DVD『モノノ怪-海坊主』
久しぶりにみた「海坊主」。やっぱりイイ!
はじめて目にして受けた「座敷童子」の衝撃は忘れられないが、そのあと直ぐに見た「怪~ayakasi~化猫」には絶句→大絶賛だった私。『モノノ怪』第2弾の「海坊主」は、シリーズ全体の中でも「化猫(怪)」に匹敵するものと並んで大好きな作品となった。(どちらも加世が出ているから・・というのは無きにしも非ず・・^^)
個性的なキャラクターたちはコミカルで、アヤカシ”海座頭”のコワい事コワイ事...( ▽|||)サー(若本則夫さん万歳!)※ポチっと参照→
「船の者たちに問う。ひーとりひとりに問う。答えなければ、生きた亡者となって、永遠に(とーわに)、この海を彷徨う(さーまよう)であろう。お前が恐ろしいことはぁー、なんだぁっ!(ぬぅわんだぁっ!)。」(のばーしのばしで、ズゴんだセリフ回しが最高!)
_(T▽T)ノ彡☆バンバン
さてさて、オーディオコメンタリーです♪
「化猫(怪)」の時とほぼ同メンバーでもありわき合い合い。既に和んだ雰囲気でのスタートした。『モノノ怪』になってスタッフや声優陣など”ファミリー”が増え、若干『怪』の時とは変化した部分であったり、また『怪』での経験が『モノノ怪』の仕事をスムーズに運ばせたこと等、様々な裏話を聞くことが出来た。
大きなところで、『モノノ怪』では音響監督(長崎さん)が新たに参加されることになったとのこと(怪では監督が兼任)。今回の「海坊主」には、お三方が口を揃えて「濃い!(笑)」とおっしゃっていた。とにかく賑やかだったらしい。
ただでさえ役者が多かった「海坊主」。作画を見てもわかるとおり、橋本さんの独特なキャラクターに合わせて、声優さんたちも千差万別に選抜されたようだ。ぶっちゃけレギュラーは櫻井さんと竹本さんのみのような作品。経験者で同じ役どころのゆかなさんはともかく(どころかイニシアチブを発揮されたとのことだったがw)、他キャラクターではそれぞれ担当の声優さんが自由にイメージを膨らませて、逆にキャラクターを育てていったようなものだったらしい。
そんな賑やかさに櫻井さんも引きずられ、やや「薬売り」らしからぬ「薬売り」になってしまい、録り直しをするハメになったとか(^^;)。確かに「海坊主」での「薬売り」は、ひとりだけ終始冷静な雰囲気を漂わせていたように思う(^^)
実際、アフレコの段階では画が出来上がっておらず、セリフに合わせた口パクや、表情なども演技によって付け加えられたとのことだった。(「切羽詰ったプレスコだった(苦笑)」との談あり) 業界としては時間に追われた苦肉の策なのかもしれないけれど、”(声の)演技ありき”で画をつけるのであれば、それは出来の良いモノ、完成度の高い作品になるだろうと、そのほうが良いんじゃない?・・・などど素人考えを起こしてしまう私なのだが(^^;)
監督は、美術でも何でも、最初からすべてを型に嵌めて指示するのではなく、スタッフがやってみたいことをやらせた上で、使えるか使えないかを判断しまとめるのが監督の仕事として、皆に思う存分チャンスを与えたことが”プラスα”の力を引き出す結果となったのではないかと話されていた。
結局、「海坊主」の内容には(ほとんど)触れられることなく、そのほかも制作裏話的なお話ばかりでの約30分だった。
最後の最後に「また次回」という言葉が聞かれたので、また「オーディオコメンタリー」が特典になることは間違いなさそう。ならば「化猫」を是非にとお願いしたいところ。そしてゆかなさんには「化猫」つながりで参加していただきたい。(もちろん、あとの巻全部でも私は構わないのだけどw)
※このブログでの『モノノ怪』の過去ログ(感想)はコチラからどうぞ。
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