「のだめカンタービレ」18巻
のだめに相談もなく引越しを決めた千秋であり、ちゃんと話す前に立ち聞きしてしまったのだめは放心。久々に”のだめギレ”。・・というか、千秋と”会わなかった”ことは確信犯であったらしく”嘆き”に近いかな?大泣きだし。しょげてるのだめに対して、千秋も有耶無耶にすることなく本心(家族との思い出の残るこのアパルトマンに居ることの辛さ)を告白することで一応円満解決とはなるのだが、環境をかえることが吉と出るか凶と出るかはもう少し先の話になりそうだ。
18巻の目玉は”マダム・征子”の登場!だね。引越しを言い出した息子、というよりは、真一とのだめとの仲が気になって来ちゃった、という感じ。
「離れてても大丈夫とか甘いわよ。あの子はあなたの天使なのだから!手放さないほうがいいわよ!(じゃあね、バカ息子)」 捨て台詞も素敵です♪ (天使はともかくw)
長田さんが「やっぱり雅之に似てるよなー」とか征子ママが不安になるような余計な事を言っちゃうからでもあるんけど。たぶん。そうそう、異色の作曲家の卵、ヤドヴィが初登場。
18巻中盤からは悩めるRuiの話。アヤシゲな雲行きを感じさせる展開に「お願いだからそれだけはやめてぇ~」と祈りを捧げたくなった私。まだ何がどうということではないし、千秋だし、とは思う。思うけど・・・なんかちょっと嫌な予感。
2人の心が離れたわけでもないのに、(悪意の有無に変わらず)外的(他者)要因によってすれ違いや勘違いが起こり始め、誤解を解消できないまま「なんでこうなるんだっ。」というドツボに嵌っていく安直な恋愛物語が大嫌いだ。綺麗事だとは思うけど、これまでのように悪人がいなくって、収まるべきものはずっと収まり続けていて、音楽で成長して成功していくという、どこまでも安心して読める作風が好き。
頑張って成功させたのだめの初サロン・コンサート。千秋の不在に対するのだめの強がり。・・・切ない。
この千秋の選択が大波乱を巻き起こさなければいいのだけど・・・(泣)
19巻。楽しみだけど、覚悟して読まなくちゃかなぁ?(><)
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コメント
「楽しい?」って言われて顔を背けたのだめが切なかったです。プロに徹しようと平常心で頑張って、でも終わってみると空しくて。
あんなに張り切ってたのに。。。やっぱ、肝心なときには大事な人に傍にいてもらいたいですよね。千秋のヤツめ~(怒)
投稿: アビ | 2007/06/14 23:06
■アビさん、こんばんは♪
>千秋のヤツめ~(怒)
ですよね、ですよね!!
どうしちゃったんだよ、千秋ぃ~~!
のだめはヘンタイで、ヨーダ先生の指摘のとおりコロコロ変わる気分屋な性格が災いしているのはわかるのだけど、今回は間違いなく真剣に取り組んだはじめての発表会だったわけで・・・(泣)
落胆したのだめにかける言葉はあるのでしょうか?
ヴィエラ先生のトコで浮かれてそうな千秋。シュトレーゼマンもあんなだし、いったいどうなっちゃうんだろう?
投稿: たいむ(管理人) | 2007/06/14 23:26