« 高校野球がらみで色々・・・『おお振り』バンザイ! | トップページ | 「天然コケッコー」みた。 »

2007/08/18

「精霊の守り人」~第20話:狩穴へ

いよいよ全員いい人のはじまりだぁ(笑)
トウミ村に乗り込み、一方的にチャグム引渡し要求をするシュガ・狩人一行。「話を付けようじゃないか」と名乗り出たのはトロガイ師だった。さすがにトロガイ師の登場となれば話し合いも穏やかに進む。実際、トロガイ師の話は、真実半分ハッタリ半分ではあったが、言うなれば貫禄勝ち(笑)。簡単にいえば、「こんなところで油を売っている暇があるなら、とっとと碑文を解読しな。それがチャグムを救う為に今できる唯一の事だよ、ぼんくらめ!」と追っ払いに成功。本当は”卵喰い”ほか”春の宴の地”など、判っていないことばかり。碑文の存在を知り、それを紐解くことでチャグムを救う手立てを発見できるかも知れないとシュガに期待していることもあるだろうね。シュガも宮に戻り、サグムの死に打ちひしがれているガカイを促し、本格的に碑文に取り組む決意を固めた。
それぞれがそれぞれの持ち場に戻る。すべき事をする。チャグムも元気こそないものの、黙ってバルサと行動を共にし、狩穴へと赴く。自然の洞窟にトロガイ師とタンダで手を入れ、人が住めるように整えた秘密の隠れ家。かつて、バルサとジグロも利用していた隠れ家だ。自然豊かな地。当然自給自足で冬になれば雪で閉ざされる地。冬篭り用に早速保存食の準備で川で魚を漁り、山では獣を狩る。燻製にするようだ。チャグムを連れて猟をし、肉を裁くバルサ、干し柿を括るタンダ。。。相変わらずの役割分担(笑)
口数が少なく笑顔の消えたチャグムを心配しながらも、払拭するもしないもそれができるのはチャグム本人だけ。誰もが見守ることだけに徹する。そんな彼らの思いやりをチャグムも分ってるはず。いずれ、時が来れば・・・だね。

話は戻って、チャグムを連れてトウミ村へ帰還したときの、引きのカメラ目線でBGMのみ、セリフが全くない長いやり取りが抜群だった。遠目でありながらほんの少しの動きで今、何を話して何をしているのかが手に取るようにわかる。上手い!村を旅立つ時も同じく村人は行動で気持ちを語る。なまじセリフがないだけに、そのまま心に響いてくるかのよう。見事だ。
紅葉でにぎわう山並み、高い秋の空と雲。季節の移ろいがひと目で分る。霜柱なんか芸が細かい!(最近、霜柱が立つことも、場所もないし、もう何十年も踏んでないや)

チャグムのあかぎれた手に薬を塗ってあげるバルサ。「私もジグロに塗ってもらったのだよ」と言うバルサ。バルサの育ての親で命の恩人、それがジグロ。ジグロの話を聴きたがるチャグム。
次回、「ジグロ・ムサ」。バルサの過去、生い立ちが明かされる。

| |

« 高校野球がらみで色々・・・『おお振り』バンザイ! | トップページ | 「天然コケッコー」みた。 »

コメント

>全員いい人のはじまりだぁ(笑)
座布団5枚(・・)/。

>引きのカメラ目線でBGMのみ、セリフが全くない長いやり取りが抜群だった。

これはいい演出でしたね。
会話劇の後ろにあえてこういったシーンでつなぐことで
余韻を持たせる。

さあっ!来週はタオルを持ってTVの前です(笑)。

投稿: shamon | 2007/08/18 19:21

■shamonさん、こんばんは♪
TBの調子がイマイチみたいですね>ココログ同士

座布団ありがとうございます(^^)

設定・説明をセリフに詰め込む手法が得意な神山監督が、まったく逆の演出をするところが感動的でした。一歩間違うと静止画にも見えかねない大胆な手法、見事でしたね。なんだか泣けちゃいました。

来週は切なそうですねー。
毎週毎週土曜日はカツカツのスケジュールで10時には出かけるというのに、目が腫れたら困るなぁ(^^;)

投稿: たいむ(管理人) | 2007/08/18 21:59

まいどです。

>TBの調子がイマイチみたいですね>ココログ同士
たいむさんと私のはダメみたい。
BPさん(究極映像研究所)とは問題ないんだけど^^;。

>なんだか泣けちゃいました。
どういう会話かってのがわかるんですよね。だから泣ける。

>来週は切なそうですねー。
監督がお気に入りのジグロを
思い入れたっぷりに描いてくれるでしょう^^。
雰囲気的にバルサのモノローグで綴られるでしょうから、
麻吹さんには長ゼリフの洗礼かな?
観た後は保冷剤をタオルに包んで目を冷やしてください(笑)。

