「パーフェクト・ストレンジャー」みた。

『ラスト７分１１秒---あなた騙される』
・・の予告に騙されたかなぁ（＾＾；）
風邪を引いて、モヤモヤした頭で観ていても、まるで騙されなかった私。もしかして、頭が冴えてないから余計なことを考えずに済んだのかな？
（以下、核心を突くネタには触れません。）

パーフェクト・ストレンジャー（＝完全なる別人）は誰か？・・・ということなのだけど、もう冒頭からしてヒント出しまくり。ミステリー仕立てな割には、かなり親切なつくり。確かにどいつもこいつもアヤシ気には違いないのだけど決定的過ぎるんじゃないかしら？どう考えても、１人だけ妙に曖昧。そこが印象深く残ってしまった為、次々に登場する新事実にも惑わされること無く、それどころか、自然と頭の中で逆辻褄合わせまで出来てしまった。（やっぱり冴えてないからかな？ｗ）
要は、ストレートな作品ってことだね。
ハル･ベリーもブルース・ウィリスも好きだし、ご出演の皆さんは演技派だから面白くないことはないけれど、あまりにも私の思ったとおりに話が進行していくのでドキドキ感がまるで得られずちょっと物足りなかった。
それでも「ラスト７分」のフレーズに、ダイドンデン返しを期待していたが、「そろそろお終いでは？」と思ったところに思ったとおりの展開が・・・ダメだこりゃ（＾＾；；；　
「罪は決して消えない。許されない。」、の言葉通りのラストカットにはゾクッとしたけれど、これですら想定内。で、繰り返すのね？という苦笑いが込み上がるだけとなった。

総評：★★★☆☆+　　好き度：★★★☆☆+　　オススメ度：★★★☆☆+

冴えてないばかりに冴えすぎた。”泣き”の作品を見たら、鼻づまりで窒息するだろうと、コチラを選択したけれど違う意味で失敗しちゃったなーという感じだな。