「シルク」みた。
イタリア・カナダ・日本の合同制作であるこの作品。
得てして、外国映画にジャンルされる作品内に登場する”日本の描写”は誤った解釈や認識によって違和感を持つものが多い。残念ながらこの作品も多分に漏れず、役所広司・國村隼といった(ちょんまげの似合う)日本人が演じているにも関わらず、どこかヘンであることは否めない。
そこが引っかかると、どうして映画に入り込めなくなってしまうのは仕方がないことだよね? (以下、若干ネタに触れています)
時は19世紀半ば。シルクの原料、良質な”蚕の卵”を求めてフランスからロシアを抜け、海を渡り、山形県は酒田港から入り、最上川を遡り、いくつか峠を越えたであろう山深い小さな山村にたどり着くエルヴェ。お上の目の届き難い地の利を活かして密貿易を行い、金や武器を調達している怪しげな村である。エルヴェはその後も含めて3度日本に訪れる事になる。
山村での微妙な日本の描写。村を統べる役所広司演じる武士らしき男は語学に堪能で英語がペラペラ。インテリの革新派には違いないのだろうが思考は”古き武士”そのものに思える。(結局何者なんだ?) そして、この作品の肝でもある”日本美人”の形振りがもっとよく分からない。絹の肌を持つ少女に見えないというか、囲われ女?妙に手馴れた仕草や挑発には???なところ。(お茶と膝枕には拒絶反応すら起こしかけたし)
けれどこの物語は、妻エレーヌの死後にエルヴァから、親しき使用人である青年へと語られた物語だったものと判明すれば、「日本」という、彼がはじめて見た摩訶不思議で妖しい魅力に溢れた国での奇妙な体験譚であって、”外国人の主観と視点”で描かれた日本となれば、なにやら納得がいくような気もしてくる。時々外国人が「トンでも日本」を描くけれどそれは間違っているのではなく、「そのように見える」ということなのだろうね。
時代に翻弄され、好奇心と誘惑に打ち勝てず、流され、大切なものを見失い、愛する妻をなくして初めて妻の想いに気が付く、愚かな男の話。子供を欲しながら授からないことへの焦り、度重なる日本への往来で夫に生じたわずかな変化を敏感に察知し苦悩する妻エレーヌ。理性と本能の狭間にもがく夫婦が痛々しい物語だった。
とにかく全てがエルヴェの視点の物語。辛さを他人に話して楽になるなんて、エレーヌがますます浮かばれないなぁ。
総評:★★★☆☆+ 好き度:★★★☆☆ オススメ度:★★★☆☆
上映に入った瞬間、近くから規則正しい寝息が聞こえてきた。しかもやかましい。ところが、濡れ場になるとピタリと止まる。終わればまたすやすや。彼女はいったい何を見に来たのだろう?隣のご主人は知らん顔だし。
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(C) 2006 Jacques-Yves Gucia/ Picturehouse Productions
『シルク』
公式HPはこちら
←クリック
●あらすじ
1860年代のフランス。蚕の疫病が発生したため、軍人のエルヴェ(マイケル・ピット)は除隊後、美しい妻エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)を残して、蚕... [続きを読む]
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□作品オフィシャルサイト 「シルク」□監督 フランソワ・ジラール □原作 アレッサンドロ・バリッコ □脚本 フランソワ・ジラール、マイケル・ゴールディング □キャスト マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、芦名星、中谷美紀、アルフレッド・モリナ、國村隼、本郷奏多■鑑賞日 1月26日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想>
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コメント
どうせなら,もっとファンタジーな日本にしてくれた方が,
幻想としての記憶が際立ったんじゃないかなぁと思います。
膝枕にはびっくでした。
監督に誰か「これおかしい」って突っ込んでほしかった。。
投稿: AKIRA | 2008/01/22 17:29
こんばんわー
>お茶と膝枕には拒絶反応すら起こしかけた
私もデス~!!
あのお茶の飲み方ヘンですよネ?客がいるのに膝枕も。
「絹の肌をもつ少女」に清純なイメージ持ってたので
なんだか あっけにとられました。
大和撫子とゲイシャがごちゃまぜ?
濡れ場だけ起きてたお客さんが女性なのに笑えました。
しかもご主人連れ!ぷぷぷ
投稿: かいこ | 2008/01/22 18:48
たいむさん,こちらもTBが入りません(泣)
なのでコメントだけでごめんなさい。
たいむさんは,エルヴェに辛口の思いをもたれたようですね。^^
確かに,確かに・・・・。
煮え切らないし,中途半端な男だわ。おまけに鈍いし!
でも,この物語の登場人物って,みーんな煮え切らなかったような気が・・・。
エレーヌも,謎の少女も,原ジューベーも・・・・。
美しいといえば美しいけど,寝覚めの悪いお話でした。
投稿: なな | 2008/01/22 20:19
■AKIRAさん、こんにちは♪
>どうせなら,もっとファンタジーな日本
そうかもしれませんね。
中途半端にリアルだから、妙なことになってしまいますしね。
>監督に誰か「これおかしい」って突っ込んでほしかった。。
そうそう!役所さんでも、國村さんでも、ね!
