「ブラッド・ダイヤモンド」みた。
”ブラッド・ダイヤモンド”とは、”ピジョンブラッド”のような希少性の高い”ルビー”のようなものではなく、ダイヤモンドの原石という、地球資源の利権を争う一部の人間の横暴と紛争によって流された無数の罪無き人々の血にちなんで例えられた、まさしく”血塗られたダイヤモンド”という意味である。
ドキュメント?というほど生々しく、決してドキュメントであってはならないと思った。
(以下、若干ネタに触れています)
冒頭の穏やかな父子の会話が、何分も起たないうちに急展開。”RUF”という反政府組織による、目を覆いたくなるような惨劇が始まる。無差別に殺戮のかぎりが尽くされ、わずかな時間で村一つが消える。生き残った者は捕らえられ容赦なく手足を切断される。使えそうな男はダイヤモンドの採掘場へと移送され、奴隷のように働かされる。男の子は隔離され、強制的に兵士としての訓練と洗脳を施される。”RUF”はそのような行ないを「お前たちのため、国を守るため」と手前勝手な解釈を押し付け正当化する。
物語は、家族を逃がす為に自らを盾として”RUF”に捕らえられたソロモンが、採掘場で巨大な”ピンクダイヤモンド”の原石を発見し、軍の襲撃に乗じて隠したことが発端となり、ダイヤの密売を請け負っているアーチャー、ダイヤ密売の裏に隠された真実を追い求めるジャーナリストのマディー、そして家族との平和な生活を望むソロモンがめぐり合うことになる。
ダイヤには、三者三様それぞれに異なる思惑があった。が、繰り返される狂気と混沌の中を生き延び、共に行動していくことで友情とも愛情とも付かない何かが生まれる。
元少年兵を連れ戻し更生施設を営んでいる男は「人間は善人になれるだろうか?」とアーチャーに問うた。それに対してアーチャーは、「人間は、ただ人間だ」と答えた。その答えに「そうだ、人間のすべては”行動”で決まる」と男は付け加えた。
では、人の行動を変えるものは何か?それは理屈に囚われることのない、ひとの心。そう私には思える。
そして、やがて他人の言葉に耳を傾け、思いやる心を持ち始めるアーチャーとなった。
見ているのが痛かった、辛かった、何度も目を伏せた。涙が溢れた。
何故?と問うまでも無く、答えはわかりきっているのだが、だからといって何ができるか?といえば、何もできない。何も変えられない。ダイヤモンドの不買を提唱したところで、「そもそもダイヤモンドなんて買えないしぃ。」とお茶を濁すのが関の山。切ない。それでも”TIA”と割り切ってはいけないと思う。
とにかく迫力在る映像と、迫真の俳優陣の演技が素晴らしい。時折、直視できずに顔を背けてしまう場面はあれど、話にどんどん引き込まれて目が離せなかった。
父子の最初の会話の「楽園」、赤い土、電話etc...(分りやすくはあったけど)伏線の回収が見事だった。
アーチャーとソロモンとマディーの努力と勇気が報われたラストが、最後のひと泣きとなった。
総評:★★★★☆++ 好き度:★★★★☆+ オススメ度:★★★★☆+
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なんでディパーテッドやないねん?
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» ブラッド・ダイヤモンド [映画と本と音楽にあふれた英語塾]
ブラッド・ダイヤモンド (出演 レオナルド・ディカプリオ)
原題: Blood Diamond (2006)
2007年4月7日 日本初公開
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/
新宿バルト9 スクリーン6 F-25
2007年4月19日(木)15時50分の回
ゴウ先生総合評価: A
画質(スコープ): A+
音質(SRD?): A+
英語学習用教材度: A-... [続きを読む]
受信: 2007/04/22 11:08
» 男レオ君!「ブラッド・ダイヤモンド」 [着物アロハ・茅kaya日記]
仕事のあとは映画です ヽ(^。^)ノ
?島屋の催事も終わって一段落!
まずは、レオ君。
(ハンニバルも早く見たい!)
