を示していたのが良くわかる。
とても良かった。

総評:★★★★☆   好き度:★★★★☆  オススメ度:★★★☆☆++

暗くはないが、ただ淡々としていて面白いわけでもない。感じる作品だと思う。

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コメント

こんにちは。

あの自動車事故の依頼人とのやり取りは
迫力ありましたね。
なんと因果な商売だろう.

ある意味、女性法務部長を相手にしての本筋よりオモシロかったです。

投稿: えい | 2008/04/12 16:55

こんにちは。ご無沙汰ばかりで失礼してます。

巨大組織の裏側を暴露するのが主眼か、と思っていたら、
主要3人の、それぞれの保身や疑念、誠意など、人間の感情を描いていて
それぞれの演技も素晴らしくて、真っ当な作品を観た、という感じです。

投稿: 悠雅 | 2008/04/12 17:02

■えいさん、こんにちは
>自動車事故の依頼人とのやり取りは
ですねー(^^;
奥さんも恐かった(笑)
マイケルの覚悟はこの時点できまっていたのかな?って思ったりも。なにがなんだかわからない冒頭でしたが、こちらはこちらで面白そうでしたねw


■悠雅さん、こんにちは
こちらこそ、ご無沙汰ですみません。

>主要3人の、それぞれの保身や疑念、誠意など、人間の感情
彼女には、「えー、本当にやっちゃうの?」って、その決断もわからなくないような。
虚勢張って男と対等に遣り合ってきて得た地位。素の弱弱しさに同意はできないけれど、同情しちゃうところはありました。

>真っ当な作品を観た
ひさびさに(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/12 19:10

こんばんは。

冒頭で少し物語が進んだと思ったら、
4日前に戻り、そしてひたすら描き、
ようやく冒頭と繋がって、なるほど~ってなりましたね。
こういった手法、嫌いではないのですが、
もう少し説明して欲しかったです。

作品全体は、なかなか良質なサスペンスだと思いました。(

投稿: BROOK | 2008/04/12 20:39

そうですね。あの冒頭からラストに繋がるシーンは
印象的でもあり、興味を引かれましたね。
最初は見ているほうとしても
「フィクサーでしょ?どんなテを使ってもみ消すのよ?」
と見ていたわけで、ラストにはまた違った印象を受けるのだから、
巧みですよね~。

投稿: miyu | 2008/04/12 21:44

■BROOKさん、こんにちは
>こういった手法、嫌いではないのですが、
>もう少し説明して欲しかったです。
私も、巻き戻す手法は好きなほうですが、時間の経過が良くわからなくて、ちょっと困惑しました。

サスペンスとしての見せ方は巧いですけど、バレバレなのでサスペンス?って感じではありましたがw


■miyuさん、こんにちは
>「フィクサーでしょ?どんなテを使ってもみ消すのよ?」
そうそう、フィクサーなのに?という冒頭と、なんだ、やっぱりフィクサーで居続けるの?っていろいろ考えちゃいました。

印象の変る同じシーンの使い方は巧かったですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/12 22:42

最初の出だしの部分はよくわからなかったのでしが、
最後まで見ると理解できましたね。
個人的にはこういった手法は、
好きではないのですが。

タイトルのフィクサーというのが有名になってしまったけど、
原題のマイケル・クレイントンを知ると・・・
なんか意味が違うなーとおもった作品でした。

投稿: えふ | 2008/04/12 23:44

こんばんは☆
前半はちょっとわかりにくいところがありましたが、だんだんわかってきたら面白くなってきました。
冒頭のシーンがラストとつながるという手法はわりと好きです。それぞれ違った印象がありましたね。

投稿: ゆかりん | 2008/04/13 00:29

トラコメありがとうございます。
ERの頃から観ていたジョージ・クルーニー、核戦争パニックネタでメジャーデビューしたときはもうそっちのバリバリハリウッド路線かと思いましたが、静かでズシリと来る演技のできる俳優になってくれてホントに嬉しいです。
個人的には『ソラリス』での彼の演技も好きなんですよね。作品としては結構いろいろ言われてますけど。

投稿: よろ川長TOM | 2008/04/13 01:03

こんにちは!
たいむさんは満足されたようですね~
私は『大人な社会派作品』の良さが分からなかったようです
観ている間はそれなりに惹き込まれたのですが、観終わってみたら、普通ーだったなぁ~って思っちゃった(汗)
もっと違うドラマ(派手系の・笑)を勝手に期待していたようです

