「俺は、君のためにこそ死ににいく」みた。
真実の物語だと言う。
けれど、リアリティが感じられないのは何故だろうか?
なんだかとっても明るい隊員たち。
実際、この物語に登場する隊員達はとても若いのだから、馬鹿騒ぎして盛り上がる年頃なのかもしれないのだけれど。。。
(以下、若干ネタに触れているのかな?)
真実の目撃者である島濱トメさんの視点で描かれた作品。
特攻基地の近くで軍の”指定食堂”を営み、次々に店に訪れては出撃となれば二度と戻らない若者たちと交流し続ける。分け隔てのない愛で彼らを包み込み、彼らの最後の願いと想いを受け止め続けたトメさんだった。
どうしたって引き止めることが出来ないことを知っているから、自分のできる精一杯でもてなし、笑顔で送り出すことの繰り返し。笑顔の裏ではどれほど悲しみを堪えていたことか。決して特攻を正当化して隊員を神として扱っていたわけではない。とにかく「愛するものを守りたい」という彼らの気持ちを尊重していたのだと思った。
戦後、世間での特攻隊員の扱いに憤り、涙するトメさんの姿が特に印象的だった。
・・と、岸惠子が素晴らしく、トメさんにはそこそこ感情移入してしまうのだけど、肝心の若者たちにはイマイチ「守りたい」という強い信念を感じることが出来ず終い。(板東・中西以外の真意は定かでないからか?) 様々なパターンでの無念の最期と生還が描かれていたが、あまりにあっけない。
”特攻”は、「志願」とは建前であり、既に「命令」なのだと最初に明かされていた。状況の悪化は、”特攻”の意味すらすり替わっていく。ならば、本当に志願したもの以外に「強い信念」など有りようもないか・・・。
生還した中西も、『男たちの大和』での神尾の苦悩に比べれば実に簡単な描かれかた。坂東のその後もただ報告でしかなかった。
トメさんの大いなる愛は素晴らしいのだけど、全体的には焦点が絞りきれていないために薄っぺらになってしまっていたように思う。なんだか勿体ない。
俳優陣がとにかく豪華だったなぁ(石原効果か?) でもどの役もどの役も著名な方々ばかりでちょっと大味だったかな。
総評:★★★☆☆+ 好き度:★★★☆☆ オススメ度:★★★☆☆
来る日も来る日も我が身を犠牲にする隊員を見送り続けたトメさん。・・・と書いていたらトメさんがメーテルに思えてきた(おぃおぃ・・^^;)
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物語の始まりは昭和19年秋。
本作は、特攻の母こと鳥濱トメさんの視点から、若き特攻隊員達の真実のエピソードを描いた、戦争群像劇です(公式サイトより)。
賛否両論あるみたいですが、個人的には結構好きな作品でした。戦争物だからか、見ていて辛いんですけどね。悪くなかったように思いました。
ただ、場面場面ががぶつ切りみたいな感じで、感動の余韻... [続きを読む]
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特攻隊員から
母のように慕われた
鳥濱トメさん。
彼女に聞かせてもらった
隊員たちの真実の声。
苛酷な時代を生きた、
美しい日本人の姿を
残しておきたい。
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愛する人を、....... [続きを読む]
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監督 新城卓
出演 岸惠子 徳重聡 窪塚洋介 筒井道隆 多部未華子 前川泰之
評価 4点(10点満点)
会場 お台場シネマメディアージュ スクリーン3
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****************************
太平洋戦争末期の1944年秋、連合軍の圧倒的な戦力を前に敗戦に次ぐ敗戦を喫した日本軍は、戦闘機に爆弾を搭載して敵艦に体当たりする特別攻撃隊、所謂「特攻隊」の編成を決める。「国の未来を背負って立つ若者達に対し、国体護持の為に死ね!」と軍部が命令を下したのだ。
特攻隊の基地が置かれた鹿児島県の知覧町で軍の指定食堂「富屋食堂」を営む鳥濱トメ(岸惠子さん)は、家族と遠く離れて出撃を待つ若者達が母親と慕う存在だった。出撃すれば二度と帰らない彼等を引き... [続きを読む]
