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2008/04/07

カッコイイなぁー『カウボーイビバップ』!

現在、月曜深夜(火曜)にNHK【BS2】で放送している『カウボーイビバップ』。気がついたら始まっていて1・2話を逃してしまい、タイトルくらいしか知らなかったから、「なら、まぁいっか」と3・4話をスルー。しかし、5・6話の前にアニメ夜話(「トップ」の回)にて”佐藤大さん”が参加されていると知り、急遽視聴体勢へ(笑)。ワケもわからず見た5話だったが、即落ち。
5話は「堕天使たちのバラッド(Ballad Of Fallen Angels)」。ややシリアス系な話で、主人公スパイクが旧知の仲間と教会で因縁の対決。相打ちの直後、教会最上部のステンドグラスを突き破って落下するスパイク。賛美歌のようなBGM以外に音はなく、スローモーションに落下しながら、スパイクの過去のフラッシュバックが何度も挿入される。
巧い!なんて美しい見せ方なんだろう・・・。ほんの1-2分のシーンに深く魅せられた。

Cowboy_bebop_2 続いて6話は、5話とはまったく別な話。時系列は乱れていないから連続モノではあるが、1話完結なのだとここで知る。しかし、6話「悪魔を憐れむ歌(Sympathy For The Devil)」もハードボイルドな雰囲気ムンムンで好感触。これではもう続けてみるしかないと、見逃した1-4話も見なくちゃ気が収まらなくなった。折りしもレンタル半額キャンペーン中だった為、DVD1-2巻を早速レンタルしてしまった。
主人公:スパイクが山ちゃん(山寺宏一さん)、相棒のジェットが石塚・セルゲイ・運昇さん、仲間?のフェイが林原めぐみさんとなれば、それだけで「ご馳走さま」であったが、注目すべきは、音楽担当が管野よう子さんで、更に気に入った5話の脚本が横手美智子さんとなれば「こうなるのは必然?」って思えて来る(大さんの脚本はまだ登場していない)。最近、私が気に入る作品に悉く名前を連ねているのが横手さん。もはやクレジットにこの方の名前を見つけただけで「間違いない!」って確信してしまうところがある。この作品を今まで知らなかったことが「不覚」に思えてしまった。
管野さんの音楽もしかり。それがまた曲という曲がカッコイイのなんの。ジャズ系、マカロニウエスタン調、ロックに、クラッシックに・・・、とにかくジャンルの枠を超えた多彩なメロディがとても心地良くて感動モノ。例えば”クイーン”のような、全ての曲がどこかで聞いたことある?といった感じも実にイイ。ちなみに5話:教会でのBGMは”Green Bird”というタイトルらしい。確かにステンドグラスの破片が羽根のように舞散っていたように見えたが、シーンと音楽セットですごく気に入った。是非サントラCDも仕入れようと思う。(ちなみに教会へ向かうまでの挿入歌も良いね。まんまだが”Rain”だそうだ)

『カウボーイビバップ』の世界はおそらくずっと未来の話。(高速移動で木星まで自由に行き来で着ちゃうくらい技術が進歩しているし)。しかし、惑星に上陸してみれば、基本はアジアンテイスト満載だけど、西部劇風な酒場に、ヨーロピアンな風景もあるという、無国籍(多国籍)な都市が広がっていて楽しい。また、ドラマだけ見ていると、時々”SFモノ”であることを忘れてしまうくらい人間臭いドラマが繰り広げられるというギャップがとても面白い。
アニメとして、一番雰囲気が近いと思うのが『シティ・ハンター』かな?けれど、古くはTVドラマの『俺たちは天使だ』や『探偵物語』であり、どこか『ルパン3世』や『007』テイストなども感じられ、まるで”ミックスサラダ”のよう。
DVDで1-6話を見て、5話でのフラッシュバックは、1話の冒頭にチラっと登場したものとその続きで、それ以外にはまるで説明がない事を知った。おかげで益々興味が湧き、7話以降が非常に楽しみとなった。フェイやアインの登場を遡って見られたのは、逆に良かったかも知れない。再び5話に戻って思い切り納得できたから(^^)

2週ほどお休みが続いた為、7・8話は4/8の放送。復習が間に合ってホント良かった。全26話(+劇場版)。2話放送だからあっという間に終わってしまうが、テンポよく見られるので大歓迎である。