内容はちょこっとネタバレです。
[続きを読む]
受信: 2007/04/26 07:38
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レオナルド・デイカプリオ 出演 4月7日~公開中 狂気と混乱が支配する内戦化の [続きを読む]
受信: 2007/04/26 19:40
» ブラッド・ダイヤモンド [まぁず、なにやってんだか]
映画の日の2本目は「ブラッド・ダイヤモンド」鑑賞です。
公開からだいぶ経ちますが、こちらも映画の日だけあって、半分以上の席が埋まっていました。
この映画のディカプリオ、かっこいいかも。
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ダイヤモンド採掘をめぐって、こんな血なまぐさいことがあったなんて、知りませんでした。RUFのやり... [続きを読む]
受信: 2007/05/03 00:05
» 《映画》 ブラッド・ダイヤモンド [古谷千秋の食い倒れ日記]
ユナイテッド・シネマ豊洲にて『ブラッド・ダイヤモンド』を鑑賞。内戦が続く1999年のアフリカ、シエラレオネを舞台に戦争の元凶と言われる「紛争ダイヤ」をテーマにしている。ここのところ、ホテル・ルワンダ、ナイロビの蜂、ルワンダの涙など、アフリカを舞台にした素晴らしい映画が多いが、この作品も例外ではなかった。... [続きを読む]
受信: 2007/05/04 15:38
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受信: 2007/05/07 23:31
コメント
たいむさん、こんにちは!
TB&コメントありがとうございました^^・
こちらのTBが不調のようです。すみません。。。
かなり見応えのある映画でしたね。紛争ダイヤを知りませんでしたし、激しい戦闘や少年兵の姿には、胸が締めつけられました。
レオの演技は良かったです。(一応レオ君ファン・照)
この演技なら主演男優賞を獲らせてあげたかったなぁ~と思いました。
投稿: 由香 | 2007/04/08 12:03
こんにちは♪
うえーん、またまたTBできなかったよ~~(泣)
映画ファンは今週はまずこの映画に足を運んでいることでしょうね。
アフリカに対する先進国の搾取をみると本当に辛くてたまらなくなります。
ダイヤ不買運動なんていう問題では済みませんよね。
ダイヤに限らずいろんな資源に先進国が一枚かんでいるんでしょうし・・・。
もうどうしていいのやらわからず、いつものごとく無力感です・・・。
投稿: ミチ | 2007/04/08 15:31
どうもここのところgooの方々のTBが反映されない現象が続いていて、寂しい限りですが、ココログ同士でもTBできなかったりするので、「いったいなんなのよ~」という感じです(><)
■由香さん、こんばんは♪
私も”紛争ダイヤモンド”などという存在しら知らず、安穏と婚約指輪を貰っていた時期のお話でした(汗)
どこか身につまされる思いも。。。
レオ様は子役の時が可愛くて好きでした。>シーバー家とかw
アイドル的なレオ様でしたが、新境地が開けたような素晴らしいものでしたね。
お若いですし、来年、再来年とまだまだチャンスはあります。
良い作品とめぐり合うとよいですね。
■ミチさん、こんばんは♪
やはりダメですか・・・映画ファンの方々ってgooの方は多いような気がしますし、なんだか寂しいなぁ。
>アフリカに対する先進国の搾取
象牙にゴムに石油に金、そしてダイヤ。
資源がなければないで、ナイルパーチのようなこともあるわけで、悲しくなってきますね。
資源がない日本だから敗戦しても、侵略されずにやってこれたのかしら?