投稿: 由香 | 2008/04/13 10:09

この映画でまたしてもジョージ・クルーニーを格好いいと思ってしまいましたよ。
オープニングで見せたシーンをもう一度見せる手法はこれまでにたくさんありましたが、こんなにも違うように見せてくれる映画は初めてでした。

投稿: にゃむばなな | 2008/04/13 17:55

■えふさん、こんにちは
あら、この手の手法はお好きじゃないですか。

>原題のマイケル・クレイントンを知ると・・・
なんか意味が違うなーとおもった作品でした。
それはそうですね。さすがに原題のほうが的を射たタイトルだと思います。
間違っていないけれど、上手くないですよね>邦題


■ゆかりんさん、こんにちは
>だんだんわかってきたら面白くなってきました。
段々解かってくると、見るところも変ってきますよね。
ガラット印象のかわる同じシーンは興味深いですよねw


■よろ川長TOMさん、こんにちは
アチコチに精通していらっしゃいますね。
ERは気づいた時にはもう7だか8。諦めました(笑)
これまでも、ジョージ・クルーニーを意識して作品を見ていないのだけど今回の演技はとても良かったです。
それにしても長い目で同じは俳優さんを追っていけるって素敵ですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/13 19:09

■由香さん、こんにちは
タイトルに騙されちゃったのでしょうか?(笑)
「フィクサー」を見せるドラマならば、派手で爽快な感じなのでしょうが、人間を見せるドラマでしたしねw

期待はずれだと勝手にガッカリして何でもフツーに思っちゃう気持ちは、わかる気がしますw


■にゃむばななさん、こんにちは
>こんなにも違うように見せてくれる映画は初めてでした
この手の手法は、結構沢山ありますよね。特にサスペンス系では。
けれど、今回のは謎解きの種明かしとはちょっと違った意味での繰り返しという趣向。
良かったですね。

ジョージ・クルーニーがカッコよかったです(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/13 19:15

もっかいだけカキコのお許しを。

≫それにしても長い目で同じ俳優さんを追っていけるって素敵ですね。

…それがトシを食うってことです………
私もジョージ・クルーニーと同い年ですんでね。でも逆にそれだけがトシを食うメリットでもあるのです。ダテにトシを食わないようがんばってますけど。

投稿: よろ川長TOM | 2008/04/13 21:21

■よろ川長TOMさん、こんにちは
再びようこそ(^^)

>それがトシを食うってことです
ふふふ。
私もそう若くはないので、ブログの世界ではジェネレーションギャップを感じながら・・なんてことも良くあるのですが(特にアニメでは)、さすがに映画の方では大先輩が多くってとても参考になってます。
引き合いに出された作品が分らなくて残念なことも多いのですが、それで興味がそそられることも少なくなく、今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/14 20:53

こんばんは!、コメントありがとうございました。
この映画のマイケル・クレイトンは、ジョジーが演じたからこそ、成功したと思いますね。
事業の失敗とギャンブルで借金があるため、元検事ながら”もみ消し屋”という不名誉な職に甘んじている男。
疲れた中年男を、ミスターダンディの異名をとるジョジーが見事に演じきっている。
成功よりも大事なものは何か、家族とは、友人とは、正義とは何か。
サスペンスというよりも、人生についての様々な側面について考えさせられる作品でもありました。

投稿: パピのママ | 2008/04/14 23:00

こんばんは♪
渋い映画でしたね〜。
なんというか、アメリカでの評価が良すぎたから、もうちょっとは面白いかなーって思ったんですケドね。
ティルダスゥイントンの顔の演技には注目しちゃいました^^

投稿: mig | 2008/04/14 23:12

たいむさん、こんばんはー。

私事ですが、G・クルーニーは大好きです(照)
高校生の時に『ER』を見て以来
ジョージはハリソン・フォードを超えた男です。
>暴言を吐かれ、ほんの一瞬ピクっと右頬を引きつらせたマイケル
たいむさん、よく見ていらっしゃいましたね・・・
「ジョージ大好き~」とか言っておきながら
そういう細部には気づきませんでした(恥)
言い訳をするなら、あの時はまだ話がつかめていなくって
一体なんなのかよくわからなかったからです。
映画自体はかなり楽しめましたが、話がすこし複雑すぎました。

投稿: swallow tail | 2008/04/15 00:22

■パピのママさんこんにちは
そうですか、やはりジョージあっての作品なのですね。(あまり俳優さんには詳しくないので)

>人生についての様々な側面について考えさせられる作品
私もそう思います。もともとネタ一つ仕入れずに鑑賞していたので、タイトルにまどわされることも無かったのですが、途中から「ああそっちか」って思いましたから。