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コメント

たいむさん、こんばんは。
ビバップ、良いですね!私もこの作品にはかなりハマりました。たぶんオープニングの「TANK」by シートベルツ(菅野よう子)でうっかり心を持っていかれちゃったんですね(笑)。連続モノはお金がかかるのでレンタルしない主義だったんですが、こればっかりは一気に借りてしまいました。。。

>ジャズ系、マカロニウエスタン調、ロックに…
実はブルース、テクノ、オペラ、フレンチなんてジャンルも起用してたりします。完全にノンジャンル。菅野よう子さんの才能をまざまざと見せ付けられた作品でもあったように思います。

投稿: GAKU | 2008/04/07 21:25

『未来少年コナン』といい、なんかこの春からホントの意味での名作の再放送増加の動きがありますね。
この作品は大阪では放送されず、当時関東圏に住む友人と繋がりのある人たちが“輸入”してはじめて広がっていったといういわくつき。
しかもオトナの事情で最後まで放送されなかったとか、のちに関西でも放映されたものの、関東版と最終回が異なったとか色々あったのです。

この後に制作された『サムライチャンプルー』も似たような目に遭うのですが、たぶん、異業種スポンサーありきのそういう“揺れ”や“ぶれ”に懲りた制作サイドが今のように制作会社自身が自社作品のスポンサーという画期的な手法に移行した原因ではないかと。
そういうことも頭のすみっちょに置いてご覧になると、より最終回にこめられたスタッフたちの思い入れの凄まじさが味わえるでしょう。

タダゴトでない作品なのです。これ。

投稿: よろ川長TOM | 2008/04/07 22:42

ビバップは面白いですよね
劇場版もあるのでTVシリーズが終わったら是非

カウボーイビバップと攻殻SACはアニメを普段あまり見ない人にも勧められるほどの出来だと思ってます。

投稿: | 2008/04/08 00:28

新聞見たら確かに放映されてる・・。自分も今日知りましたwでも0時は時間的にキツイです(汗

ビバップは内容も然る事ながらですが、OPは自分の好きなインストゥルメンタルの中でもトップ3に入りますねぇ~。声優もツボな人達揃ってますし、本作で若本規夫もますます好きになりましたw

投稿: メビウス | 2008/04/08 15:54

■GAKUさん、こんにちは
やはり、GAKUさんはご覧になってましたね(^^)
管野さんだし、そんな気がしてました。
大人な、制作スタッフの趣味とセンスが詰まった作品のようですね。すっかり嵌っちゃいました。

>ブルース、テクノ、オペラ、フレンチ
ハハハ。さすが!音楽のみには没頭しないので、ジャンルがイマイチピンと浮かびませんでしたが、まったくそんな感じですね。
本日はヘヴィメタでしたし(笑)

サントラもとりあえず1.2.3をレンタルしました。通勤時に車で聞きまくってます♪


■よろ川長TOMさん、こんにちは
補足の説明をありがとうございます。制作裏話は知っているとより面白かったりすることが多いで大好きです。

>オトナの事情で最後まで放送されなかったとか
大人のアニメですもんね、この作品。地上波なら欠番とかありそうですねもん(^^;

民放の再放送は、懐かしいだけのものが多いけれど、ココ2.3年、NHKのアニメ担当者が変わったのかセンスがよくって、良質な作品の放送が増えているように思います。「ビバップ」は欠番なしで最後まで楽しめそうですし、何にも縛られないNHKならではかもしれません。良いことですよね。
3ヶ月間、じっくり楽しみたいと思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/08 19:37

■名無しさん、こんにちは(忘れただけなら自己申告頂けると何よりです♪)

面白いですねー>ビバップ
本日みた7-8話も楽しかったです。
次回に登場するガキんちょに期待してます!
私は、大人になってもアニメが大好きですが、攻殻といい、ビバップといい、やっぱり大人が大人として楽しめるアニメが大好きです(^^)
攻殻ともども、広報活動しちゃいたいくらいです(^^)


■メビウスさん、こんにちは
こちらにもども(^^)
そうなんですよーやってますよ。ナマがムリでも録画があるじゃない?

メビウスさんもちゃんとご存知なんですねー(^^;
OPには「ん?」って惹かれますよねー。管野さん、すごすぎ!

声優さんもツブぞろい。
本日は真綾が登場!
>本作で若本規夫
えええ?見落とした??
まだ発見できていないんですけど~~(><)

投稿: たいむ(管理人) | 2008/04/08 19:44

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