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2008/04/01

DVD『24-シーズンⅥ』視聴終了。

246 『24-シーズンⅥ』はレンタルした1-3巻以降ずっと放置していた。何故ならば、職場の人が(後発の)『Ⅵ-BOX』を長期貸し出ししてくれるというので順番を待つことにした為。正月明けに借りて期限は3月いっぱい。チビチビ見るとストレスが溜まる作品の性質上、可能な限り期間をあけずに纏めて見られる機会を待っていたらギリギリになってしまった(^^;
間隔があいたこともあり、当然最初から見直し。「そうだ、カーティスまでも・・・」と思い出し、「コイツがジャックの弟だったとはねぇ・・^^;」と6話までをツラツラと思い出す。
『24』シリーズは一応連続モノでもあり、不意に前作までのあの人この人が再登場することはよくあるが、『シーズンⅥ』では、某夫妻及び中国絡みなど、思いのほか『シーズンⅤ』とは密接に絡んでいることにニヤリとしてしまうものだった。
『シーズンⅥ』での事件は、(またしても)核爆弾がテロ組織に渡ったというもの。中東と中国、ロシアまでも巻き込んで、どんどんワールドワイドになっていく『24』だ。(以下、結論的な内容に触れている部分があるのでご注意ください)

主犯と脅威(今回はファイエドと核爆弾)につながる手がかりを求め、見つけては取り逃がす・・の連続は毎度のパターン。CTUや政府の内部的なゴタゴタが原因で起こる対処対応の遅れが、被害を最小限に食い止められる最初のチャンスをつぶし、タッチの差で逆に敵側有利な方向へと発展していくのも毎度のことで、今回もまた1つ、爆発を防げずに国土に最悪の事態を招いてしまうことになる。CTUはテロ未然に防ぐどころか、頻繁に中断する(させられる)スタッフの作業が作戦の足を引っ張るのだから、毎度見ている側は呆れてCTUの能力を疑っちゃうのよね(^^; とにかく、ここぞという時にミスをするスタッフ、ザルのようなセキュリティ、はびこるスパイ、感情で権力を振りかざすトップダウン構造、スタッフ同士の不仲etc...本当にひとつに纏まらない組織だ。(ちなみに今回の痛恨の極みがモリスだったりするしね。悪気がないだけに辛いところだが。)
殉職や解雇によって誰かが退場すると、交代要員がトラブルメーカーになるのも毎度のこと。カーティスの代わりに戦術班に加わったマイク・ドイル捜査官もカナリの曲者風だが、どことなく「ジャック2世」を感じさせる、実は真っ直ぐで興味深いキャラ。ひさびさに共感できそうなキャラでもあり、(最後は悲惨なことになってしまったが)是非再登場してほしい感じ。(ジャックの味方は少なすぎるもの。更に最も信頼できる頼みの綱も切れそうだし?)

『シーズンⅥ』では、政権が”一枚岩”ではないところも危うさを引き立てている。傀儡ではないけれど、若輩のウエイン・パーマー大統領の周囲は「あわよくば・・・」と考える輩が少なくない。主席補佐官レノックスとの間に生まれた確執が足を引っ張ってしまうわけでもあり、ウエインは逆風にばかり襲われてしまってあまりにも不憫だ。
不慮?の事故によって一度失いかけた最高司令官の座を死守し、ウエインの独自の手腕で事件を解決へと導いたが、無理が祟って結局は倒れてしまうウエイン。代理のダニエルズ副大統領はウエインとは正反対でタカ派な人物。国を裏切る極悪人ではないが、どうにも思慮が浅くて、強硬手段が大好き。後にやっと”大統領の椅子の重責”を痛感し、己の器量小ささを知ることになるが、それでも悉くウエインの政策をひっくり返すのだから、部下(配下)も見てるほうも溜まったものじゃない。前回までの、同じく副大統領からの棚ぼたローガン大統領も果てしなく愚か者だったが、ダニエルズは違った理由で最悪だ。小物が大物ぶって権力を握るとどうなるかのお手本なのかもしれない。・・ということで、180度の方向転換に振り回されるのがCTUであり、直撃を食らうのがジャックというわけだ(笑)

基本的に『24』は、切っ掛けとなる最初の事件と落着した最後の事件とでは、黒幕と脅威が異なっている。最初の脅威はドラマ半ば取り除かれてほっと一息させてくれるのだが、矢継ぎ早に連なる別の脅威と陰謀が発覚し、連鎖的に勃発している内部の(別の)小事件などを絡めつつ、大黒幕の排除によって終結するのがいつものパターン。
今回、オードリーがなかなか登場しないと思ったら、第2の事件と深く関わってくるオードリーとなった。最初の脅威=核爆弾と起爆装置を確保したところで、見越したように”核爆弾の回路基盤”と中国側の人質となった”オードリー”が交換条件としてジャックに突きつけられてしまう。ジャックとは因縁深い中国側とバウアー家の陰謀が、ロシアとアメリカの一触即発を招くという、ジャックにとっては3重苦の戦いが『シーズンⅥ』の落としどころとなった。(ジャックと関わったばかりに・・・と思わないでもないが、憔悴しきったオードリーの姿が切ない。時間をかけてでも回復して欲しいところだが・・・ジャックの為にも。)

