« 「パンズ・ラビリンス」みた。 | トップページ | iPodにするべきか、DSにするべきか。 »

2007/12/12

『マスター・キートン』終了。

3月からBS2で放送されていたアニメ『マスター・キートン』(全39話)が終了した。原作は浦沢直樹・勝鹿北星(とはいえ、浦沢1色の全18巻)で、漫画は読んだことはないけれど、完全アニメ化した『MONSTER』とは異なり、他にもたくさんのエピソードが残っているらしい。全部見られなかったのがとても残念。
Kiton主人公の平賀=キートン・太一は、いたって温厚な性格ながらも、英国はSAS(特殊空挺部隊)の元教官という特異な過去を持ち、除隊してからは、もとも との夢である考古学者を目指しながら、保険会社の”オプ”という探偵紛いな職業にスカウトされて以来、ヨーロッパを中心に世界を駆け巡る日々が続いている、といった高校生の娘を持つバツイチ男である。

”オプ”の仕事では保険金が絡むだけに、時には命がけ、なんて事態もしばしば。とはいえ、防御はすれども攻撃はその場しのぎの目晦ましがほとんど。保身でも相手の命を奪うような武器は一切使用しないのがキートン流。サバイバル知識と能力、注意力に判断力、手先の器用さも加え、また人柄においても申し分のないキートンだからなせる業なのだが、これが見ていてとても清清しい。身近なもので武器を作っちゃうところは、”ジェイソン・ボーン”を彷彿したりも。(実際はキートンが先だから逆なのだけどw)
アニメは1話完結方式で、ほとんどロードムービーに近い作品。キートンや家族を取り巻いたエピソード、仕事や旅の途中で出会った人々とのエピソードが中心に描かれるという、ヒューマンドラマが主体。あの『MONSTER』にしても、ミステリーサスペンス調とはいえ基本的にはヒューマンドラマだと私は思っている。さすがは浦沢直樹、というか、やはり”浦沢ワールド”はどれも素晴らしい。綺麗ごとに終わらないリアルな描写が秀逸で、人の絆に胸が打たれ、心が揺さぶられる作品ばかりだ。
アニメ『マスターキートン』、面白かったし、すごく良かった。観てよかった!見逃した方には是非ともDVDレンタルをオススメしたい。

いつも思うけれど、NHKのアニメは新番組・再放送、地上波・衛星に関わらず、実にチョイスが良くって、秀作ばかり。最近で言えば12/1に終わった『電脳コイル』(NHK教育)もとても良かった。翌週から即座に再放送が始まるところが良くも悪くも「NHK」なのだけど、それはスポンサーに左右されない作品が制作できることの裏返しでもあり、私は大歓迎だ。
『マスター・キートン』の後番組は、『Project BLUE-地球SOS』という作品。来年1/5スタート予定とのこと。年齢層が若干下がりそうだけど・・・さて、今度はどうかな?(^^)

|

« 「パンズ・ラビリンス」みた。 | トップページ | iPodにするべきか、DSにするべきか。 »

コメント

たいむさん、こんばんは!

え、うそ、もう終りなんですか?次週予告は見なかったので「また来週楽しみ♪」なんてのんきに思ってました(T_T)

毎回毎回欠かさず観てました。マンガ既読ですが、まったくその雰囲気を壊さずに、すごく上質な作品でした。大人の作品というか。
無から有を作り出してしまうのって、すごく憧れます。ボーンも勿論ですけど、古くはAチームとか。

あー、来週からはつまらないなあ!後番組の『Project BLUE-地球SOS』って、今検索してみましたけど、あまり好みじゃないかも。。。

投稿: アビ | 2007/12/12 21:34

前回、日テレで放送されなかった話を放送してからは、あっという間でした。こういう骨太でリアルなアニメは貴重なので、終ってしまうと残念です。井上倫宏さんもゲスト出演されたりと、BSアニメ劇場ならではの楽しみもありました。
『電脳コイル』は私の好みに合わなかったけど^^;、次回からは『Project BLUE-地球SOS』と短い作品なんですね。U局で観たけど、なかなかシビアでしたね^^;。

投稿: ayuto | 2007/12/12 23:09

■アビさん、こんばんは♪
終わっちゃいましたよ~~~。
けど、ラストの話は最終回に相応しく前後編でしっかり見せてくれたのが嬉しかったですね。
マスターの意味もわかりましたし(^^)

>すごく上質な作品でした。大人の作品というか。
うんうん。ほんとそうですよね。子供がちょっと背伸びして見たくなる大人な作品。よいわよいわ(^^)

>後番組の『Project BLUE-地球SOS』
私もイマイチ・・・な感じだったのだけど、観て見ないことにはなんとも言えないので、とりあえず、です(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2007/12/13 00:19

■ayutoさん、こんばんは♪
「精霊の守り人」の方が遅く始まって、早く終わっちゃったから、なんとなくじっくり見た気もしていますが、終わってみるとあっという間だったような気もします。
特に、そうですね、後半のOVAに入ってからは、浦沢色が一層濃くなって、あれよあれよだったかもしれません。

>井上倫宏さんもゲスト出演
若手ばかりではなく、ベテランさんがゲストが登場するのが嬉しいですよね、BSアニメ劇場は(^^)
確かこの時、井上さんがギアスに出ていることをはじめて知ってビックリでした。(ERも)
以前はあまり気にしていなかったのだけど、最近は声優さんやスタッフさんを必ずチェックするようになり、以前よりはほんの少しだけ詳しくなったかもしれません(まだまだですけどw)

次回作は短い?ワンクールですか?
HPはチェックしたけど、あまり良くは見てないんです。
あらーシビアなお話ですか~~。タイトルそのまんまなのかしら(^^;

>『電脳コイル』
I.G.制作だと、これまた2割増(爆)
良かったといいつつ、前半はお子様仕様だったことからハヌケに見ていたので、再放送で穴埋めですw

投稿: たいむ(管理人) | 2007/12/13 00:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106009/17350376

この記事へのトラックバック一覧です: 『マスター・キートン』終了。:

« 「パンズ・ラビリンス」みた。 | トップページ | iPodにするべきか、DSにするべきか。 »