同じく、アフリカ問題を知れば知るほど無力感が大きくなる私です。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/08 18:14
こんばんわ。
TB&コメントありがとうございました。
この作品の影響でダイヤを買わないとか、ダイヤそのものの輝きの価値自体が否定されるようなナンセンスな考えは持ちたくないなあと思いました。・・・まあ、ダイヤなど高すぎて買えないけれど(苦笑)。
ダイヤを買わなければ全てが解決するわけではないし、正規ルートで売られているダイヤの方が圧倒的多いわけだから・・・やはりダイヤモンドは永遠に幸せの象徴であってほしいと願いたいと思いました。
投稿: 睦月 | 2007/04/08 23:02
2時間半ほどの長い作品だったけど、緊張感途切れること無く観てしまいました。
目を覆いたくなるようなシーン、驚きの事実、そしてもちろん役者の演技・・・
どれも迫力・見応えいっぱいで、ちょっと辛かったりも。。。
ディカプリオはすごくよかったですね。
今後も社会派作品に挑んで欲しいです。
投稿: 未来 | 2007/04/08 23:36
■睦月さん、こんばんは♪
>ダイヤを買わなければ全てが解決するわけではない
そうですね、ダイヤには罪がないし、美しいものに惹かれる人のこころもまた同じですよね。
ただ、チョットばかり希少性が高いという悲劇。。。なのでしょうか。
ダイヤなんて身につけると逆にういてしまうし、さほど興味はないけれど、思い出のアイテムとして、幸せの象徴として永遠であって欲しいですね。
■未来さん、こんばんは♪
時間なんて全然感じませんでしたね。緊張のきっぱなし(笑)
アーチャーの結末はわかっていたけれど、それでもどーなるんだろう?という最後の最後まで目が離せませんでした。結構つらいハズなのですが。
ものすごい手応えのある作品でした。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/09 18:48
これは良い映画ですね。感心しました。「てらい」がない。
「見せつけられている」という感覚がないことが、素晴らしいです。
某リメイクでは「どうだ!」的印象が強くて、少なからず嫌悪感もあったのですが。(^^;) 監督の持ち味、人柄なのかも。今作でのディカプリオ氏、気に入りました。特別ファンではないけど、応援したいです。
物質的に恵まれ、平和をも享受している場所の対極には、必ず犠牲を強いられている人たちがいる、このことをいつも考えていなければいけないと思いました。人間、必要以上に欲しがっちゃいけないな、資源も知識も頭脳も、全てみんなが幸せに生きていけるように使わなくちゃ。
良い行動をしようとしても、状況次第でそう簡単には行かないことの事実として「少年兵に撃たれる」ということがあったように思います。「根元的な良心」を持ち、時には大胆に回り道をしても、己の信ずるところを貫く意思こそが大切なんだと感じました。
投稿: あかん隊 | 2007/04/09 20:18
■あかん隊さん、こんばんは♪
これまでも特別ディカプリオをどうこうとは思ってはいなかったけれど、この作品の存在感は素晴らしいものだったと思いました。
オスカー候補って言うのも頷けますよね。
何故、相対的に向上できないのか?
何故、奪い合うのか?
平等がよいとは思わないけれど、ちょっとずつでも譲り合えたなら、少しは違う結果になるのではないかと思うのですが。
根本的に、多種多様な思惑が入り混じった結果が今のアフリカで、それはもう何世紀も前からのことで、根深く、誰にも止められないし、止まらないし、止まる気もない、そんな悪循環のループで、まるで出口が見当たりません。人は変われるはずなのに、良い方向にはなかなか変わりません。
良い行動が必ずしも報われる保証がないということを知っているからかもしれません。
それでも「情けは人のためならず」
まず遣り遂げる、貫き通して始めてわかることかもしれません。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/09 23:53
たいむさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪
本作では採掘されるダイヤを巡って、凄惨で深刻なアフリカの問題を描いていましたが、『高価で限られた資源』という意味で括ると、こういった争いはなにもダイヤに限った事ではないような気がしますね。
同じ宝石類で言えばエメラルドやルビーもダイヤに並ぶ高価な宝石ですし、同様に採掘される場所があると思うので、そこの利権や取引などを巡って大なり小の争いが起こっていると思います。
限られた資源で醜い争いをするのはなんとも不毛ですね・・
投稿: メビウス | 2007/04/10 20:26
■メビウスさん、こんばんは♪
劇中にも登場しましたが、基調だけれど豊富な中東・中近東の”石油”などはアラブ諸国がキッチリ牛耳っていることもあり、この差は一体なんだろう?と思うのですよね。
一国として取引が出来るか否か。国を統べる良き指導者の有無が下々の現状に大きく関係があるように思います。(闇の部分を持つのも含めてのこと)
植民地時代があまりにも長く、生え抜きの指導者はもはやありえないのかもしれません。結局植民地時代と、なんら根底は変わっていないように思えてなりません。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/10 20:46
遅くなりました。
例によってTBが不調です。ごめんなさいー。
ちょっとエンタメ性が強いのが気になってますが、こういう問題提起は映画でどしどしやってほしいです。
でも私達が映画を見てる間にもどこかで内戦がおこってたり、血が流れているんですよね・・・。色んな事を考えながら見てました。
今回、レオはいい役をもらってますよね。彼の成長も勿論見られましたが、もっと彼の為にいい脚本を書ける人との出会いを期待してます。
やはりレオ以外の人物に視線が行ってしまう感じだと思ったのですが。
まあ、私も号泣してまして。笑
びびってたシーンもラストの映像で全部チャラです。ふふ
投稿: シャーロット | 2007/04/12 23:49
■シャーロットさん、こんばんは♪
エンタメ性が強ければそれだけ万人ウケするわけで、社会派を好まない方々も足を運ぶでしょう。それで何かを感じていただければもうけもの、と考えれば、OKではないでしょうかw
私らのようなものは、深く考え込んで、相変わらずドツボとなりるのでしょうが。
実は、レオ様の作品ってほとんど見てないんです。
タイタニックをTVで見た程度で、最近のディパーデッドまでまったく、といっていいほどに・・^^;)
特別嫌いということもないのだけど、なんとなく。
本当は比べようがないのでなんとも言えないのですけど、この作品のレオは素晴らしかったです。
今後の活躍を期待したいですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/13 16:50
たいむさん、こんにちは!