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今日は映画1000円の日だし、どうせ早引きしなくてはいけないんだから、学校サボって映画行っちゃう?先生には内緒ね・・・・・・... [続きを読む]
受信: 2007/06/06 15:25
コメント
ご覧になったのですね? うーん。これ、パスしようと思ってたのに。
たいむさんの記事を読んだら、観ておこうかな、という気持ちになってしまいましたよ。(^^;) そうか、メーテル…なるほろ~。。。
投稿: あかん隊 | 2007/05/13 02:16
たいむさん、こんにちは。
これって確か窪塚くんが井筒監督に
「文句や批判なら観てから言えyo!」といっていた作品ですね。
私も観てなくて、「これはパスかな」と思っているのですが、
実際、井筒監督を納得させる出来になっていたのでしょうかね。
たいむさんのレビューを見る限りでは、石原逆効果か、
若い俳優たちが力を発揮できていない気もしなくはない。。。
少なくとも“戦争賛美”ではなのだけは確かなようですね。
メーテル・トメさんは気になります。
投稿: GAKU | 2007/05/13 09:19
■あかん隊さん、こんにちは♪
私もパスる予定だったのだけだけど、試写会に行った職場の友達から、「良かった」と連呼されてしまったら行かざる得ない状態でした。
岸さんを絶賛していますが、市川×石坂の金田一シリーズで常連出演されている岸さんを見たばかりでもあり、ちょっと贔屓目かな?(笑)
EDにご本人と隊員たちの写真が次々に流れるのですけど、トメさんはもう少し恰幅がよい方のようでしたが、当時はとてもお綺麗な方で、石原氏が押した理由もわかるような気がします。
とはいえ・・お得意のTVスペシャルで十分かな?という作品ではないかしらね??盆あたりに(笑)
■GAKUさん、こんにちは♪
言い訳は↑のとおり(おいっw)
その窪塚君とその家族が良くわからないのですわ(^^;) 唯一小さい弟が一番まとも。
民間人には特攻隊員が「神」的な扱いをされていたという描写が随所にあり、トメさんの笑顔で見送りにしても、「戦争賛美」に見えてもおかしくない(勘違いされそう)な表現になっているのは確かです。批判されても「あれじゃあねぇ」かな?(^^;)
でも、本当にそうだったのかもしれないし、戦後の「犬死・特攻く崩れ」の言葉が事実としてあることを考えれば、まったく的はずれでもないと思えます。
ススメはしませんが、TV放送くらいは見ても良いのでは?
特攻は確かに迫力ありましたし。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/13 09:22
何時もお世話になっております。
たいむさまってこの手の映画パスするかと思ったのですが・・・
私は3本観たうちの1つなのでレビューはこれからですが、この作品って石原都知事が総指揮をしている作品なのでレビューが若干難しいんですよね。
中国問題も抱える方なので少し考えながらレビューしますけれどね。
井筒監督ね・・・来週ですよね。
同時期公開の映画だけに負けたくない意識があるんでしょうね。
投稿: PGM21 | 2007/05/13 09:55
■PGM21さん、こんばんは♪
岸惠子でなければ、行かなかったかも、です。
石原慎太郎うんぬんは、どうでもいいことですし。
>同時期公開の映画だけに負けたくない意識があるんでしょうね
どっちが?
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/13 18:36
昨夜は、「母の日」だったので(何の関係が?)映画を観に行きましたが、やっぱりこれは観なかった。(^^;) 別なの観て、散々泣いてきました。化粧していかなくて正解でした。(爆)
>どっちが
たいむさんのこのひと言(?)に感激! 爆笑中です。
投稿: あかん隊 | 2007/05/14 00:39
オイラは昨昨夜に『この胸いっぱいの愛を』を観たでし!
っか久久なりぃ~♪
その裏で『時をかける少女』をDVDに焼いてたりする作業をしながらwww
↑
まだ観てないけどwだってハルマキが寝てるんだもん!
そいやー『めぞん一刻』も観てなかったり・・・
英語表記すると『メゾンドワンギザ』
全くもって情緒0…
大東和戦争的映画がどーしても今風テイストが入るから、
空しさとか、切なさが130%減(当社比
第二次世界大戦も英語表記だと
『The World War II』とドコか大作映画の第二弾になってしまうw
聞こえてくるのは、
『誰かを助けろ!
ゾンビ化した奴等を殺せ!
そして、生き延びろ!