投稿: shamon | 2007/08/19 09:25

■shamonさん、こんにちは♪
毎回TBが出来ないわけでもないから、何かがブロックワードで引っかかっているのだろうけどそれが分らないんですよね。(個人的には設定してないし)

>監督がお気に入りのジグロ
そうでしたね。
「闇」は読んでないし読むつもりもないけれど、おそらく思い入れは感じられるだろうと期待してます。

投稿: たいむ(管理人) | 2007/08/19 11:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「精霊の守り人」~第20話:狩穴へ:

» 精霊の守り人 第20話「狩り穴へ」 [よう来なさった!]
「うるさい小僧どもが、何をギャーギャー喚いているんだい!」 そう言い登場したトロガイは、迫力貫禄ともに十分! 流石精霊の守り人で1番、謎で摩訶不思議な生き物w 狩人のハッタリなんて気にせず、逆にハッタリで追い返すのだから 役者としてはトロガイの方が、一....... [続きを読む]

受信: 2007/08/18 12:03

» 精霊の守り人 第20話 狩り穴 [Happy☆Lucky]
第20話 狩り穴 [続きを読む]

受信: 2007/08/18 14:23

» 精霊の守り人 #20『狩り穴へ』 [シチュー鍋の中の混沌]
ふおおお! 次回予告でテンションぶっとび!(笑) ジグロだ! チビバルサだー! 予告の声が「俺は何故、〈王の槍〉を捨てたのか」って言うた! ナレーターはやっぱりジグロの人だったよ。すでに号泣する準備は出来ています(爽) 精霊の守り人 3GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M)麻生我等(俳優)神山健治(監督)発売日:2007-08-24おすすめ度:Amazy今回を一言で言えば…適材適所?(笑) トロガイとシュガ、シュガとガカイを見て、ふとそんな単語が降りてきた今回(=w=... [続きを読む]

受信: 2007/08/18 18:52

» 精霊の守り人 ♯20 狩穴へ [鳥飛兎走]
トロガイ(゚Д゚)ドルア!VSシュガ(゚Д゚)ガー!! 開戦っっぶっちゃけ、この2人の戦いよりもさばさばした反応なタンダが好きやっぱりこの人、バルサ姐さんとつきあってきただけあるな。シュガの事を思い出しても、改めてしゃべってみても・・・「そんなことより、...... [続きを読む]

受信: 2007/08/19 00:10

» 精霊の守り人 第20話 [ACGギリギリ雑記]
『狩穴へ』 なんていい背景、イイ生脚w タイトル通り、トウミ村から狩穴へ舞台が移るお話。 この「狩穴」という言葉が初めて出たとき、狩をするための武装がゴロゴロしてる、 武器庫のような洞窟をイメージしてました... [続きを読む]

受信: 2007/08/19 23:11

» 精霊の守り人 第20話 [落とし穴には気をつけろ!]
久々のレビュー、第20話は「狩穴へ」。 おおっと、やっぱりシュガはいい人キャラだったようですね。トロガイ師の話を素直に受け入れて、自分なりに解決方法を探ろうととりあえず身を引くことに。やれやれ、まずよかった とりあえずバルサが命を狙われる心配はなくなるし。 トロガイ師は、本当は何一つ分かってないのに、自分たちの方が優位に立っていると認めさせて、しかも協力するよう仕向けたって訳でしょ?こういう百戦錬磨な感じ、好きだなあ 年の功っていうか。 里で暮らしていた時のチャグムの明るさが早く戻るといいな。... [続きを読む]

受信: 2007/08/20 22:43

» 精霊の守り人#20「狩穴へ」 [Sweetパラダイス]
シュガ様と狩人たちがトウミ村にやって来た。彼らの前に現れたトロガイ師は彼らに精霊の守り人としての宿命を負ったチャグムのこと【卵喰い】ラルンガのことをすべて説明する。狩穴へLet’s Go!さあまずは冬篭りの準備からバルサ姐さんと魚採り行くチャグム。バル...... [続きを読む]

受信: 2007/08/21 21:39

» 精霊の守り人 第20話「狩穴へ」 [バラックあにめ日記]
魚の、そして自分の三倍はあろうかという鹿の腹を割き、その命を喰らう準備をする一行。 それはチャグムの腹を割き卵を喰らうラルンガと、どう違うのだろうか。 …いや、それとも何も違わないのだろうか。 トロガイはバルサのしごきに耐えて逞しくなって来た、と言って..... [続きを読む]

受信: 2007/08/22 09:58

» レビュー・評価:精霊の守り人/第20話「狩穴へ」 [ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン]
品質評価 24 / 萌え評価 29 / 燃え評価 9 / ギャグ評価 12 / シリアス評価 20 / お色気評価 0 / 総合評価 17レビュー数 54 件 第20話「狩穴へ」のレビューです。 [続きを読む]

受信: 2007/09/05 15:17

« 高校野球がらみで色々・・・『おお振り』バンザイ! | トップページ | 「天然コケッコー」みた。 »