「やじきた道中 てれすこ」みた。
旅先にて鑑賞。鑑賞作品と上映時間の消去法から、残ったのがこの作品。あまり気乗りしていなかった作品だったが、予想外に愉快痛快な作品で大笑いしながらの鑑賞となった。場所が変れば客層も変る?観客は数組しかいなかったものの、生で舞台を見ているかの妙な(笑いの)一体感があった・・かも?こんな空気は初体験。
以下、若干ネタに触れています。
足ぬけ花魁:お喜乃と、やじさん、きたさん、3人での東海道珍道中。まんまロードムービー。旅立ちまでにひと騒ぎ、ふた騒ぎ。宿場宿場で巻き起こる(す)大騒動。行き着く先でもまた波乱。次から次へと笑いのネタが飛び出してくる。役者の顔を見ただけでも吹き出してしまう。ボケもツッコミも先読みできてしまうのだけど、予想を裏切らない「笑い」が潔く、しれっと(時にはしゃあしゃあと)喜劇を演きる役者さんに「笑い」で応えたくなる作品といおうか。「てれすこ」は(結局)「てれすこ」という話で、特別どうという物語ではない。兎に角、芸達者な役者さん達ありきな喜劇作品。
「ありえない生き物」「ありえない指の数」「ありえない忠臣蔵」「ありえない将棋」「ありえない博打」「ありえない甦り」・・・・・と、ありえないづくし。頭を空っぽにして「お約束」を素直に、遠慮なく笑って楽しむのがこの作品の正しい見方だと思う(たぶん)。どうぞ、多いに笑って下さい。
”ジャンケンもどき”で全員のカバン持ちして何歩か進む(私の時代では”グリコ・チョコレート・パイナップル”)がマジに楽しそうだった(^^)
総評:★★★☆☆+
好き度:★★★☆☆+
オススメ度:★★★☆☆+
←はチケット購入時に頂いた「てれすこ」。
これは、”食べられる”とのことでした(^^)
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» やじきた道中 てれすこ [江戸っ子風情♪の蹴球二日制に映画道楽]
日本
時代劇&コメディ
監督:平山秀幸
出演:中村勘三郎
柄本明
小泉今日子
松重豊
【物語】
天下太平の江戸時代。大阪で“てれすこ”なる奇妙奇天烈な生き物が捕獲
され、人々の話題を集めていた。その頃、江戸・品川の遊....... [続きを読む]
受信: 2007/11/20 11:38
» 【2007-165】やじきた道中 てれすこ [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
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奇妙奇天烈な生き物が
川から上がったとある
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クビになった役者 喜多八
いざ!西へ西へ珍道中
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受信: 2007/11/20 19:54
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そういえば『真夜中の弥次さん喜多さん』では七之助くんが喜多さんでしたが(笑)今回弥次さんは中村勘三郎さん・・・父上さまです(笑)あのときは、息子の映画にゲスト出演してましたが今回は・・・七之助くんの出番はなし。あ、でも笹野高史さんとこの、ささの貴斗くんが... [続きを読む]
受信: 2007/11/21 00:09
» 映画 【やじきた道中 てれすこ】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「やじきた道中 てれすこ」
『しゃべれどもしゃべれども』の平山秀幸監督による時代劇コメディ。
おはなし:品川の遊郭で偶然に再会した弥次さん(中村勘三郎)と喜多さん(柄本明)は、ひょんなことから売れっ子花魁お喜乃(小泉今日子)の足抜けを手伝う。
ご存知“弥次さん喜多さんコンビ”の珍道中物語に落語の「てれすこ」を取り込んだ、笑いあり涙ありの人情喜劇ということです。なんせ落語というものは先日の【志の輔独演会】が初体験。他は小説やテレビドラマで触りくらいしかしらないために、この映画には「お... [続きを読む]
受信: 2007/11/21 22:58
» 『やじきた道中 てれすこ』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイトページ「やじきた道中 てれすこ」□監督 平山秀幸 □脚本 安倍照雄□キャスト 中村勘三郎、柄本明、小泉今日子、ラサール石井、間寛平、笑福亭松之助、淡路恵子、松重豊、山本浩司■鑑賞日 11月18日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5) <感想> 二人の個性的な役者のやり取りが、そして野次喜多珍道中にふさわしい内容だった。 いかつい二人の男の間にキョンキョンが割ってはいっていて、なかなかいい潤滑油のような味を出していた。 これは、恐らくち... [続きを読む]
受信: 2007/11/24 08:53
» やじきた道中てれすこ [いろいろと]
映画見に行きました。まわりは高齢の方ばかりでした。 やじきた道中 てれすこ 出 [続きを読む]
受信: 2007/11/27 23:46
» やじきた道中 てれすこ [映画、言いたい放題!]
スニーク試写会というのに行ったのです。
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試写会です。
会場で開映前に細かいアンケートを書かされて
その中にこれから公開される映画が何本か入っていたので
たぶんこの中からの映画なんだろうなぁ。。
という予測... [続きを読む]
受信: 2007/12/07 14:51
コメント
こんにちは♪
ほんと「あり得ない」尽くしの話でしたね。
同じドタバタ喜劇でもただバカ騒ぎじゃないのが
とても好感が持てました。
実際の落語の「てれすこ」のオチを読んだらなる
ほど思わされるもので元ネタもオモシロかった
です♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情♪ | 2007/11/20 11:54
■風情♪さん、こんばんは♪
笑わせることを前提にしている落語が元ネタでは、「笑うしかないじゃないか!」ってなものですよね(^^)
見てて楽しかったです。
とはいえ、その元ネタを知らないです。なんだか興味がわきますね~
投稿: たいむ(管理人) | 2007/11/20 19:08
こんにちは♪
冒頭の道行きシーン(っていうのかな?)のお二人の演技からかなり面白かったです。
今まさに死のうとしているのに、てれすこのせいで命が惜しくなって・・・・、しかもあの与平ったら「てれすこ」命名で味を占めて「すてれんきょう」命名まで・・・(笑)
例の包丁砥ぎのシーンは可笑しかった~!
あかん隊さんの真似を思い出して更に笑ってしまいました。
「てれすこ」はもう全て出払ってしまったのか、いただくことが出来ませんでした(泣)
ノシイカですか??
もう召し上がった???
投稿: ミチ | 2007/11/21 23:05
■ミチさん、こんにちは♪
あ、ご覧になったのですねー(^^)
ネタバレまみれでしたが、愉しまれたようで良かったです(笑)
冒頭からやってくれましたよね。老年の艶っぽい話かと思ったら、直ぐに化けの皮が剥がれて本性丸出し(爆)
万事その調子でいっぱい笑いました。
そして包丁研ぎのシーンは、今となってはシャカシャカするあかん隊さんの姿を思い浮かべて吹き出すことになりそうですw。わかります!(^^)
「てれすこ」は正解!のしいかです(^^)
でもまだ食べてませーん。ひとりで食べてぽっくり逝っては困るので、土に埋めてくれる誰かがいるときに一緒に食べようと思ってます(爆)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/11/22 17:49