コメントありがとうございました。
最近こういったアフリカを題材とした作品を観る機会が、ホントに多くなりました。
目を覆いたくなるような悲惨な状況を目の当たりにして辛く感じることも多々ありますが、それでも知らなければならないことなんだと思います。
投稿: honu | 2007/04/16 06:06
■honuさん、こんばんは♪
>アフリカ
増えてますよね。
日本とは一番遠いというか、縁がないと感じていたのですが、めぐりめぐってそうとは言い切れない現実に言葉を失う、そんな感じです。
アフリカ=動物の王国・・・なんて幻想なんですよね、、、、
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/16 20:06
こんにちわ。
TB&コメントありがとうございました。
ダイヤに限らず金・石油・象牙、、なんでも同じなんですよね。
先進国が先進国であるためにどこかで犠牲を強いられる。
その中で一番弱い立場の子供たちの姿には、本当に、、心が痛みます。。
投稿: PINOKIO | 2007/04/18 10:19
■PINOKIOさん、こんばんは♪
いつもいつもとばっちりとしわ寄せは一番の弱者にいくのですよね、、、
知るだけで何も出来ないことに、毎度無力感を感じてしまいますね。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/18 19:40
こんにちは、TBお邪魔します
ダイヤがあるから、武器を買い戦闘が起こる。しかし欲のために、ダイヤを闇市場に流す死の商人がいるから、RUFに武器が流れる。そして平和で裕福な国の金持ちが、ダイヤをありがたがるからダイヤが高価になる。嫌な循環ですよね。J・コネリーファンとして観た映画でしたが、期待以上に優れた作品でした。それにデカプリオはいつの間にか逞しい体つきになっていたので驚きました。
投稿: ケント | 2007/04/22 17:21
■ケントさん、こんばんは♪
ジェニファーもいい女優さんですよね。私も好きですよ。
負の連鎖には毎回打ちのめされるのですが、アフリカの現状こうした作品がドンドン作られているし、世間に対して明るくなってきたことで、何か変化が起こってくれば・・・と僅かな望みを持っているこの頃です。
レオ様もお顔の割りにいい年ですから、そうじゃないとw
エンタメとしても社会派としても、良い作品でしたね。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/22 18:16
こんにちは。やっと観てきました。
映画の内容が重い割には、きちんと観る事ができるつくりでしたね。
冒頭からぐぐっと引き込まれました。
ラスト、不満も残りますが、ディカプリオの本領発揮かな?
映画を観たあと、もう一度観たくなって
ギルバートグレイプを観ました。
レオくんの成長に母親のように泣けました。
投稿: kayamariyon | 2007/04/26 07:45
■kayamariyonさん、こんばんは♪
お?ハンニバル?と思いきや、これでしたね(笑)
テーマはカナリ重いのですけど、エンタ性が強く出ていたことによって、後味は軽くなったように思います。
ホントぐいぐい引き込まれて、長時間がまったく気になりませんでしたものね。スゴイ作品ですよ。
レオ君は、私の中では「シーバー家」まで遡るんですよ(笑)
とにかく可愛かった。。
投稿: たいむ(管理人) | 2007/04/26 19:51