■migさん、こんにちは
確かにシブかった(^^)

>ティルダスゥイントンの顔の演技には注目しちゃいました^^
皆さん、芸達者でらっしゃるから、見応えありましたね。
良い作品だと思いますし、日本でもウケてくれると良いのだけど。


■swallow tailさん、こんにちは
>ジョージはハリソン・フォードを超えた男です。
あら残念。わたしの中ではハリソン有利です(笑)

>一体なんなのかよくわからなかったからです。
私もあの時点では???でした。
ただ一瞬「嫌悪が走った?」と目が捉え、繰り返しによって確信した感じ。
丁寧なつくりでしたが、惑わされそうな構造ではありましたね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/15 17:03

たいむさん、こんにちは~♪
ジョージ・クルーニーってこういう社会派のシリアス映画が本当は好きなんだろうな~って感じます。
そしてたまには弟分たちを集めて「オーシャンズ」みたいな娯楽映画で息抜きする。
ハリウッドスターそのものみたいな人ですね。
本当はエンタメ性の高い作品が好きなのですが、静かな作品だけにとてもリアルに感じられました。

投稿: ミチ | 2008/04/16 08:32

■ミチさん、こんにちは
>社会派のシリアス映画が本当は好きなんだろうな~
そうですよね。例のストライキを援護するお方ですし、すごく好きそうです。
だから、まさか黒?って焦った次第(笑)
私も、黒くても好きですから、どちらにしてもそれなりの解釈をしていたと思います。

>弟分たちを集めて「オーシャンズ」みたいな娯楽映画で息抜きする。
一生ついていきたくなる、頼れるアキニのような存在ですね。きっと。

私はエンタメもいいけど、こういうのも好きです。たまには、かな?(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/16 21:02

こんばんわ。

ありがちな訴訟モノをモチーフにしながら、
実はとてもディープでリアルな人間ドラマが描かれていて
大変秀逸だなあと思った1作でした。

ジョージはだてに兄貴と呼ばれているわけではないですね。
プロデューサーとしても、役者としても大変魅力的な人
だなあと思います。

タクシーでの彼の表情は絶妙でございました。

投稿: 睦月 | 2008/04/19 22:39

■睦月さん、こんにちは
私も、地味ながら、心に突き刺さるような作品でした。
ジョージ・クルーニーは、伊達じゃありませんね。
長生きして欲しいものです。(どーいう発想だw)

>タクシーでの彼の表情は絶妙でございました。
長かったけれど、ソレを一番見せたかったのでしょうね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/19 23:27

こんにちは。
タクシーでのマイケルの表情、印象的でしたね。
最後に和らいだように見えたのですが、
やりきれなさの方が大きいのかな、、
彼の無事を祈ります(笑)

投稿: たまさん | 2008/04/20 23:50

■たまさん、こんにちは
虚しさと終わったことへの安堵?ごちゃ混ぜで複雑な表情は魅力的でした。

>彼の無事を祈ります(笑)
ははは(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/21 17:11

こんばんは。

もみ消し屋マイケル・クレイトンが事件を隠滅するという感じの話を期待していたので、予想とだいぶ違う作風に最初は混乱してしまいました。
でも内容が掴めてからは結構面白く観られましたね。メインキャスト3人が良い演技で引っ張ってくれました。ジョージ・クルーニーももちろん良かったですが、僕的には助演の二人がより印象に残りましたね。

投稿: えめきん | 2008/04/25 22:18

■えきめんさん、こんにちは
>マイケル・クレイトンが事件を隠滅
タイトルから考えればそう思っちゃいますよね。

>でも内容が掴めてからは結構面白く観られましたね
そうそう、冒頭では???だったけれど、丁寧なつくりでしたから、軌道修正は左程苦労しませんでしたね。

助演の2人は確かに。3拍子揃っていい感じでしたw

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/26 18:27

『フィクサー』としての仕事ぶりや腕を見せるというより『マイケル・クレイトン』彼自身を見せる映画でしたね。
最近の邦題も、イマイチずれているような...。

脚本は、きっちり分かりやすかったと思いましたが、淡々と地味に演出されすぎかな...。もう少しエンタメ要素があると、嬉しかったです...。

私も、ジョージよりハリソン派です(笑)

投稿: あん | 2008/04/29 12:49

■あんさん、こんにちは
「インディ4」の予告を見るたびにニヤニヤしてしまいますよね(^^)

>淡々と地味に演出されすぎかな
ジョージ・クルーニーは両極端なんでうよねぇ(^^;
これはこれで見応えがあったのです好きですけど、エンタメ性がもっと強ければ、大ヒットかもしれませんね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/29 14:54

