「精霊の守り人」~第5話:秘策、青い手
トロガイの探していた「卵」とは、”ニュンガ・ロ・イム”という”ナユグ”の水妖の卵であり、百年に一度、世代交代の為に産卵をする。その卵の宿主として選ばれたのがチャグムだったというわけだ。
百年に一度の大干ばつとの因果関係より”ニュンガ・ロ・イム”の産卵にまつわる伝説は、ヤクー(土着民)の間では細々と語り継がれているが、同時に”新ヨゴ皇国の聖祖の伝説”とすりかわって言い伝えられる部分もあり、真実の全容を知る者はもはや存在しない。唯一、”古代ヨゴ文字”で書かれた秘倉に保管される膨大な文書の数々。これこそが全ての謎を説くカギということだ。
その秘倉の入り口には拍手!”箱根寄木細工”のでっかい版(笑) 秘倉だし、このくらいは当然なのだけど、この発想がスゴイよね。
サブタイトルの「青い手」は、原作でも「どこにあったけ?」というくらいのモノ。
正に「秘策」だ(笑)
オリジナルな部分でもあり、眼帯の男(着流し)をバルサの男気?で丸め込んじゃったり、タンダを「水臭いぞバルサ」と怒らせちゃったりと芸も細かい。
トロガイに”ニュンガ・ロ・チャガ”すなわち<精霊の守り人>と言われ、戸惑うばかりのチャグム。
トロガイに覚悟を質され、真っ直ぐな視線で「何とかして見せよう」と答えるバルサ。
彼らの戦いは始まったばかりだ。
今回のどこでもないものは、ランタンのようなもの。秘倉に”火”はだめだよね?と思ったけど、アレならバッチリだね。(石版だからまさかの時でも大丈夫だろうけど)しかし・・電源は何?(笑)
次回、「青霧に死す」。谷底に落ちるのは・・だれ?穏やかじゃないね。
前回のラスト、「タマゴ~っ!」のトロガイに気を取られていたけれど、何気にトーヤが箸で掴んでいるのが”ゆで卵”であり、「タマゴ~っ!」にビックリしてタマゴをポロリしてたなんてね。こんな小細工が仕込んであったとはっ、見落としていたぜっ(^^)
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コメント
初めまして。
コメントお邪魔します。
今回の話しに出てきた「青い手」は守り人の第3弾、「夢の守り人」の中で「人身売買組織の青い手」という単語で語られるだけの、物語そのものに何も関わってないので、原作を読んでいても忘れてしまうほどの描写しかない組織の事ですね。
バルサが2話でやった小指の「沈黙の誓い」にしてもそうですが、原作の全部のシリーズを隅々まで読み取り、些細な描写すらアニメに盛り込んでくる構成には唸ってしまいますね。
1話の冒頭からナージの歌を歌わせてみたり、ジンの描写のミスリードの仕方など、上手いなと常々思っています。
これからいよいよオリジナル展開。
原作ファンとして、神山監督がどこまで魅せてくれるかと言う事を楽しみにしています。
投稿: こまつ | 2007/05/05 10:20
■こまつさん、はじめまして♪
コメントありがとうございます。
原作ファンなのですね。補足感謝です!
私は、神山監督好きなので、原作はアニメの為に読んだ程度・・(スミマセン、、/^^;)
トーヤ(と言うよりはサヤ?)を襲い、バルサが助けたエピソードのなかには「青い手」は出てきませんよね。
でも眼帯の男が「ガイ」なのかな?と想像してみたりしましたw
言葉で説明仕切れない部分も、絵や動作で盛り込んでしまう手腕。どこにも隙がありません。こんなの神山監督でしかできないですよ、きっと。
オリジナルでどこまで膨らませて、どのように原作にクロスさせ着地するのか、ここからの数話がとても楽しみですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/05 14:18
こんばんは^^。
>見落としていたぜっ(^^)
録画見直しとこ(笑)。
投稿: shamon | 2007/05/08 21:02
■shamonさん、こんばんは♪
どーぞ、見直してみてくださいませ(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2007/05/08 21:45