■かいこさん、こんにちは♪
やっぱり、お茶も膝枕もありえませんよね。
頭の悪い子なのかと思っちゃいましたよ。
私も少女には清純なイメージをもって臨んだのですが、あれは妖艶に近いですよね。
古き時代の日本の女性はみんな「ジャパニーズ・ゲイシャ」だと思われているのかもしれませんねぇ(^^;
■ななさん、こんにちは♪
TBは、シルクは入っているので、なにかNGワードで引っかかっているのかもしれません。お手数をお掛けしてしまってごめんなさいね。
>エルヴェに辛口の思い
本当はそれほどでもないのですが、記事にしたらそうなっちゃいました(笑)
おっしゃりとおり、誰もが曖昧で煮え切らない人たちでしたね。こんなところで日本色を出さなくてもナーという作品でした。
しかし、言葉にして話さなければ気持ちは決して伝わらない。教訓ではありますね。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/01/22 22:17
たいむさん☆
こんばんは♪
ちょっとこれ、カナダとイタリア、日本の合作の大作なわりにしょうもない作品になっちゃってましたxxxx
主演のマイケルピットは脇役のときは光るのになぁー。
ザンネンです。
あ、中谷美紀は英語よかったです^^
投稿: mig | 2008/01/24 01:57
■migさん、こんにちは♪
大作だったんですか?・・・といいたくなるデキというか、ですね(^^;)
トンデモ日本はともかく、何が面白くないのかが良くわからない面白くなさでした。
>中谷美紀は英語よかったです
流暢な朗読でしたねw
投稿: たいむ(管理人) | 2008/01/24 17:05
こんにちは♪
不思議なもので、多くの酷評を聞くにつれ、この作品を擁護したくなる気分になってます(笑)
トンデモニッポンにはいつも萎えますけど、やっぱりああいう風に見えてるんでしょうね。
ますますガックリだわ。
キーラの寂しさのようなものは、教室で一人ぽつんと外を見ていたりするところで伝わってきたように思いました。
それにしても彼女は浮かばれないなぁ・・・(泣)
投稿: ミチ | 2008/01/24 17:14
こんにちは!
『ブラックぺアン』を読まれたんですね~
私もこれから読むところです。
『チーム・バチスタ~』が最高に面白かったので、海堂さんの作品を少しづつ読んでいます。『ブラック~』を読み終えたらお邪魔しますね~
あっ!このまま帰るところだった(汗)
シルクですが・・・イマイチでしたぁ~
どうも描き方が中途半端に思えて・・・
映像や音楽が良かっただけに勿体ない気がしました。
投稿: 由香 | 2008/01/24 18:20
■ミチさん、こんにちは♪
>多くの酷評を聞くにつれ、この作品を擁護したくなる気分
ムフ、天邪鬼の本領発揮でしょうか(笑)
私は、一応トンデモニッポンと思いつつ、擁護したつもりですけど(笑)
キーラの描写がもう少しほしかったですが、エルヴェが見ていないキーラでは仕方がありませんよね。
切ないわ~
■由香さん、こんにちは♪
私は、すっかり順番がくるってしまったので、映画を観てからのんびり最初から読む予定・・どころか、「医学のたまご」を先に買ってしまいました。(学長高階に笑いましたが)
>どうも描き方が中途半端に思えて・・・
ですよね、やっぱり。
素敵な映像だった分、砂漠とか、ロシアとか、もう少し見たかったですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/01/24 22:45
こんばんは。
個人的には全体的にイマイチで、ちょっと勿体無い気がした作品でした。
ただ、ラストの手紙のエピソードを綴ったシーンは良かったです。
お隣の客の反応は笑っちゃいますね。
一体、劇場に何しに来たんだか・・・。
投稿: FREE TIME | 2008/01/27 00:33
■FREE TIMEさん、こんにちは♪
男性視点でも、女性視点でも、あの手紙にはドキっとしますよね。
日本語で・・・というエレーヌの気持ちが痛々しくも、怖くも思います。
ご近所さんはねえ・・・^^;ほんと参りました。
暗いし淡々としているし、眠くなるのもわからなくはないけれど、この夫婦は以前にも見かけたことがあるんです。年配の夫婦で暇つぶしに映画、って感じ。好きなのは旦那さんのほうだけみたいで奥さんは身を乗りだすわ、足は座席に掛けるわマナー悪いんです。好きじゃないなら来なきゃいいのにね。
はじまるまで気が付かなかったのは痛かったー(><)
投稿: たいむ(管理人) | 2008/01/27 00:54
シルクのように繊細な映画でしたが、それゆえに捉えどころのない作品という印象があるのも事実。それでも僕には好きな方の作品でしたね。特にエレーヌ、少女、マダム・ブランシュといった女性が魅力的に描かれていました。
ヘンテコ日本描写に関しては特に違和感はありませんでした。たいむさんの言うとおり史実をベースにするよりも、未開の地の幻想性を出したかったんでしょうね。
投稿: えめきん | 2008/02/10 22:04
■えきめんさん、こんにちは
お好きなほうですか?
私はやっぱり「トンでも日本」で離脱(笑)
女性陣も妖しく美しく・・・なのかもしれないけれど、男の夢物語を現実にしたかの(都合のよい)描写がダメ。魅力的だとも思えませんでした。
視点の違いですかねぇ、これは。
投稿: たいむ(管理人) | 2008/02/10 22:44