ども。さっそくまたしてもお邪魔いたします

ジョージ・クルーニー関連作品というと好きなのは『スリー・キングス』でしょうか。あと『バットマン&ロビン』とか(笑) 社会活動なんかも精力的にやっているそうで、先日「世界で最も影響力のある50人」に選ばれていたのにはたまげました

最初と最後で同じシーンが微妙に違って見える、という演出はさすがトニー・ギルロイでした。『ボーン・スプレマシー』と『ボーン・アルティメイタム』でも同じシーンがありましたけど、あれも相当印象が変わって見えましたもんね

あとわたしもマイケルのもみ消し屋としての仕事ぶりを、一回くらい見てみたかったですね。今後の参考までに(コラコラ)

投稿: SGA屋伍一 | 2008/05/02 09:00

■SGA屋伍一さん、こんにちは
ジョージの幅広い活動には頭が下がります。「影響力はあるでしょうねぇ」って納得しちゃいそうですもん。

>『ボーン・スプレマシー』と『ボーン・アルティメイタム』
大好きですよー。3部作BOXを待ってるところです(^^)
同じシーンが違って見えるって上手い演出ですよね。ただ「そうだったんだ」と状況を納得するのではなく、心情的なものが加味されているところが素晴らしいと思います。

>マイケルのもみ消し屋としての仕事ぶり
「敏腕らしい」でしたからね。最初にチラリとでも見せて裏づけして欲しかっですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/05/02 21:42

こんばんは。
以前、お勧めいただいて観ようと思いながら
結局、今の今まで引っ張ってしまいました(苦笑)

実は途中まで話が全くつかめず、マイケルが何をやってるのか、
アーサーがなんであんな状態だったのかが理解できなかったんです。
(実は時間がなくて2回に分けてみたせいもあります…)

ただ、ジョージ・クルーニーの表情は本当に良かった。
8万ドルで正義をあきらめてしまった時、息子への言葉、
タクシーの中での長回しの表情、全てが微妙なニュアンスで
視線の少しの動きすら意味を成しているかのようでした。


>冒頭では意味の解からない反応
そうなんですよ~。最初は全くわからなくって、
なんでフィクサーなのに「地元の弁護士に頼め」なんだろう…って。
ラストで「なるほど~」となりました。

しいて要望を言えば、マイケルのヘナチョコな感じが多くて
もっとできるフィクサーらしいところが見たかったかな。
わかりづらい仕事なので、表現も難しかったと思いますけどね。

投稿: GAKU | 2009/02/11 21:05

■GAKUさん、こんにちは
ジョージ・クルーニーの社会派作品は、自宅でまったり・・だとなかなか厳しいような気がしてます。
劇場でも集中して、頭をフル回転されないと時々ついていけなかったりしますし(^^;

自分の記事とGAKUさんの記事でうっすら思い出していますが、うーん、流石に良く覚えてません。
でも、「フィクサー」というタイトルにしては・・ではありましたね。

投稿: たいむ(管理人) | 2009/02/12 18:18

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受信: 2008/04/16 00:00

» 映画 【フィクサー】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「フィクサー」 「ボーン・アイデンティティー」シリーズの脚本家トニー・ギルロイによる初監督作品。 おはなし:大手法律事務所のフィクサー(もみ消し屋)として活躍するマイケル(ジョージ・クルーニー)。在職15年にして共同経営者への昇進もない彼が焦りと不安を感じる中、大企業の集団訴訟にかかわっていた同僚の弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が精神に異常をきたす事態が発生する。 社会派サスペンスということでかなり期待していたのですが、エンタメ性は薄く、私の思っていた作品とはちょっと違う方... [続きを読む]

受信: 2008/04/16 08:28

» 「もみ消し屋」というよりは・・・。『フィクサー』 [水曜日のシネマ日記]
大手企業の集団訴訟をめぐる陰謀劇を描いた作品です。 [続きを読む]

受信: 2008/04/16 10:30

» 【フィクサー】 [日々のつぶやき]
監督:トニー・ギルロイ 出演:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック 「NYの大手法律事務所の弁護士マイケル・クレイトンは、長年公にできないトラブル処理を担当するフィクサー(もみ消し屋)として従事して... [続きを読む]

受信: 2008/04/18 09:47

» フィクサー [カリスマ映画論]
【映画的カリスマ指数】★★★★☆  組織社会に燦然たるヒューマニズム   [続きを読む]