国際問題どころか、第3次世界大戦に発展し兼ねない第2の事件。阻止の為のジャックの計画は一か八かで一石三丁を狙うもの。過去5回の事件でも、果てしなく強引な手段(作戦)を用いながらも守るべきものは必ず守ってきたジャックであり、その実績は誰もが知るところだが、あまりにも無茶で無謀な作戦は公私混同とみなされて、結果オーライな実績に見えるのも致し方ない(CTUも組織のひとつとして融通の利かないところがままあるし)。よって、ジャックの嘆きについ感情移入してしまうところだ。
また、見事な身内の妨害からジャックの作戦は失敗させられ、逆に裏目となることばかり。ジャックの正しさ、「ジャックの言うとおりにしていれば・・」と思わせる見せ方が実に巧い作品。(実は作戦を完遂させていないから成功の確率は未知数でしかないのだけど)。その上、ジャックは失敗と決まれば切り替えも早く、妨害工作に加わった者には「お前は命令に従ったまでだ!」と終わったことを責めたりはしない。そんなところがジャックの魅力だと思う。(作戦の失敗には毒づきまくって激しく非難の声を浴びせるけれど・・^^;)。常にジャックの根底にあるものは国に尽くし国を救うこと。物凄い愛国心で決して国を売ったり陥れるようなことはしないと、ジャックには自分の無茶も無謀も承知ですべての責任を負う覚悟が感じられるから、ジャックの正しさを信じて(親しい者は)肩入れしたくなるのだろうな、って思えるところなんだよね。

結局バウアー家のゴタゴタが危機を巻き起こし、自ら危機を回避させたかのように終わった『シーズンⅥ』。最後に、精神障害を引き起こし意識が定まらないオードリーの傍にずっと・・・と思いながらも、オードリーの父ヘラー元長官とジャックのやり取りはちょっと泣けた。互いに感情的になりながらも、ジャックを良く知るヘラー元長官の度量が感じられるところで、きちんと話す場が設けられれば、両者とも己の理不尽な言や否について認めるところは認めあうといった筋の通った会話が成立する。両者一歩も引かない正論対正論。しかし、「君は必ずゲームに戻ってくる。」というジャック痛恨の一撃が勝敗?を決する。否定できないジャックと同じく、視聴者の誰もがそれには納得したように思う。(可愛そうだけど、確かに呪われているとも思うしねw)
ジャックの孤独が痛々しいエンディング。次回『シーズンⅦ』の情報は仕入れていないが、また失踪?→復活では、それこそヘラー元長官の言ったままになってしまうのでは?延び延びになってしまっている『シーズンⅦ』、日本ではいつ見られるのか?来年になるのは間違いないだろうなぁ・・・。

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コメント

たいむさん、こんばんは~♪
「24」は一気に見るのが精神衛生上良いですよね。
私は一週間に一度というテレビ放送では緊張感が持続しない体質になってしまいました。

> とにかく、ここぞという時にミスをするスタッフ、ザルのようなセキュリティ、はびこるスパイ、感情で権力を振りかざすトップダウン構造、スタッフ同士の不仲etc...本当にひとつに纏まらない組織だ
ホントホント、そのとおりです~。
まずはあのセキュリティをどうにかして欲しい!
すぐにヤラれちゃう警備員もなんとかならんのか?

このシーズン6は「回路基板」なんていうちっちゃいモノを相手してるせいか、なんだか派手さに欠けたような気がしたのですけど・・・。
もうそろそろネタも尽きてきたかしら。
中国ネタでまだまだ引っ張りそうですけどね。

投稿: ミチ | 2008/04/02 22:38

■ミチさん、こんにちはsun
>一週間に一度というテレビ放送では緊張感が持続しない
まったくですよね。シーズンⅢまでは、毎日2本ずつって強行突破な放送でストレスなく見られたのですが、Ⅳから週1になってしまって泣きそうでした(笑)

>すぐにヤラれちゃう警備員もなんとかならんのか?
委託なんでしょうかね?警備に関しては。戦術班がいないと、あっという間に全滅しちゃいますよね、毎度(^^;

CTUもハックは得意なのにハックされるのも得意で困ってしまいます。
後半、確かに脅威としては小粒でしたよね。明らかに間に合ってるし。

>もうそろそろネタも尽きてきたかしら。
散々やりたい放題してきましたしね。
リアルな最終兵器自体が核とバイオ兵器どまり。マンネリ化するのも当然かもしれません。
順番で行けば、次回は突然変異した猛毒ウイルスの持ち逃げじゃないですか~~(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/03 17:13

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