DVD『モノノ怪-座敷童子』
ブックレットは、監督はじめ、総作画監督の橋本さん、美術の倉橋さん・保坂さん両氏、CGの森田さん、色彩設定の永井さんのインタヴューが収録されていて読み応え有り。何はともあれ、監督の意向は強く反映させながらも、それでいて個々のインスピレーションを尊重し、自由に表現させて貰えた点が良かった作品だったと口を揃えて言っている。そうした自由な発想が見た者に強烈なインパクトを与える”映像美”を作り出しているわけで、(内容ももちろんだが)芸術作品として高い評価を受けているのも当然の事と思う私である。
ブックレット後半部は設定画や「愛憎」「恩讐」「執念」「後悔」がテーマとして描かれた『モノノ怪』各話の”解説&あらすじ”が、初心者向けにわかりやすく纏められている(何せ奥深いから・・^^)。
残念なのは”ALLカラー”ではないこと。多少しつこくなりそうだけど『モノノ怪』なのだし、是非”ALLカラー”でお願いしたかったかなー。
さて、映像特典は櫻井孝宏さんのインタと【対モノノ怪指南】。
作品や「薬売り」というキャラについての話は、『怪-ayakashi-化猫』でのオーディオコメンタリーや雑誌のインタ記事で色々語られており、これといって目新しい何かはなかった。【対モノノ怪指南】は、・・これは櫻井さんが特別妖怪に詳しいならともかく、そうでもないのに無理矢理な企画に思われ、「”化猫”と言えども所詮は猫!」とか、「”座敷童子”は”童子”なだけに子供。」とかの、苦しい発言でお茶を濁しっぱな
し。無難に「音声特典」にして「オーディオコメンタリー」を恒例化するとか、でなければ「監督との対談形式」にするとかのほうが良かったなーと
思う次第。
櫻井さんは出ずっぱりだから、櫻井ファンはそれだけで嬉しいかも知れないけれど。
『モノノ怪』は、録画分もしっかりCMを抜いて編集したけれど、アナログサイズ枠に上下の黒帯で放送されていた地元放送だっただけに、DVDでのフル画面が嬉しい。 何度も見ているのに(毎回切なくなるのだが)、まだ見落としがあるようで(特に背景がらみで)、更に見やすくなった画面で繰り返し視聴したいと思ってい る。
次巻、「海坊主」での全員集合の絵柄も良い感じだ。特典は今度こそ「オーディオコメンタリー」らしいので期待したい。
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コメント
こんにちは★
モノノ怪私も観てました。DVDいいですね。。。
欲しくなってきました。
初回を見たときの感動が忘れられません。。。
投稿: くりっぷ | 2007/11/08 12:16
■くりっぷさん、こんにちは♪
くりっぷさんもご覧になってましたか!
えへ、同じ作品を観てることが多いみたいで嬉しいっす。
私も、初回の衝撃が忘れられませんっ!
これは間違いなくオススメですよー。
でも、もし買う気なら、出来れるだけ初回版を探してください!!まだ間に合うといいのだけど。
私は、ayakasiでの「化猫」と次の「海坊主」が特に気にいってます。お値段もそこそこだし、是非にって思います!!
投稿: たいむ(管理人) | 2007/11/08 17:16
探してみます〜ありがとうございます☆
投稿: くりっぷ | 2007/11/10 00:59
■くりっぷさん、ふたたびどーもです♪
見つかる良いですね~。
ちょっと売れてなそうなデッカイ書店が狙い目かも??
投稿: たいむ(管理人) | 2007/11/10 17:55