機動戦士ガンダム００（＃23）

第23話：「世界を止めて」
フラグが立っていると思うと、もうマトモにロックオンを見ちゃいられない。必ずと言って良いほど主要キャラが途中退場する「ガンダム」とはいえ、どの作品の誰を何度見ても切なく悲しく慣れるようなものじゃない。だからこんなにタップリためてためて秒読みのように見せる演出は出来れば勘弁してほしかった（カッコよかったけどね）。そして、泣かせどころがハロってのがなぁ（泣）。それにしても、あの様子では何一つ残らない、か？

【今回のお話】
（１）トランザムシステムの解析によると、オリジナルの太陽炉にのみ組み込まれた機能で、個体で制御するシステムとのこと。簡単に言えば、瞬間的に全エネルギーを圧縮かつ全解放して一定時間機体の性能を高める機能であり、副作用としては、使用後は再チャージされるまでダウンに近い状態になる。よって使いどころを間違えると自滅し兼ねない諸刃の刃である。
（２）刹那によって国連軍の全ジンクスが宇宙へ上った事、ツヴァイがサーシェスによって鹵獲された事が報告される。サーシェスは偽名を使い、ツヴァイ持参で国連軍に合流。刹那らも速攻宇宙へとって返す。
（３）Ｌ１で交戦開始。デュナメスを待機させ、発進するのはキュリオスとヴァーチェのみ。やはり多勢に無勢とあって形勢は不利。ジンクス数機を墜すもサーシェスのチョッカイであっという間にピンチのヴァーチェだ。同時にソーマとの対峙で使い物にならないキュリオス。・・・早速虎の子のトランザムを使ってその場を凌ぐのはお約束。制限時間ギリギリいっぱいで相手の撤退に救われるとは、運が良いというよりは情けないような・・・。
（４）ＧＮアームズで出撃するデュナメス。敵母艦の撃沈が作戦行動。しかしサーシェスの邪魔が入り、ＧＮアームズをパージして一対一の対決に。・・・あーあ（＞＜）。このための伏線となっていた右目の負傷が死角を生み、しかも易々とサーシェスに看破されるだなんて、なんと酷な。
（５）デュナメス大破の後、ハロに太陽炉を託し、生身のまま最期の戦いに挑むロックオン。ツヴァイを狙い打つ。相打ちとなるが、右目の負傷が最後まで影響及ぼし、明暗を分けたようだ。そして命運が尽きる。
（６）刹那、先頭空域に到着するも、時既に遅し。浮遊するロックオンを発見するがＧＮアームズの爆発に巻き込まれたロックオンの回収は不能（たぶん）

トランザムシステムは、”超人モノ”では良くある強化能力と同じ。そもそもインチキなだけにこれ以上になると更にインチキの上塗りをしなければならない。まだ中盤だというのに、どうするんだろ？と本気で心配になる。
ジンクスは毎回少しずつ減ってはいるけれど、後何機だろう？ボケボケしているから命拾いできるコーラであり、とりあえず順当に残るサーシェス・ソーマ・セルゲイ。あれ？ダリル・ダッチは間髪かな？それとも特攻玉砕？
完全にロックオンのための23話。こういう回くらいはＥＤをヴァージョン替えしてくれると余韻が残るんだよなーと思ったりして。

決着がつかないのは承知の事だが、落としどころはどこまでか？残すはあと2回！