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2007/12/20

「茶々-天涯の貴妃 (試写会)」みた

Chacha 立て続けに試写会に当選し、年末に見る映画がなくなってしまうなーなどと贅沢にも思っていたが、この作品が2007年のラストにならなくて良かったことを、試写会の当選をとても嬉しく思う。(え?)
時代劇だからなんとか観れた感じが否めず。
以下、若干ネタに触れています。

簡単に言えば、NHK大河ドラマ終了後のダイジェストを更に掻い摘んだかの、歴史の教科書さながらな”スキップスキップランランラン”といった作品だった。
原作のタイトルは『淀どの日記』と言うらしいが、映画では”天涯の貴妃(おんな)”だなんて”孤高の女”みたいなタイトルが付けられていたわけで、元々の淀君のイメージであり、あえて元宝塚の”男役”を抜擢するくらいだから、どんなに猛々しい淀君が描かれるのだろうかと期待していたのだが、なんだか”タイトル負け”してしているようにしか思えなかったのがとても残念に思う。主人公でありながら、茶々のコレといった見せ場もなく(少なくとも私にはそう感じられた)、そして最後の最後は「母様」ですか?そういうことなんですか?といった形でのしめ方には「えー?」というところ。
大抜擢だった和央ようかさん。元宝塚なだけあって腹の底から響くような発声はさすがに堂が入っていて、おそらく舞台では素晴らしい役者さんだったのだと思う。けれど映画としてはどうだろう?(数年前の真矢みきさんをちょっと彷彿w)。また、ぶっちゃけ妹:豪姫役の寺島しのぶさんには完全に食われているし、出番のあまりない高島礼子さん(大奥総取締のような役どころ)にも貫禄負けしているように思えた。
主役に限らず、全体的にキャストに無理があるように思う。まず寺島:和央が見た目で逆転しているようにしか見えないのが痛い。(茶々の、年を感じさせない美しさ・・と言われてしまえばそれまでだが)。そしてコレといった重鎮のいない若手ばかりの配役が、まるっきり重厚さの感じられない時代劇にしてしまった。しかも、「あなたは誰?」という武将が勢ぞろい。作品の性質上あまり重要ではないのだけど、歴史モノである以上、不明というのは気持ちが悪い。(私だけかもしれないけれど)。

スゴイと思ったところは、大阪城は天守閣。縮尺模型も実物?も立派で見事な出来栄え。(家康じゃないが)壊すのが勿体無いと思えるほどに(笑)。衣装はやはり”鳳凰”の打ち掛けが上品でとても見事だった。(しかし、あとは昨年の『大奥』が圧倒的だったからなぁ・・・^^;)
おおそうだ!”女武者”がとてもよく似合っていた和央さん。この為に抜擢したのか?と言うくらいの見栄えがした。(暴れん坊な上様の”お庭番”をしていた頃の若かりし日の高島さんを思い出したりもしたがw)
・・ということで、とにかく期待は厳禁、とだけは言っておこうかな?

総評:★★★☆☆+  好き度:★★★☆☆  オススメ度:★★★☆☆

和央さんは終始固く・・・初の映画だし、気負いが感じられたのは仕方ないかな。今後に期待したい。

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コメント

たいむさん、こんばんは。
私も成り行きでこの作品を見てしまいました。
事前にたいむさんの記事を読んでいたので多大な期待はしていなかったのですが、正直「うーん、微妙」な作品でした。
今まであまり良い印象で描かれたことのない茶々をメインにする切り口は新しい試みかとも思いつつ、やはり違和感は和央ようか。。。
黙ってれば幾分マシなのに、喋ると完全にヅカ男役でした(残念)。
茶々の騎馬武者シーンだけが撮りたくて配役したのか!?風林火山のラストの馬駆けるガクトと同じ発想なの?なーんて邪推してみたり。
そのうちレビューも上げようと思いますので、またTBしていただければ幸いです。

投稿: GAKU | 2007/12/25 23:33

■GAKUさん、こんばんは♪
事前にはあまりお目に掛けたくないような記事ですみませんでした(^^;
とはいえ、何を見せたいのか、まるで伝わってこない作品だったのでツイ・・と言うところです。

>やはり違和感は和央ようか。。。
仮にも和央さんは宝塚のTOPスターだったわけですし、演技力に問題はないと思うのですが、なんだか馴染まないんですよね。

>茶々の騎馬武者シーンだけが撮りたくて配役したのか!
私も、ここでそのように突っ込んでました、心でw
ちょっと可哀相な初映画になってしまいましたね。
けれど、引き合いにもだしましたが、真矢さんも最初はそうでしたし、最近は随分とTV慣れされてぐんとよくなりましたよね。今後に期待したいと思います。
そう考えると、天海さんって偉大だなーっておもいません?(^^)

記事の完成、お待ちしています!

投稿: たいむ(管理人) | 2007/12/26 19:49

たいむさん、こんにちは
この映画は、宝塚ファンの女性のための映画でしょうね。映画館は女性一色で、おじさんの居場所がありませんでしたから・・トホホホ

投稿: ケント | 2007/12/28 08:40

■ケントさん、こんばんは♪
私の行った試写会も、「女性の為の・・・」と冠の付くものでしたw
宝塚ファンの為の作品になっちゃいましたね、結果的に。
ちょっっぴり残念でした。

投稿: たいむ(管理人) | 2007/12/28 21:19

( ̄▽ ̄人)♪本年も宜しくです
それからコメント有難うです
新人女優さんなので気を使ったレビューにしましたが。
富田靖子、寺島しのぶを抑えて和央ようかの実年齢は上だったと後で知ったのは驚きました。
年末・TVでやっていた『武士の一分』の檀れいを再度観ましたが。演技の完成度の高さなど、違い過ぎますね。
残念です

投稿: hide | 2008/01/02 15:08

■hideさん、こちらにも♪
>和央ようかの実年齢は上
ああ、そうなんですか~。でも見た目は・・・
寺島さんに貫禄がありすぎなのかな?(^^;
『武士・・』と比べたらちょっとかわいそうかな?
娘役ですしねー。

投稿: たいむ(管理人) | 2008/01/02 18:50

たいむさん、こんばんは!

やはりダイジェスト感は否めなかったですねー。
歴史を追うだけでなく、もうすこし茶々の心情などに踏み込んでいた方が良かったような。
なぜに茶々は大阪城とともに果てようと思ったのかみたいなところを描いて欲しかったです。
大阪城はなかなか立派でしたね。
スタッフに東映の特撮をやっているスタッフと東映アニメーションのCG部隊が入っていたからかもしれません。

投稿: はらやん | 2008/01/05 00:20

■はらやんさん、こんばんは♪
>もうすこし茶々の心情などに踏み込んでいた方が良かったような。
ほんと、そうですよねー。そこを期待していただけに残念でした。

>大阪城
こういうものはメイキングが面白そう。裏技とかみたら楽しそうですw

投稿: たいむ(管理人) | 2008/01/05 00:41

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