あなたには最後の日がありますか?』ジャーーーン♪
的なノリになりそうで^^;
ありゃ。。。。
『俺は、君のためにこそ死ににいく』は、オイラ達まだ未観なので、
ナンとも言えませんが、映倫が入って、ドチャリグチャリの世界はないんだーと思ったですわ!
普通の映画だと残酷シーン連発で、『あ~普通生活っていかに素晴らしい!』思ってしまうんだけどなぁ~
そーんな中、古代王者恐竜キングをパロって現代王者害虫キングのプロットを作ってみましたYOw
作ってて (;´Д`)ゲロゲロですけどww
よかったら見て見てください。
投稿: raira | 2007/05/14 11:54
■あかん隊さん、こんばんは♪
>「母の日」だったので(何の関係が?)
いや、ありそうですね。「母の日」に合わせてのか公開だったのかと今更気がつきました(眉山も)
・・・あかん隊さんが、映画に行くこととは無関係だけどw
一言に大ウケしていただいて、私もちょっと。。(カナリ?)嬉しかったりして(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/14 17:08
■rairaさん、おひさです♪
ぶっ飛んでるなぁ~(笑)
・・・の割には「この胸・・・」なんて殊勝に観てるしw
rairaさん好みの『ドチャリグチャリの世界』だとしたら、私には観れませんって(^^;)
>『あ~普通生活っていかに素晴らしい!』
これ、意外と皆さん気がついてないんですよね。この手の作品観たら(観なくても)せめてそのくらいは感じて欲しいものですわ。
>作ってて (;´Д`)ゲロゲロですけどww
>よかったら見て見てください。
本人もゲロゲロですかぁ??(大汗)
虫嫌いだしなぁ、ちょっと遠慮したいかも(爆)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/14 17:17
rairaさん好みの『ドチャリグチャリの世界』だとしたら、私には観れませんって(^^;)>
でしょうね!オイラもソコまで期待してないしぃ~
セラピー度0だもん!
いちお、笑える程度の勢いですます!
丁寧に書いてはいませんけどw
オイラテイストスパーク!な技でwww
本編ヲ観てからパロを鑑賞してNe☆!
投稿: raira | 2007/05/14 20:48
■rairaさん、再びどーも♪
実は、ものすごーくアナログな通信回線を使っている私なので、rairaさんとこって重くって開かないんですよ。(夕方に一度行ってみたのだけど)
時間をかければなんとか・・・かも知れないでの、もっかいチャレンジしてみますねー。(ダメだったらゴメンなさーい)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/14 20:57
たいむさん、こんばんは。
トメさんには本当に脱帽しました。
あの時代に「明日は出撃する彼らに、門限とか検閲とか何が関係あるのか?」と憲兵に凄む姿は素敵でした。
>”特攻”は、「志願」とは建前であり、既に「命令」なのだと
そうなんですよね、彼らには選択の余地はなく彼らもその事を気づいていて切ないですね。
>全体的には焦点が絞りきれていないために薄っぺらになってしまっていたように思う。なんだか勿体ない。
確かにそれはありましたね。もう少し的を絞ればもっと素敵な映画になりましたね。
投稿: Hitomi | 2007/05/14 20:58
■Hitomiさん、こんばんは♪
トメさんの捨て身の言動にはぐっときましたね。
明日死に行くものの最後の晩餐くらい・・・と憲兵にどこまでも食い下がる、スゴイ人ですよね、トメさんは。
>もう少し的を絞ればもっと素敵な映画になりましたね。
青年たちを語る部分も完全にトメさん視点と語りにして、”トメさんの作品”にしてしまったら素晴らしいものになったかも、なんて思ってました。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/14 21:08
たいむさん、ご無沙汰しています。
TBでまたお世話になります。
私はどうも石原都知事がちらついて、素直に見られませんでした。
トメさんはすばらしい方なのだから、トメさんだけに絞ったら、もっとよく特攻隊員が見えてくるように思えるのですが…
板東は何のために死にたかったんでしょうかね~
投稿: ノルウェーまだ~む | 2007/06/06 15:20
■ノルウェーまだ~むさん、こんばんは♪
私は石原知事は特別嫌いじゃないです。
おっしゃるとおり、トメさんに絞った作りだったら良かったのになーって私も思います。
気持ちよく送り出してはいたけれど、葛藤や苦悩なんかももう少し魅せて欲しかったし。
>板東は何のために死にたかったんでしょうかね~
世間が恐かったのでしょう、きっと。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/06/06 18:31