「精霊の守り人」~第12話:夏至祭
マキ割りに茶碗洗い。近所の子供たちとも打ち解け、すっかり平民の子どもが板についてきたチャグム。田んぼの苗もすっかり成長し、一面の青田となったヨゴでは”夏至祭”の準備に賑わっている。
一般的に農耕民族は”夏祭り”と”収穫祭”を催すところが多いけれど、何故春(春分)ではなく夏(夏至)なのか、平地に暮らしてその理由を即座に察するチャグムの賢さったらないね。
祭りには他国の民族も集まってくる。祭り会場である”社”で出会った異国の子供に”ヨゴの帝”をバカにされ、チャグムはプライドをかけた勝負を申し出る。
大きな体と武術を身につけたロタの子と、知恵はあれど虚弱なチャグムでは結果は歴然。それとなくバルサに勝つ為のコツを訊ねるチャグムだが、バルサからは「祭りには行けない(行ってはいけない)」と言われてしまう。自分とバルサの置かれた立場を理解するチャグムであり頷くしかなかったが、帝(父親)に対する侮辱を撤回されられないこと、約束を守れないことがチャグムの気持ちを沈ませる。
と言っても、ここで諦めるチャグムではなく、水車の仕組みやマキ割りからバルサの言うコツを閃かせた瞬間、会場へと駆けつけてしまう。
小さな力を大きな力へと変換する、しかも相手の力を利用して。やはり賢い子にしかわからないだろうなぁ。今回のチャグム作戦はやや卑怯ではあるけれど反則ではない。まぁ、勝ちは勝ちか(^^;) けれど今度はロタの子が、まさかの事態に納得できない。子供のケンカに親が登場するのはいかがなものかと思うが、バルサまでもが登場し、久々”強さ”を披露。
「この村に、俺より強い男はいない。」
と豪語していた大男を投げ飛ばすバルサ。強い”女”は居りました!
チャグムの賢さにほくそ笑み、バルサの強さに爽快になりつつも、結果的にその”理由”からチャグムの暴走を見守ったバルサではあったけれど、最初に”約束”を破らせようとしたのは当のバルサであり、珍しくちょっと突っ込みたい話だったかもしれない。
姿を晒しただけでなく、目立ってしまったバルサ(こちらも理屈ではなく、負けず嫌いな性格が災いしたのだろうけど)。バルサが男を投げ飛ばした瞬間に身を起こした黒髪で赤い服の男から、この先の不穏な気配がバレバレで単純。初めから”旅立ち”への布石であった夏至祭りのエピソードだとしてもちょっとなーってね。「夜にヘビ?」とかも。
次回「人でなく虎でなく」 ・・いったいバルサにどんな変化が?
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コメント
バルサ姐さんって、かなり大胆なところがありますよね。タンダとチャグムと3人で外食してる時に「バルサ」の噂話をわざとしてみたり。
今回、ロタ人の親父をやっつけたのも、そういう大胆さからということなんでしょうか。「大胆」はいいけど、「軽率」はバルサに似合わない気もするんだけど。
たいむさんの言うように、次の展開へ繋ぐためのお話だったのかな。登場人物の行動に納得いかないのって、このアニメでは珍しいですね。
投稿: アビ | 2007/06/25 22:32
■アビさん、こんばんは♪
ここはまだまだオリジナルです。
全26話中半分がオリジナルですし。晩秋から冬で原作に戻る、そんな感じですね。
バルサの大胆さはわからなくはないのですが、おっしゃるとおり「軽率」と「大胆」の履き違えを感じちゃいますよね、今回は特に。
チャグムは卵を抱えているわけで、タイムリミットは春。というところまでは既に明かされていますから、ずっとあの場所にいられないのは誰もがわかっていることとは思いますが、(今はトロガイ待ちだし)それにしてもわざとらしさがプンプン。
ほんと珍しいことですよ。しかも脚本が櫻井さんだというのに。
児童書の限界か?とも思えますが、それすらも覆してくれるようなドンデンが控えていると信じたいところです。
そうそう、木曜のアニメ夜話には監督がゲスト出演されるとのことで、これは楽しみにしています。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/06/25 22:56
おはようございます。たいむさん。
実はこの「夏至祭」私も見ました~♪ やっと見れました。リアルタイム視聴で…。
土曜の朝一番で見るには、濃い番組ですよね。でも、面白かったです。
>最初に”約束”を破らせようとしたのは当のバルサであり、珍しくちょっと突っ込みたい話だったかもしれない。
そうなんだ~。ミーティングの鬼監督な神山監督にしては、珍しい作品だったんですね。
でも、私みたいに初めてに近い状態で見る人にとっては、バルサさんの爽快な強さが見れて、ちと嬉しかったです(笑)
今週のも見れるかな?
ううん、見れるよう努力します!
なにやら血なまぐさい予感もしますが…(笑)
ではでは(^_^)/~
投稿: 農家の嫁 | 2007/06/30 07:18
■農家のお嫁さん、こんばんは♪
>突っ込みたい
んー、コレは私の感想なので一般的にはどーかな?
私としては、児童文学の限界を感じてしまったというか、大人な見方からの感想なので深読みしずぎといえばしすぎかな?とも思うけれど。
原作に根っからの悪人が居ないことも、オリジナルを作る上での制限になっているようにも思うし・・・。
やはり、攻殻のようにはいかないなーというのが正直なところです。
お嫁さん、ここのところずっとバタバタしていらっしゃるし、無理しないようにね!
投稿: たいむ(管理人) | 2007/06/30 20:15