「のだめカンタービレ」20巻
「のだめカンタービレ」もいよいよ20巻!前半は、19巻の後半から始った、清良やターニャが出場している”カントナ国際コンクール”その後の経過~結果まで。清良の為に日本からは峰くんが(こっそり早めに)来仏中。のだめら日本組に感化されて、ターニャも本気モード全開!黒木君を見る目がすっかり変って、さてさてどうなることやら~といったところ。そして、コンクール本選(ピアノ部門)に刺激され、具体的な目標を持つのだめ。「自分もコンクールに!」と意気込み、千秋との二人三脚が始ったのだが・・・・という後半。
まったく、一難去ってまた一難な千秋&のだめカップル。言いたいことを言い合ってる割には、肝心の何かが抜けてるからすれ違っちゃうんだよね、コイツラは。(以下、ネタに触れています)
千秋との再会が、少し弱気になっていた清良に良い影響を及ぼしたようで、順調にコンクール予選を通過する清良。2次予選の結果発表時にこっそり見に来ていた峰を見つけて唖然とするが、逆に多いなるパワーを貰ったかのように本選でも好演奏。見事3位入賞を果たし、日本への凱旋帰国となる予定。「R☆Sオケ」の行き詰まりに落胆してた峰には、千秋がそれとなく手を回し、「お前次第だが」と前提の上で援護射撃。「R☆Sオケ」も再び面白いことに為りそうな予感♪(日本中間帰国編とかあったらいいなぁ)
対して、気合十分で2次予選臨んだターニャ。得意の感情表現は圧倒的でありながら、圧倒的過ぎという理由で2次落ちしてしまう。卒業を控えたターニャであり、なんの称号もないままでは国の援助打ち切りは免れない。「時間を無駄にした。」と今更後悔しても後の祭りだと一番痛感しているのはターニャ自身なのだが、つい外に向けて八つ当たり。矛先は黒木君にも向けられる。何やかやでターニャを意識し始めた黒木君。ターニャの今後が気になるようだ。音楽に関してはやはり「自分もコンクールに!」と気を引き締めなおすところだが、恋に関してはからっきし。ターニャの投げやりな言葉にツイ口から飛び出た言葉は、「生活なんて、僕んちですればいいだろう!」とはっ。付き合ってもいないのに一足飛びな発言に、当事者も含めて誰もがツッコミ。(ま、一番驚いたのは黒木君本人なんだろうけどw)こちらが固まるにはもう少し時間が掛かるかな?
さて、のだめ。本選で演奏された【ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調】にすっかり魅了され、千秋と演奏するのはこの曲だ!と舞い上がる。しかし、千秋がRuiとの共演で演奏するのがこの曲だと後に知ってトーンダウン。またしても2人の間に気まずい空気が流れる予感・・・だったが、少し大人になった?のだめなのか最悪の事態は回避。(とはいえ千秋が「言わなかった」ことを怒りつつも、「言えなかった」のだと理解しているかどうかは不明)
のだめが今一番傷ついているのは、マスター・ヨーダ=オクレールからのダメだし。コンクールの出場を認めてくれないこと。ベーベから昇格させてもらえないことへの不満。のだめ自身が何かを掴みかけていると自覚あるだけに、のだめも穏やかではいられない。
久しぶりに千秋も、のだめの為だけに一肌脱ぐ決意を固める。(Ruiとの共演での後ろめたさから、峰の提案を真に受けたからなのかは今のところ不明。)イタリア行きをキャンセルし、泊り込みのマンツーマンでのだめのレッスンに付き合う千秋だ。
千秋は、これまでののだめの課題曲からオクレール先生の意図を察したようだが、内心、千秋も同じように感じていたのかもしれない。音楽と同じで、言って聞かせてどうにかなる事ではなく、のだめが自分で自分に気がつかなくちゃならない事なのだろうね。それでも、のだめもだんだん核心に近づいてるように思えるが、もうひとつ越えなくちゃならない壁があるようだ。「満足」とは何か。千秋が懸念するところに答えはありそうだけど・・・・。
「音楽と真正面から向きあうこと」。なんの違和感もなく音楽に溶け込む千秋の姿は、のだめにしてみれば、近づいたと思ったのにやっぱり千秋は壁の向こう側にいることを改めて思い知らされたようだ。折角イイ雰囲気の2人だったのに、突然世話を妬かれる自分の苛立ちを千秋に向けるのだめ。のだめの負けず嫌いにも困ったものだ。なんとか今度もまるく収まってくれると良いのだが。
・・と、またしても険悪なところで終わってしまった20巻。早く次で安心させて欲しい。
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コメント
こんばんは♪今回も楽しかったですね♪
ほんとにのだめちゃんは、ちっとも千秋様の思いをわかってないようで(笑)せっかく甘い雰囲気だったのに・・。
まだ・・弾くか?もちろんデス!って・・。
千秋様不憫です(笑)
のだめにとってはまだまだ恋人ってよりも
ライバルなんでしょうね。
峰君出てくるとやっぱ楽しさ倍増ですね♪
投稿: くろねこ | 2008/03/17 22:30
■くろねこさん、こんにちは
イイ感じが長続きしないのがこのカップルですよね。相性は抜群に良いのに。
それにしても、のだめの真意はよくわかりませんね。ラブラブよりピアノってのも(^^;
千秋と違って、のだめのモノログって無いから想像するしかないのがツライところ。
面白さが衰えない漫画だけど、長く続きすぎるのもちょっとーと思うので、上手く収集つけて欲しいなーと思うこの頃だったりして。
終わらせたがっているのは、私?(爆)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/03/18 17:19