シネマギフトカードで試写会・・のはずだった。

最近良く行くシネコンが「ユナイテッドシネマ」。市内には4つのシネコンがあり、上映作品も半分以上被っているという、人口的にもシネコン飽和状態と思われるこの頃。しかしこちらのシネコンは、いち早く競争に備えて準備をはじめ、全スクリーンで従来の1.5倍はありそうな幅広でゆったりとしたシート（個々に両肘掛付き）に交換。抜群の座り心地には大満足！最低でも２時間の滞在を要求されるのだから、こうしたサービスはとても有り難いし、しかも追加料金無しとなれば、私に限らずこのシネコンを優先して選択したい思うのではなかろうか、と思うほどである。器は変っていないため総客席数こそ減少したが、シート稼働率は倍増したように感じられるのはおそらく気のせいではないと思う。
「これは勝ったな！」と思う私だ。

そもそも余程のビックタイトルでなければ「満席」などありえない地方のシネコン。いつもガラガラで（私が見る限り）イイトコ15%前後であろう平均シート稼働率を思えば、客席数 が20-30%減ったところでなんら問題はないもの。「先行投資は当たりだった！」と支配人（経営者？）はほくそえんでいるに違いない。ちなみに、別のシネコンでは経費節減のためか開場が10時に変更されたところがある。見るからに勝敗アリ（笑）。ただし私にとっては、これまで10分前後しか違わなかった同タイトルの上映時間が、10時開場のおかげで1時間前後のずれが発生し、よりライフサイクルに合わせた劇場選択が可能になったという結果オｰライな話ではあるので歓迎するところだ。（つまり、シートだけで劇場に合わせる気もないということ。）
その「ユナイテッドシネマ」でこの度発表されたサービスが、「シネマギフトカード購入で試写会に招待！」だった。カードは1年間の期限付きとはいえ、私のようなユーザーには使いきれない額面ではなく、「迷わず買い！」と思えるサービスだ。
劇場は１作品分を無料招待しているようなものだが、カードの売上は確実にあがる。額面消化の為には数度に渡って確実に来場するお客なのだから、その都度コン セッションなどの売上も期待できるというワケだ。
実は”試写会という餌に踊らされている客”ではあるのだが、購入者はそうと知らずに得した気分だけが味わえるという、実に合理的な商売。それでも双方に利益があると思えば、こんなに上出来な話はない。つくづくこの頃の先手先手な「ユナイテッドシネマ」生き残り戦略には舌を巻くものがある。（人事異動でもあったか？ｗ）
折角なので仕事帰りに速攻で買いに向かったが、時既に遅し。大好評で即完売したそうだ。うーん残念！（試写会が『Sweet Rain 死神の精度』だったのも要因か？）好評となれば第2弾・第3弾も期待できそう。今度は逃さないよう、HPは小まめにチェックしつつ、情報が入った段階で夜10時でも買いに行くべし！かな？（ま、買えなくて損はしないんだけどｗ）
仕方が無いから『Sweet Rain 死神の精度』は金を出して観に行くとするかなぁ・・（＾＾；