受信: 2008/04/19 17:42

» フィクサー [サムソン・H・トマトマスバーガーの限りなく映画]
[[attached(1,center)]] 大手法律事務所のフィクサー(もみ消し屋)として、活躍を続けているマイケル(ジョージ・クルーニー)。 在職15年にして、共同経営者への昇進もなく、焦りと不安を感じていた。 あるとき、大企業の集団訴訟に関わっていた同僚の弁護士アーサー(トム・ウィルキンソン)が、精神に異常をきたすという事態が発生する。 マイケルはその後始末をするため、アーサーのもとへ向かう・・。 {{{: 『フィクサー』  2007  Michae..... [続きを読む]

受信: 2008/04/19 23:50

» 映画『フィクサー MICHAEL CLAYTON』 [たまさんのHR/HM シネマカフェ]
弁護士が活躍する映画は好きなもので傑作も多々ありますが、今回の作品はやや血色が違 [続きを読む]

受信: 2008/04/20 08:43

» 「フィクサー(MICHAEL CLAYTON )」映画感想 [Wilderlandwandar]
ティルダ・スウィントンさんがオスカーを獲得した映画「フィクサー」を見てきました。ティルダさんと言えばコンスタンティンのガ [続きを読む]

受信: 2008/04/20 23:30

» 『フィクサー』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「フィクサー」□監督・脚本 トニー・ギルロイ □キャスト ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック、マイケル・オキーフ、ケン・ハワード■鑑賞日 4月19日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> この作品お脚本を担当するのが、昨年公開された『ボーン・アルティメイタム』をはじめ、このボーンシリーズ三部作の脚本を手掛けたトニー・ギルロイ。 本作でいよいよ監督デビューとなった。 素... [続きを読む]

受信: 2008/04/23 08:04

» フィクサー 2008-20 [観たよ〜ん〜]
「フィクサー」を観てきました〜♪ 製薬会社のUノース社は、人体に悪影響がある農薬を売っていたということで集団訴訟を受けていた。NYにある大手弁護士事務所がその訴訟を請け負っていたが、担当弁護士のアーサー(トム・ウィルキンソン)が、突然全裸になって原告団に一人を追い回す事件が発生した。マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニ)は、事態の収拾を命じられる・・・・・ 人気Blogランキング      ↑ 押せば、あの事件をモミ消せるかも!? Blog人気ランキングに参加してます。... [続きを読む]

受信: 2008/04/24 06:47

» 義理を立てれば道理がひっこむ トニー・ギルロイ 『フィクサー』 [SGA屋物語紹介所]
あれは横田順彌氏が何かで書いていた文学用語辞典であったか。「フィクション」につい [続きを読む]

受信: 2008/05/02 09:01

» フィクサー を観ました。 [My Favorite Things]
だ〜い好きなジョージ・クルーニー様の作品ですからね…いち早く観たかったのですが…ということで、行ってまいりました…。そしてまたまた原題VS邦題対決? [続きを読む]

受信: 2008/05/04 08:26

» フィクサー:もみ消し屋! [銅版画制作の日々]
  ソダーバーグ×クルーニー×ギルロイ ジョージ・クルーニーといえば、スティーブン・ソダーバーグですね。今回も二人はタッグを組みました。監督はトニー・ギルロイ、「ボーン・アイデンティーシリーズ」の監督さんだそうです。  4月28日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。 そういえば、「さらばベルリン」は今ひとつでしたね。今回の作品はいかがでしょうか?かなり複雑な人物絡みで、最初はわけが分からず。もう少し映画を観る前に、予習が必要でした 冒頭のシーンはこんな感... [続きを読む]

受信: 2008/05/04 10:32

» 映画:フィクサー 試写会 [駒吉の日記]
フィクサー 試写会(よみうりホール) 「”今 行動するべきときだ”と」 もみ消し屋(フィクサー)がもみ消されそうになる、というストーリー。 「エリン・ブロコビッチ」風かと思いきや「ザ・コーポレーション(http://www.uplink.co.jp/corporation/ )」でした。... [続きを読む]

受信: 2008/05/06 21:56

» フィクサー ─ 破壊神シヴァにたとえた本当の意志 ─ [Prototypeシネマレビュー]
─ 破壊神シヴァにたとえた本当の意志 ─ ちょっと前の作品ですが、熟年男前ランキング第一位ともいえるジョージ・クルーニーが、渋い演技を見せているこのでも気になっていたこの作品『フィクサー』(2008年/アメリカ)。 法律関連トラブルのもみ消し屋”フィクサー....... [続きを読む]

受信: 2009/02/11 20:47

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