機動戦士ガンダム００（＃1）

第1話：「ソレスタルビーイング」
初回ということで、「００」の世界とは、
（１）ユニオン・AUE・人革連によって世界は大きく3つの勢力で支配されていること。
（２）国家間では公に”軍事協定”は結ばれているものの、それぞれ水面下ではキナ臭いことを行っていること。（スパイなんかもいそうだなぁ）
（３）ガンダムを有する「ソレスタルビーイング」は私設武装組織で、（おそらく）どの国家より優れた軍事技術を有していること（ガンダム保有はソレスタルビーイングのみ）。そして戦闘行為（戦争）に関与するあらゆる”組織”に対して無差別に武力介入し沈黙させようとする、仲裁とも言えない仲裁屋を宣言した（謎多き）組織であること。
・・・など、予備知識がなくても世界観が分る程度に説明された第1話だった。

冒頭は刹那の子供時代。殺すか殺されるか荒みきった世界。「この世に神なんて居ない！」と呟き、心に刻みつけ、世界を呪ったまま死を覚悟した瞬間、目に映ったものがガンダム。まるで”エヴァンゲリオン初号機”のような光のツバサを背負った、正に”神々しいガンダム”の姿がそこにあった。
「神は居ない」に対して「神のようなガンダム」。刹那と”ガンダム”の関係性（刹那にとってのガンダムとは何か？と言うべきか）が感じられる描写であることが、今後どのような展開を見せるか楽しみなところではある。
間髪で刹那を救ったのがガンダムで、その時点で刹那と「ソレスタルビーイング」とに接点が生まれたのは言うまでもなく、一応説明と置き換えているのだろうね。

後の皆さんは、ほとんど顔見せ程度。
ガンダムマイスターの4人以外は名前すら不明という、とにかく、ガンダムとそのパイロットのお披露目だった第1話でもある。唯一、二度も名前が挙げられた『スメラギさん』がちょっと気になる存在。「何者だ？」ってね。（ビデオ出演のオヤジ（大塚さん）が悪役にしか見えないのも笑えるが）
今後ライバルとして何度となく合間見えることになるだろう、各国のエースパーロット達は皆さん分りやすいく、顔と性格も一致しているようで良かった。（何分ガンダムマイスターの4人がどいつもこいつも胡散臭いからなぁ）

戦闘シーンもなかなかカッコよく。初っ端からガンダム４機全てを見せてくれる大盤振る舞い。謎だらけな「００」だし「謎」で引っ張れるから隠す必要なし、ということか。（ガンダムが登場したと思ったらEDという出し惜しみもワクワクだけど散々やってきた手法だしねｗ）

「掴みはOKではないかな？」・・・というのが、初回を見た一番目の感想。（ツッコみが入るのは、次回以降だねｗ）
そうそう、音楽が川井憲次だった。「精霊の守り人」での音楽と雰囲気的に被ってるけどいい感じだった。

追記：ガンダムだし、てっきり1年（4クール）かと思いきや2クールなんですね。（知らなかった）　ならば尚更テンポ良くして、謎が謎のまま残らないよう（ギアスのようなことにならないように）お願いしたいですね～